〜 2012年度パンフレット掲載分 〜
新しい自分に気づいた 沖縄県久米島西中学校3年 大田 ありな
このプログラムに参加して、自分自身が成長することができたと思います。アメリカ人の大ざっぱな性格やフレンドリーな性格、日本と
は少し違うものを見る事ができ、自分の住んでいる島だけで生活するのは本当に小さなものだなと思いました。考え方が全く違う人と生活
しながら、自分がどれだけ短気なのかがわかりました(笑)。また、アメリカ人のフレンドリーすぎる性格が自分にはもっと必要だなと思う
ことができました。誰に対しても人見知りせず、知らない人と会話が弾むって素晴らしいなと思います。沢山の友達ができ、沢山の考え方
を学び、沢山の英語とアメリカの良さを学ぶことができました。もしアメリカで1ヵ月生活していなかったら、お母さんへの感謝の気持ち
や色んな考え方など、何も学ぶことができず、小さな世界の小さな当たり前の中で生きていっていたと思います。一生できないと思ってた
経験を、久米島町や南日本カルチャーセンターが経験させてくれました。この経験が将来、私にとって本当にいいものになると思います。
この一ヵ月で学んだ事をムダにせず、もっともっと英語を勉強し、また、第2の家族、第3の家族に会いに、アメリカワシントン州へ行きた
いです。
大切なのは相手への思いやりと感謝の気持ち 大分県佐伯南中学校3年 前門 麻美
私はアメリカに行く前は、このホームステイで英語や英会話力を学びたいと思っていた。そして、英語を少しでも多く話したり、聞きと
ったりできるようになってから、充実した楽しい時間が過ごせるのだと思っていた。実際、最初のうちは相手の言うこともきちんと理解で
きなかったし、自分の言いたいことも言葉にするのが難しかった。でもそんな時、だれもが伝えよう、理解しようと努力をしてくれた。だ
から私もがんばることができたし、英語も学べた。そして、言葉も大切だけれど、人を思いやる気持ちや感謝の気持ちがとても重要なのだ
と思った。アメリカでは一日に何度も「Thank you」と言う。どんなに小さい事でも、相手が何かをしてくれたらお礼を言った。そこで、
いつも日本の家族に感謝をしていたかなと思った。それからアメリカの家族はとても仲が良い。お互いを愛し合っていて、いつもその気持
ちを伝えたり、ハグしたりする。そしてまた、家族のあり方を考えさせられた。アメリカの私のファミリーは、私の理想の家族だと思う。
これから日本の家族を大切にしていきたい。アメリカの家族は、私の2番目の家族だ。みんなのことが大好きで仕方ないし、私のことも愛
してくれた。一生付き合っていきたいと思っている。この家族に出会えて本当に幸せだ。私の今の目標は、もっと英語を勉強して、またこ
の地に戻って来て、家族に会うことだ。みんなはいつでも待っていると言ってくれた。そのために、これからもっと真面目に勉強していき
たい。大好きな英語を将来に役立てたい。2番目の家族にまた会える日を楽しみに、頑張っていく。
支えてくれた全ての人たちへの感謝 鹿児島県伊集院高校2年 比良 竜太
まず、このMNCCとCHIの事業に参加したきっかけをくれた父、母、お金を出してくれた祖父母、学校の先生方、出発の手伝いをしてくれ
た友達、憧れの先輩、陰で支えてくれた姉たち、今の自分に今までかかわったすべての人に「ありがとう」と言いたい。今の自分があって
、今この素晴らしい経験をさせてもらったのは、この人たち皆のお陰だから。本当にありがとう。私はDeming家の一員として、拓朗と一緒
に歓迎された。Host Motherに「あなたを息子のように思っている」と言われて、本当に嬉しかった。1ヵ月という期間は今まで経験したこ
とのないほどに早く過ぎた。彼らと仲良くなるには十分だけど、家族のようになるにはあまりにも短すぎた。やり残してきたことが山ほど
ある。言い残してきたことが山ほどある。僕は1ヵ月で比良竜太の他にRyota Demingという名をもらい、比良家の一員であり、Deming家の
一員となった。すばらしい家族を2つ持てた僕はとても幸せ者だ。別れの時、みんなと最後のハグをした。昨日まで乗れた車に、今日は乗
ることが許されない。覚悟していたことだけど、辛すぎた。1秒でも長くみんなの瞳を見ていたかった。1秒でも長く話をしたかった。皆の
お陰で家族の尊さ、ありがたさを改めて感じた。別れた後もそれぞれの生活は続く。Demingの皆の心には自分がいて、自分の心の中には皆
がいる。この夏最高の思い出・GIFTをもらった。みんな本当にありがとう。
衣食住の違い 長崎県生月中学校1年 中村 叡知
独立という目標を持ち、日本からアメリカへと旅立ったあの日を思い返すと、長いようで短い1ヵ月でした。この1ヵ月で、アメリカの
文化について学びました。例えば、衣食住を始めとして気付いた事をいくつか挙げると、「衣」は、日本とあまり変わったところはありま
せんでしたが、日本と違って、ズボンはハーフパンツではなく、ジーパンなどを着ている人が多く、パジャマはスポーツをするようなもの
でした。「食」は、毎回油がよく手につきました。ピザやハンバーガー、ホットドッグ、チップスに、お肉を煮たものを上に載せて食べる
物など、すごかったです。アメリカでは、一人ずつにナプキンを配ってくれるので、準備がちゃんとしているなと思いました。最後に「住
」ですが、まず、学校は日本より遅く家を出て、早く学校が終わる、そして部活がないというシステムでした。そして、日本の義務教育は
中学までだけど、アメリカは高校まででした。また、一般的な家庭には扇風機がなく、天井にくるくる回るものが付いていました。大体の
家庭の庭にプールがありました。これ以外にもたくさんのことを学んだと思っていますし、文化の始まりは衣食住だと思います。だから、
この3つをしっかり頭に入れて、またアメリカへ来たいです。そして、自分にとっての第2の家族と一緒にまた話をしたいです。
ホストファミリーへのお返し 宮崎県宮崎西高附属中学校3年 吉田 智美
この夏一番お世話になったホストファミリー。毎日食事をさせてくれ、毎朝学校へ送ってくれ、洗濯をしてくれ、宿題を手伝ってくれ、
写真を見せてくれて、話しかけてくれて、いろいろなことをしてくれた。そのおかげで、私たちはとても充実した、素晴らしい夏を過ごす
ことができたが、ファミリーはどうだろう。ファミリーは、言葉も通じない、会ったこともない子を1ヵ月も無償でお世話することをどう
思っていたのだろう。とても難しいことだろうし、お金もかかるはずだ。それでも、アメリカ人らしいボランティア精神で引き受けてくれ
ているので、それに応えるように、とオリエンテーションで言われてきた。私は、自分なりに努力したつもりだ。私を選んでくれた私のフ
ァミリーが、受け入れて良かったと思ってくれているだろうか。それでも、出来なかったことはたくさんある。もっともっと積極的にはな
しかけるべきだった。もっと出来ることを見つけるべきだった。これらの点は、自分を納得させるためにも、日本に帰ってからも努力を続
ける必要がある。
感謝の気持ち 東京都雙葉中学校2年 友部 まり
この1ヵ月間はとても時間が過ぎるのが早く感じられました。英語が伝わらず思い通りにならないこともあったけど、とても楽しかった
です。1ヵ月間ホストファミリーにしてもらったことは多すぎて感謝しきれないけど、感謝を伝えるチャンスだったサヨナラパーティーは
、みんなで力を合わせて準備して成功することができて本当に良かったです。Give & Takeについては、日本の文化や食生活は英語で
上手に説明できなくて、少ししか紹介できなかったけど、私の得意な折り紙を折ってあげるととても喜んでくれました。私を1ヵ月受け入
れてくれたことに本当に感謝したいです。帰ってからも手紙やメールをして良い関係を続けていきたいです。
私の決意 長崎県御厨中学校3年 坂口 麗香
今までの私は、やらなきゃいけないものを途中で放り投げたりして、大雑把な性格でした。でもお姉ちゃんからこのホームステイの話を
聞いてから変わろうと思いました。なぜかというと、私の将来の夢はホテルマンになることだからです。そして、お姉ちゃんから「あんた
の将来の夢に向かって頑張って欲しいから、ホームステイに行って欲しい。」という言葉をもらったからです。私は、その言葉をもらって
、自分の性格を直していこうと思いました。参加するにあたって、2つの不安を持ちました。まず、同じグループの人たちと仲良くなれる
か心配でした。でも、みんな優しい人達で、優しく声をかけてくれたりして、不安が和らぎました。二つ目の不安は、ちゃんと英語を話し
てホストファミリーの人たちと仲良くなれるかなということでした。初めてロスバノスに到着して、バスを降りる時のドキドキは今でも覚
えています。ホストファミリーは温かく、ハグなどしてくれて迎えてくれ、とても嬉しかったです、時々、言葉が分からず、辞書を使いな
がら話したときもあったけど、ファミリーは普通に受け入れてくれたので、嬉しかったです。ホストシスターのケイティーとは姉妹と呼べ
るほど仲良くなりました。私が日本に帰る時、話ながらずっと泣いていたので、私たちは心が通い合えたんだなと思いました。このホーム
ステイに参加して本当に良かったと思います。本当に家族やお姉ちゃんに感謝したいと思います。
アメリカで学んだこと 佐賀県神埼中学校2年 岩下 彩花
私が今回のホームステイでいろいろなことを学びました。一つは、物の管理をちゃんとすることです。そして、自分のことをはっきりと
伝える事です。日本にいるときは、どちらでもいいというような、微妙な答えを出していましたが、アメリカに来て、「Yes」「No」をは
っきり言わないと後から困るのではっきりと言えるようになりました。最後に、家族の大切さです。家族のために何ができるかを頑張って
考えたりしました。「give and take」がちゃんとできました。この1ヵ月、私はホストファミリーにいろんなことをしてもらいました。
アメリカを出発するぎりぎりまでお世話してもらいました。この出会いをきっかけに、いろんな人に「give and take」をしようと思いま
す。
"Thank you"と「ありがとう」 鹿児島県川内北中学校3年 西 茉央
「ありがとう」私はこの1ヵ月の研修で、たくさんのThank youを耳にしました。ドアを開けてもらった時、何かをもらった時、相手に何
かしてもらった時、必ずThank youを言うように心がけました。アメリカで私が何度も口にしたThank youはとても簡単に聞こえるけれど、
日本で言うありがとうは、素直に言うことが私にとってとても難しいことです。しかし、ホストファミリーと過ごしていく中で、ホストフ
ァミリーに感謝するだけでなく、日本の家族にも何度も感謝しました。私はこの研修中に、お好み焼き、カレーライス、親子丼、フレンチ
トーストを作ってあげましたが、私は日本では、家の手伝いを全くしていなかったので、作るのに時間がかかり、とても大変でした。そこ
でやっと日本の母の忙しさや優しさがわかりました。私はいつも日本での食事は短時間で終わらせ、味の感想はもちろん、「ごちそうさま
」さえ言わないことが多くありました。私のために作ってくれるのに、私の態度はおかしいと思います。ホストファミリーと生活していく
中で、家族と過ごす時間の大切さが身にしみてわかりました。私がこのホームステイで最も強く学んだのは、“感謝することの大切さ”で
した。ここで学んだすべてのことは絶対に忘れません。
事前学習の大切さ 佐賀県兵庫小学校5年 豊田 隆太
僕はこのホームステイで一番うれしかったことは、英語を話したときに、「ベリーナイスイングリッシュ」と言われたことです。その時
に、事前学習をしてよかったなと思いました。一番大変だったことは、アメリカの生活が日本と大きくちがったことです。その中でも、ア
メリカはシャワーで、湯ぶねにつかることがないことと、日本食をいつも食べているから、アメリカのライスではなく、いつも日本で食べ
ているような米を食べたかったです。僕は最初はいろいろな所に遊びに行くとかんちがいしていたけど、1回目のオリエンテーションから
その考えは消えました。オリエンテーションで聞いた通りのディナーや生活だったから、アメリカの文化を少しは知ることができました。
それと、日本語が通じない人達とうまく英語でしゃべれたと思います。このホームステイのおかげで、僕の夏休みは本当に充実した日々を
送れました。
ありがとう 熊本県姫戸小学校6年 坂田 啓真
ぼくは、このホームステイを通して大まかに感じたことは、3つあります。1つ目は、人と人とのつながりです。言葉はぜんぜん伝わら
なくても、ずっと一緒にいると以心伝心のような感じで心が伝わることがあります。2つ目は、なんでも練習からです。ホストファミリー
からペラペラいわれて、まずは全くわからなかったけど、ゲームを交えながらしっかり口に出してリスニングをしたら、最後の週ぐらいで
は少しわかるようになりました。とっても良かったです。次に、ありがとうの大切さです。今まで、あまりありがとうをいわず、このホー
ムステイで、やっとありがとうの大切さがわかりました。何をしてくれても自分のためにしてくれたことには何でもありがとう。このオー
バンで、このぼくにホストファミリーがしてくれたことにありがとうです。このホームステイを通して、すっごくいいものを手にしたと思
います。
心と心が通じ合うこと 大分県森中学校2年 日隈 三咲子
私がこのプログラムに参加して一番に思ったことは、ホストファミリーが本当の子どものように接して、愛してくれているということで
す。話す時はいつも体全体を使って、一生懸命伝えようとしてくれます。たくさん英語が話せたら楽だなぁと思うこともありましたが、一
番大切なのはそうではなく、心と心が通じ合うことなんだと気付きました。学校では英語はもちろん集団行動やトライする気持ちも学びま
した。カメル先生、アンディー先生はいつもゆっくり丁寧に話してくれて、一緒にいると元気が出ました。一人一人のことを考えてくれて
いたんだと思います。私はこの4週間に出会った全ての人に感謝しています。その分、こんなに別れが辛くなるとは思っていませんでした
。でも今、みんなと心がつながっていることを確信しています。みんなと出会えて本当に良かったです。
相手を知ること 宮崎県広瀬中学校2年 福田 隆成
僕が、アメリカでの生活を充実させることができたのは、ホストファミリーのおかげです、初めの2,3日、何も言えなかった僕に、ホス
トファミリーは優しく話しかけてきてくれました。ホームシックになったわけではないけれど、少し恥ずかしがって、初めの2,3日はあま
り話すことができませんでした。4日目くらいから開き直ったというか、改心して、たくさんしゃべるようになりました。相手の言ってい
ることが分からなくても自分の使える英語を駆使して、話しかけるようにしました。もちろん、相手の言っていることを分かろうとするの
も大切なことですが、僕はコミュニケーションをとろうとするのもとても大切だと思います。相手の言っていることがわからないのなら、
自分からコミュニケーションをとらなければならないと思います。そのようなことを頭の中に常においておくことによって、僕のホームス
テイは充実したものになりました。たくさんコミュニケーションをとれるようになると、ホストファミリーのことについてとても知ること
ができたし、友達もたくさんできました。これほどの財産はないと思います。相手を知ることの大切さを知りました。日本においても同じ
だと思います。アメリカ人は話せば話すほど、優しく、楽しくなってくれます。アメリカの信頼関係、人間関係はこのようにコミュニケー
ションが土台となってできていると思います。これは僕がこのホームステイで学んだことの一つです。このホームステイは、僕の人生のタ
ーニングポイントだと思います。このように僕の人生にとって大きな存在になったということが、このホームステイが成功だったと言える
理由です。
あきらめなかった挑戦 沖縄県渡嘉敷中学校3年 我喜屋 貴一朗
僕は約1ヵ月のホームステイでいろいろな体験をすることができました。最初は、相手のしゃべるスピードについて行けず、日本語英語
の一方通行の会話でした。しかし、2週間すぎても、僕は自分の言いたい事を、ちゃんと言えずにいました。だんだん、英語でしゃべるの
も、めんどくさくなり、「Yes」や「No」だけで、答えるようになっていました。そんな時、ルームメイトの友達が、アメリカ人と楽しそ
うに話しているのを見て、これじゃダメだと思いました。僕は、この時から積極的に話しかけるようにしました。最初は、相手の言ってい
ることは分かるのに、どんなやって返せばいいか分からず戸惑ったけど、ジェスチャーやカタコトの英語を混ぜても、伝わることが分かり
ました。これをきっかけに、アメリカ人としゃべるのが楽しくなりました。ホームステイに参加できたのも、先生方や家族、村からの多額
の援助で参加することができました。沖縄に帰ったら、1ヵ月のホームステイをただの思い出にするんじゃなくて、これからの勉強に活か
したいと思います。
人の温かさ 鹿児島県川内高校1年 中原 礼乃
今回の体験は私にとって一生の宝になりました。1ヵ月で人間ってこんなに変われるものなんだということを気付かされました。最初に
色々なトラブルがあって、辛く悲しい思いもいっぱいしました。でも今はそのトラブルも大切な思い出の一部になりました。私がトラブル
を抱えていた時、現地の人みんなが心配してくれて、本当に人間って温かいなと思いました。私もいつかこの人達のようになりたいと心か
ら思いました。そしてお世話になった人みんなに恩返しがしたいと心から思いました。これからは、この1ヵ月を無駄にしないように1日
1日を大切に使っていきたいです。アメリカで学んだたくさんのことを、日本に帰った時に活かせるようにしたいと思います。こんなにす
ばらしい時間を与えてくれた両親に気持ちを込めて「ありがとう」と言いたいです。改めて人間は1人では生きてはいけないんだというこ
とを学びました。
「ありがとう」以上のありがとう 佐賀県武雄青陵中学校3年 樋渡 真琴
とても楽しいホームステイだったけど、悔しかったことが1つあります。何が悔しかったのかというと、さよならパーティーでホストフ
ァミリーが私にすてきなプレゼントをくれたとき、私はありがとう以上の言葉を伝えたかったのに、私はたくさんの英単語を知らないから
、ただ「Thank you」としか言えなかったことです。ホストファミリーが「We love you」と言ってくれたこと、私に本当の家族のように接
してくれたこと、私をいろいろな所へ連れて行ってくれたこと、私にいろいろなことを教えてくれたこと、私のために迎えを毎日してくれ
たこと、私にいろいろなものを見せてくれたこと、私のことを気にかけてくれたこと、そして、ホストファミリーになってくれたことにあ
りがとう。それ以上の言葉を、気持ちを伝えたかったのに、私は言葉を知らないから、ただ「Thank you」としか言えなくて、とても悔し
かったです。次に会う時は、今日言えなかった分だけのありがとうや、大好きなどの気持ちをホストファミリーに、今の10倍、100倍上手
に伝えられるようになっていたいです。自分の気持ちを伝えられないことがこんなに悔しいことだなんて、知りませんでした。
一歩前進できた 鹿児島県重富中学校3年 横枕 創
1ヵ月のホームステイは、とても短く深い大きなものとなった。人と人との関わり方や自分の欠点などを改めて見直すいい機会になった
。ありがとうと言い切れないほどのものをたくさんもらった。ここで僕は少し変われたし、前へ一歩前進できた。このホームステイに参加
して正解だったと自身を持って言える。そして素晴らしい人達とも会え、友達にもなれた。これが僕にとって一番大きいかもしれない。本
当にいろんなことを学んだ。ここに書いたらきりがないぐらい。正直、グループの皆や先生とは別れたくない。でも出会いには別れはある
のは分かっている。でも、また会える機会があるなら、皆に会いたい。
五円玉のご縁 宮崎県生目南中学校3年 串間 由依
私がこのホームステイに対して立てていた目標は、5円玉と名刺を100枚配ること。つまり、100人以上の人と出会い、そしてふれ
あい、仲良くなることでした。私は出会った人に積極的に話しかけては、名刺と5円玉を配りまくりました。そしてある時は、その相手の
人も25セントなどをくれたりしたし、5円玉に関する質問に答えて、さらに仲が深まったりしました。そして、私はこの目標を達成しま
した。100個目を渡し終えた瞬間はとても嬉しかったし、自分に対して、「よくやり遂げたな!」とほめてやりました。5円を渡したの
は、その人とご縁がありますようにという意味で、私が将来またアメリカに来たときに、その人達に会えるといいなと思ったからです。こ
のホームステイにとても感謝します。
相手任せの自分を変えた 長崎県淵中学校1年 宮本 裕美
ホームステイに参加して、「自己主張」と「何でもいいから自分なりに話す」ということを学びました。最初の方は、聞かれたことに対
して、「Yes」「No」としか言わず、思ったことを上手に表現できないことを理由に、自分からはほとんど話をしていませんでした。スタ
ディーセンターでも同じグループの人にも自分から話しかけず、相手が話すだろうと、人任せにしていました。家では、話しかけられるま
で話さなかったり、水を飲みたくても自分から言わなかったりしていました。しかし、日が経つにつれて、自分で言わないと何もできない
で、自分が苦しむと思いました。それで、自分なりの言葉で伝えようと思い、少しずつ話しかけると、相手も話しかけてくれたり、この人
ってこういう人だったんだとか、新しい事を見つけました。それと同時に、「Thank you!」と「ありがとう」を心がけようとも思いました
。自分を変えようと思った日から、ホストファミリーとグループの友達との会話が増え、楽しいという実感も増えました。それに、ホスト
ファミリーとの仲も深まった気がします。今まで自分から話さなかった以前の自分に後悔しています。このホームステイを終えて、たくさ
んの人に本当に感謝しています。この経験を通して学んだ事をこれから先も生かしていきたいと思います。
アメリカ人の自己表現 沖縄県沖縄尚学高校1年 手登根 ひかり
ホームステイに行く前から、アメリカ人の積極性や自己表現を重んじる部分が日本人よりも優れていると感じていて、日々の生活のどこ
で、こんなにも大きな違いがでるんだろうと思っていたのですが、ホームステイでアメリカを訪れてみて、ファミリーと話をしてみると、
アメリカはシャイな人が多いと言っていました。それを聞いた時は驚きました。でも、自分の話を人に聞いてもらうという機会が多いと感
じました。そして聞く人もしっかり人の話を聞くし、話し合ったり、意見を言ったりします。この日常の小さな積み重ねが大人になった時
にどれ程の違いを生むのか、少しわかった気がします。まだまだたくさん知りたいことや、やってみたいことがあるので、またアメリカに
行って勉強したいと思います。
自分のことは自分でする 大分県佐伯東小学校5年 東 侑里
私がこのホームステイで学んだことは、コミュニケーション能力と自立心です。ホームステイで自分からホストファミリーやお店の店員
さんに話しかけることができるようになりました。私は今までとても内気で、知らない人とまともに話すらできませんでした。なので、コ
ミュニケーション能力がついたことがとてもうれしいです。ホームステイで、金銭管理や、料理を作り、洗濯をするなど、自立心、自己管
理能力が身に付きました。今までお母さんにしてもらって当たり前だと思っていたことが、今回のことで、すっかり変わりました。日本に
帰っても、自分のことは自分でするようになりたいです。
笑う力と楽しむ力 長崎県日野中学校1年 駒場 森太郎
僕はこのホームステイで、「ギブアンドテイク」の大切さを知りました。最初、ホストファミリーに話しかけられても、意味が分からな
かったり、言っていることが理解できても、答える英文が分からなかったりしたら、黙ってしまっていました。でも、もっといっぱいしゃ
べらないといけないと思い、分からなくても、「アイ、ドン、ノー、イングリッシュ」と言うようにしました。すると、ファミリーも笑っ
てくれて、しゃべりやすくなりました。それと、英文の中に一つでも分かる単語があれば、その単語と状況を組み合わせて、どうにか理解
するようになりました。そうすると、ファミリーもいっぱい話しかけてくれて、最後のほうは、充実していました。そして、他にも学んだ
事があります。それは、笑う力と楽しむ力です。この二つの力を持っている人はどんな状況に置かれても大丈夫だと思います。なぜなら、
サヨナラパーティーで泣いている人に、思いっきりスマイルすると、笑いが伝染して、泣いている人に言葉をかけてなくても、笑顔になる
からです。そして、楽しむ力とは、何事もプラスに変える考え方です。何でもプラスに変えると、いろいろいいことがあります。例えば、
あと6日間でホームステイが終わる時に、「あー、後6日間しかない。何もできない。」と考えるか、「よし!後6日間もある。たくさん遊
べるじゃん!」と考えるかで、残りの6日間の過ごし方が相当変わってきます。この1ヵ月、とてもいいホストファミリーに出会えて、い
ろいろなことを経験することができて、本当に良かったです。
ホストシスターのハグ 佐賀県鳥栖高校1年 立石 なつき
私が何度も思ったのは、アメリカの人はとてもフレンドリーだなということです。初対面でもハグ、友人にはいつもキス、レジの人とお
しゃべり、電話を切る時にI love you.こんなの日本じゃ考えられない!私の世界はちっぽけだなあと痛感しました。ある日、ホストシス
ターのKorahが見せたいものがあると言って、私をパソコンの前へ連れて行きました。そして見せてくれたのが、彼女の大好きなバンドの
作った曲の動画。それは日本の被災地へ向けての歌でした。たくさんの人のメッセージが込められた動画で、思わず涙した私にKorahはハ
グをしてくれました。そして「私の好きな日本が今とても大変な事になっていて悲しいわ。私も助けてあげたいのに、何もできないのがす
ごく悔しい。」と言ってくれました。そう思ってくれていることが嬉しいよと言うと、またハグをしてくれました。ぎゅっとしてもらえる
だけで、こんなに落ち着くんだとあたたかい気持ちになりました。
自分を伝えること 熊本県真和高校1年 杉本 仁
アメリカでの一ヶ月の滞在を振り返ってみて、本当に参加して良かったと思いますし、自分は本当に恵まれているなと実感しました。ア
メリカの友達や、他の県の友達がたくさんできましたし、何より英語力が格段に上昇しました。日常会話は勿論のこと、自分を英語で表現
できるようになった事は、自分の中でとても大きいです。英語を第一言語としている人と、アメリカの政治、日本の政治体制、アメリカの
文化、習慣など、様々な意見交換ができ、自分の中の世界が広がりましたし、広い視野を持つことができました。私は決して英語が得意な
わけではありません。中学校の英語のテストで12点を取ってしまったほどの実力です(100点満点)。でもハッキリ言わせてもらいます。英
語がどれだけできるかなんて全く関係ないと。どれだけ相手を理解しようと努力するか、どれだけ自分を伝えようとするかだと私は思いま
す。自己紹介なら小学生でも出来ますし、ジェスチャーで伝わる事もあるでしょう。絵を描く事も出来るはずです。スポーツを通じて、通
じ合う事もあると思います。何らかの方法で、自分を伝える事が一番大事だと思います。アメリカの人たちはよくWhy?と質問してきます。
それは相手を少しでも理解しようとしている表れなのではないでしょうか。私はそう思います。自分の考えを押し付けている気がしますが
、そのくらいで丁度いいのではないでしょうか。日本で高校生活を送っていて感じる事は、「みんな自分の意見が無い。あっても言わない
。」という事です。それは日本に、人に同調し、それをよしとする文化があるからなのではないでしょうか。確かに相手の顔色をうかがう
のは友好関係を築く上で非常に重要な事だと思います。しかし、だからといって何もかも同調するというのはどうなんでしょうか。この事
をホストブラザーに言うと「良い文化だと思うけどアメリカは皆違うからいいんだよ。」と言っていました。確かにみんなまず、肌の色・
目の色が違いますし、多民族国家であるアメリカは様々な意見や考えを持った人がいます。だからこそアメリカは発展しているのだと身を
持って実感しました。
3週間を振り返って 福岡県朝倉高校2年 川内 翔馬
約3週間をアメリカで過ごしてみて、「本当に、本当に、本当にアメリカに来て良かった!」と思うことができた。まず、基本姿勢の「
目的を持つ」では、今回たくさんの写真を撮ることが目的で、十分達成することができた。また、「Give & Take」では、ホストファ
ミリーから部屋や食事の提供から、アメリカ文化やアメリカの野球についてなど、数え切れないほどのTakeをいただいた。それに対して、
僕がどれほどのGiveができただろうか。自己評価としては、いただいたTakeの半分もGiveすることができなかったと思う。しかし、ホスト
ファミリーはとても喜んでくれたり、感心してくれたりした。だからこそ、前もって、簡単に説明文を考えておくなど、事前準備をやって
おけばよかったと後悔している。「トライすること」では、挑戦や自主性などは達成できたと思う。英語が分からず、伝えたい事が伝わら
ない時、言語以外の手段でコミュニケーションに挑戦したり、パーティーの時、自ら準備をしたり、片づけをしたりできたと思う。ただ、
自立心は、もっともっと達成できたはずなので、今後の日常生活においても常に気をつけながら行動したい。
ホストファミリーとのボーリング 熊本県詫麻中学校2年 牧本 かなえ
私がホームステイで一緒にいた時間が多かったのが、やはりホストファミリーたちだ。ホストファミリーのJerryとCarolはだいぶ前から
ホストファミリーをしているらしく、到着してからすぐに以前受け入れをした人達の写真やお土産などを見せてくれた。私もその時、持っ
てきた日本のぞうりやお菓子などをみせると、すぐに二人はぞうりを履いたり、お菓子を食べたりして、とても喜んでくれた。最初に会っ
た時から優しそうな人達だとすぐに思ったが、実際にその通りで、ファミリー全員に優しくしてもらった。ホストファミリーとしたことの
中で最も思い出に残るのは、夜にボーリングをしたことだ。私のボーリングのスコアはとても悪いが、それでもJerryとCarolは、practice
と言って、毎週ボーリングに連れていってくれた。土曜の夜は、どれだけゲームをしてもいいらしく、ひたすら練習した。スペアが何回か
出ると、ホストファミリーも一緒に喜んでくれた。二人とも私が思っていた以上にはるかに上手で、コツなどを教えてくれた。私はここに
来て初めてボーリングをしたけれど、ファミリーからボーリングを教えてもらえてよかった。最後の夜には、ホストファミリーから写真を
何枚ももらった。1ヵ月間のいろいろな事を思い出した。1ヵ月間楽しかった。
言葉以外のコミュニケーション 沖縄県恩納中学校2年 安里 紗彩
このプログラムを通して私が感じたことは、非言語の大切さと、「伝える」「挑戦してみる」大切さです。私はまだボキャブラリーが少
なく、未熟な面がとても多く、言葉の壁により、誤解をうんだり、自分の気持ちがうまく伝わらないかもしれないと、とても不安でした。
しかし、ホストファミリーも、TCも、私の言いたいこと、伝えたいことを理解しようとしてくれて、また私も、意思を伝えようとし、手や
足などを使い、ボディーランゲージも交えて、いつも努力していました。外国人に話すこと、意思を伝えること、その一つ一つが私の挑戦
であり、努力でした。時には、その努力が報われず、誤解をうむこともありました。しかし、その失敗は次に活かす糧ともなり、次に挑戦
するきっかけともなり良い経験になります。また、話す際おぼつかない私の英語力を助けてくれたのは非言語でした。「コミュニケーショ
ンの65%が非言語」という話を1回目のオリエンテーションで聞き、私はふんだんに使いました。その結果ホストファミリーとの会話も多
くなり、誤解も少なくなりました。
ホームステイの実態調査「参加者の意見」もご覧ください。
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