アカデミックホームステイに参加したある中学生のホームステイ記録(日記)です。彼女がホームステイの中で、何を感じ、何を思い、何を考え、何を得たのか。

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■ はじめに 目次 登場人物
■ 01日目 07月31日
■ 02日目 08月01日
■ 03日目 08月02日
■ 04日目 08月03日
■ 05日目 08月04日
■ 06日目 08月05日
■ 07日目 08月06日
■ 08日目 08月07日
■ 09日目 08月08日
■ 10日目 08月09日
■ 11日目 08月10日
■ 12日目 08月11日
■ 13日目 08月12日
■ 14日目 08月13日
■ 15日目 08月14日
■ 16日目 08月15日
■ 17日目 08月16日
■ 18日目 08月17日
■ 19日目 08月18日
■ 20日目 08月19日
■ 21日目 08月20日
■ 22日目 08月21日
■ 23日目 08月22日
■ 24日目 08月23日
■ 25日目 08月24日
■ 26日目 08月25日
■ 27日目 08月26日
■ 28日目 08月27日
■ 29日目 08月28日
■ 30日目 08月29日

筆 者: 濱 田 純 逸

●08月04日 月曜

初めての授業【注016】。英語だった(発音練習)。歌を歌ったり、自分の年齢、名前、学校名を言ったりして、なかなか楽しかった。学校へは、スージーさん【注017】が連れていってくれる。スージーさんの家の二人の男子は、なんと写真を七本もとり終わっていた。後半どうするんだろ。自分でも言っていたようだけど。六時からパーティー【注018】。ジーパンで行こうとしたら、ドレスに着がえなさいと言われて、それからおおいそがし。(アイロンがけがあったのだ)キャシーはリンゴのパイを作ってパーティーへ。自分で好きなおかしをつかみどり。たくさん食べすぎてしまった。ダンスは最高に楽しかった。外人の男の子からさそわれたけど、ことわっちゃって損したかな?とにかく楽しかったのだ。ジムが子供達とのギターのレッスンを見せてくれた。ラナがどうもうまくできなくて、何度も泣いてわめいて・・・。たいへんだった。キムはなかなかうまい。こんなこといっちゃわるいかな?

注016
参加者達のグループ活動は、午前中が三時間の授業、午後からは様々な活動が計画されている。この授業は英会話の授業ではなく、アメリカ人教師二人がテキストを使いながら、アメリカ人やアメリカ文化に関して英語で説明していくものである。すなわち、授業で学習したものが、帰宅後、家庭生活の会話の中で活かされたり、利用できたるフレーズであったりもする。また、授業の後には宿題が出され、宿題はホストファミリーの協力がなければ出来ないような内容になっている。つまり、私どもとすれば、宿題によって、ホストファミリーと過ごす時間を作為的につくり、交流を実践させ、ファミリーと共有する体験を得るための方法論でもある。
注017
先述したように、グループは約25名の参加者と一人の日本人教師によって構成されるが、さらに現地アメリカ人教師二人が、このグループを専属的に24時間体制でお世話するシステムになっている。スージーさんは、彼女のグループのアメリカ人教師のお母さんで、彼女のホストファミリーの近くに住んでいたらしく、いろいろと、面倒を見てくださったそうである。
注018
現地のホストファミリーや関係者がホストとなり、参加者達をもてなす歓迎パーティーである。グループ全員のホストファミリーや数多くの関係者と日本人参加者をあわせれば100名以上にもなる。みんなで食事をした後、自己紹介をしあったり、ゲームをしたり、歌を歌ったり、ダンスをしたり、パーティーが終わる頃には、参加者達も自分のホストファミリー以外の方々を知ることとなる。

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登 場 人 物
中学二年生のホームステイ参加者/鹿児島県出身 田中みゆき
ホストファーザー/ワシントン州シアトル市在住 ジム アレトン
ホストマザー キャシー アレトン
7歳の双子の姉 ラナ アレトン
7歳の双子の妹 キム アレトン
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