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筆 者: 濱 田 純 逸
●08月25日 月曜
朝早くからジムの歌が始まって、私も子供達も起こされてしまった。ものすごく高い音から低い音まで声をはり上げて歌っているので、めいわくというより、おかしくて笑いをこらえるのにせいいっぱいだった。キムが小声でストップと言って、あきれた顔をした時はもう笑ってしまった【注112】けど。子供達は朝起きた時、周りの人をおこさないようにじっとして、ジムやキャシーのおきてくるのを待っているのに、ちよっと立場がおかしいなあ。午後からサヨナラパーティーの練習。というよりおしゃべりが多かったけど。女子で歌うのは「森のクマさん」「つばさを下さい」に決まったようだけど、かんじんの練習の方はしていない。それなのに低音も入れるというのだからたまがるぜ。私も少し協力的にならなくちゃいけないな。みんなこのごろおみやげ【注113】のことばかり言っている。私は帰り道、日本人のやっている10セントストアーで、また二つばかり買うことができた。それが安いこと安いこと。Tシャツがニドルちょっと、パズルといっしょのねだんだった。パズルもおもちゃ屋さんでは十ドルはしたもの・・・。二つ買いたかったけど大きいから我慢することにした。ここでスージーさん、ミッシェルさん、スーザンさん【注114】ヘプレゼントを買ってリボンをかけてもらった。アメリカではタ方Good
nightということまで店長さんが教えてくれた。
注112 |
本当に愉快な家族の、愉快な朝を見せつけられる思いがする。 |
注113 |
帰国三日前というと、特にお土産のことで参加者達が頭を悩ませるころである。この日記中の至る所に見られたお土産買いの話題は、まだまだ続く。
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注114 |
ミッシェルさんはグループの世話役であり、スーザンさんは学校の先生である。 |
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登 場 人 物 |
中学二年生のホームステイ参加者/鹿児島県出身 |
田中みゆき |
ホストファーザー/ワシントン州シアトル市在住 |
ジム アレトン |
ホストマザー |
キャシー アレトン |
7歳の双子の姉 |
ラナ アレトン |
7歳の双子の妹 |
キム アレトン |
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