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筆 者: 濱 田 純 逸
●08月04日 月曜
初めての授業【注016】。英語だった(発音練習)。歌を歌ったり、自分の年齢、名前、学校名を言ったりして、なかなか楽しかった。学校へは、スージーさん【注017】が連れていってくれる。スージーさんの家の二人の男子は、なんと写真を七本もとり終わっていた。後半どうするんだろ。自分でも言っていたようだけど。六時からパーティー【注018】。ジーパンで行こうとしたら、ドレスに着がえなさいと言われて、それからおおいそがし。(アイロンがけがあったのだ)キャシーはリンゴのパイを作ってパーティーへ。自分で好きなおかしをつかみどり。たくさん食べすぎてしまった。ダンスは最高に楽しかった。外人の男の子からさそわれたけど、ことわっちゃって損したかな?とにかく楽しかったのだ。ジムが子供達とのギターのレッスンを見せてくれた。ラナがどうもうまくできなくて、何度も泣いてわめいて・・・。たいへんだった。キムはなかなかうまい。こんなこといっちゃわるいかな?
注016 |
参加者達のグループ活動は、午前中が三時間の授業、午後からは様々な活動が計画されている。この授業は英会話の授業ではなく、アメリカ人教師二人がテキストを使いながら、アメリカ人やアメリカ文化に関して英語で説明していくものである。すなわち、授業で学習したものが、帰宅後、家庭生活の会話の中で活かされたり、利用できたるフレーズであったりもする。また、授業の後には宿題が出され、宿題はホストファミリーの協力がなければ出来ないような内容になっている。つまり、私どもとすれば、宿題によって、ホストファミリーと過ごす時間を作為的につくり、交流を実践させ、ファミリーと共有する体験を得るための方法論でもある。 |
注017 |
先述したように、グループは約25名の参加者と一人の日本人教師によって構成されるが、さらに現地アメリカ人教師二人が、このグループを専属的に24時間体制でお世話するシステムになっている。スージーさんは、彼女のグループのアメリカ人教師のお母さんで、彼女のホストファミリーの近くに住んでいたらしく、いろいろと、面倒を見てくださったそうである。 |
注018 |
現地のホストファミリーや関係者がホストとなり、参加者達をもてなす歓迎パーティーである。グループ全員のホストファミリーや数多くの関係者と日本人参加者をあわせれば100名以上にもなる。みんなで食事をした後、自己紹介をしあったり、ゲームをしたり、歌を歌ったり、ダンスをしたり、パーティーが終わる頃には、参加者達も自分のホストファミリー以外の方々を知ることとなる。 |
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登 場 人 物 |
中学二年生のホームステイ参加者/鹿児島県出身 |
田中みゆき |
ホストファーザー/ワシントン州シアトル市在住 |
ジム アレトン |
ホストマザー |
キャシー アレトン |
7歳の双子の姉 |
ラナ アレトン |
7歳の双子の妹 |
キム アレトン |
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