1月6日(火)〜 1月7日(水)
Jan 6th-
7th
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まだ日が登らない早朝6:30にスタディーセンターに集合し、見送りに来てくれたホストファミリーとお別れの長いハグをして、空港へ向かうバスに乗り込んだ。ホストファミリーとの別れを惜しみ、涙する生徒の姿もあった。アンディー先生とはここでお別れだったので、先生は涙を目に生徒全員とお別れのハグをしていた。
イレーナ先生と先生の3人の子供、ナサニエルも一緒に空港まで来てくれた。みんな毎日活動に参加してくれていたので、生徒ともとても仲が良く、車内はいつものスナックタイムの様に賑やかだった。
途中渋滞もあり、空港に着いたのは午前9時、チェックインを済ませ、イレーナ先生たちとお別れをした。搭乗までの20分間の自由時間で最後の買い物を済まし、日本へ向かう飛行機に乗り込んだ。
こうして26人のホームステイは終わりを迎えた。TCの先生、ホストファミリー、アメリカで出会った人々の顔を思い出そうとすると、どれもとびきりの笑顔が思い浮かぶ。異国の全く知らない子供を受け入れて、我が子のように暖かく、愛情をもって接してくださった。英語がほとんど通じない相手とコミュニケーションを取ることは、容易ではなかっただろうし、忍耐を要するものだっただろう。しかし、どのファミリーからも苦情を受け入れることはなかった。それどころか、生徒を受け入れることで、自分たちも多くのことを学ぶことができた、この子たちを連れてきてくれてありがとう、と私に声をかけてくれたファミリーもいた。こんな心の暖かい人たちに出逢えた私達は本当に幸せ者だ。ホストファミリーを始め、期間中に出逢った人々との縁をずっと絶やさぬよう、大切にしてほしい。
そして、最後に。
九州、東京、埼玉から集まった26人の生徒たち!本当にありがとう!男子生徒はとても仲が良く、いつでも場を盛り上げてくれました。遊ぶときは、思いっきり弾けて、お願いごとをした時は、進んで力になってくれました。女子もみんなすぐに仲良くなり、ずっと前からの友達のようでしたね。みんなが勇気を出して、英語でコミュニケーションをとる姿を近くで見られて、嬉しかったです。ほんの13日前までは、顔も名前も知らない、ましてや他県に住んでいた人達でしたが、今では、このスペシャルな時間を共有して築いた硬い友情で結ばれた仲間となりました。チームサンタローザの仲間は、皆さんの今後の人生で、困った時、悩んだ時にとても頼りになる存在になることでしょう。元気で団結力のある、素晴らしいチームでした。私も皆さんの引率として、このチームの一員として関われたことを本当に嬉しく思います。Thank you all for everything!!
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1月5(月)
January 5th
【movie10】
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今日は活動最終日。体調を崩してさよならパーティーを欠席した3人の生徒も元気な姿を見せてくれて安心した。週末は海へ行ったり、ショッピング、スケート、日本食を作ったりして過ごしたようだ。
午前中の授業では、Family Tree(家系図)を書いて、家族の紹介と、自分の家の周辺の地図の絵を描き、1人ずつ発表し、先生に日本の店の説明や、学校への通学手段などを紹介した。また、アメリカで撮影したFavorite Pictureを見せてその紹介もした。アメリカに来て一番気に入ったものは?というアンディ先生からの質問には、ハンバーガー、ホストマザーと作ったワッフル、アメリカの優しい人々、ホストファミリーの家という回答があった。毎回午前中の授業の間には、必ず15分ほどのスナックタイムがあり、家から持ってきたチップスや、チョコレートを食べる。アメリカでは学校にスナックを持っていくことは普通のことで、日本の学校にも導入してほしい!という生徒の声が多かった。
スナックタイムの後に、アンディー先生と、イレーナ先生に呼ばれたので行ってみると、私に活動中の生徒の写真を本にして、サプライズでプレゼントをくれた。中には先生と生徒全員からの寄せ書きがしてあった。こんなに素敵なプレゼントを、みんなどうもありがとう!本当に嬉しかった。週末の宿題の一つはこういうのをもらうと、本当に明日帰国するんだと実感してしまった。
ランチは今日は寒いので、教室で食べた。私はランチを持ってくるのを忘れてしまったので、生徒からランチの残りや、嫌いなものをもらったのだが、その中でおもしろかったのは、生のスナックエンドウだ。茹でていない生のものがそのまま容器に入れてあるのだ。アメリカでは茹でずに食べるそうで、何もつけずにそのまま食べた。生徒の大半がランチはホストファミリーが用意してくださっているようで、ランチの入った袋には、生徒の名前が書いてあったり、I love you! やHave a wonderful day! とホストファミリーが書いてくれていた。
午後は、ラストショッピング!ということで、スヌーピーギャラリーへ行き、展示を観て、ギフトショップで買い物をした。そのあと、近くのモールへ行き、小一時間買い物をした。短い時間だったが、結構お小遣いが余っている生徒がいて、チョコレートや、家族へのお土産をたくさん買っていた。
こうして、まるで明日もいつもの様に授業があるかのように、最後の活動の日が終わってしまった。明日の集合朝6時半なので、帰ったらすぐに荷造りをして、できる限り長くホストファミリーとの最後の時間を過ごせるようにと話をした。
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1月2日(金)
January 2th
【movie07】
【movie08】
【movie09】
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Happy New Year! アメリカで迎えた2015年は、特別な年になりそうだ。越しそばもお節料理もないので、お正月という感じが全くしないという声が多かったが、パティーに行ったり、遅くまで起きていたり、それぞれアメリカ流の年越しを経験した。中には、ニューヨークの年越しから、アメリカの全てのタイムゾーンのカウントダウンをしたという生徒もいた。
今日は、少し早いさよならパーティーの日。午前9時から午後3時まで、ホストファミリーへのプレゼント作りと、パーティーで披露する出し物の練習をした。ホストファミリーへは、一緒に映った写真を使って、手作りのフォトスタンドを作った。パーティーでは、1人ずつ自己紹介をして、ホストファミリーとの思い出を発表するので、自分達で英文を考えて、ホストシスター達に添削してもらった。一度家へ戻り、午後5時半に再集合し、会場の飾り付けをした。折り紙と日本のお菓子を置いたテーブルで、ホストファミリーと食事をし、いよいよパーティーが始まった。飾り用の折り紙などは、家でホストファミリーと作ってきたものだ。まずは挨拶代わりにドレミので歌を歌い、自己紹介をして、上を向いて歩こうを全員で歌った。プログラムは下記の通りだ。司会はミナツが担当してくれた。
1. ラジオ体操 (男子全員、ホストブラザー)
2. リフティング( タスク、イオリ、ダイチ)
3. ダンス (ミナツ、カエデ)
4. 横笛 (ミズキ)
5. 神楽 (アユ)
6. ピアノ (リコ、フミコ)
7. 歌 (カホ、ミキ)
8. クイズ (サヤカ、ハルカ、カホ)
9. ダンス (リリコ、アカネ、リコ、カリン、アヤミ、ミズキ、ダイチ、イオリ)
最後に、ダイチがThank You スピーチをしてくれた。どの生徒もステージの上で堂々と発表し、ホストファミリーからたくさんの拍手と歓声をもらっていた。最後に アンディ先生、イレーナ先生、代表のスズからディプロマ(終了証書)が授与された。
残念なことに、3人の生徒が体調を崩し、パーティーを欠席した。ホストファミリーが家で看病して下さっている。こちらでの生活も週末と月曜日の活動で終わりとなる。ホストファミリーにgive back ( お返し)をする時間として、最後の週末を使って欲しい。本当にさよならを言わなければならない日は、思っているより早く来てしまうだろう。
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12月31日(水)
December 31th
【movie06】
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朝8時に集合し、サンフランシスコへ向け出発した。昨日の寒さから、少し体調を崩している生徒もいたが、今日も全員参加できた。渋滞もなく、1時間程でゴールデンゲートブリッジに到着し、集合写真の撮影をした。テレビで観たことのある景色に、生徒のテンションも高まった。ギフトショップに立ち寄り、次の目的地、GHIRARDELLIチョコレートショップへ向かった。GHIRARDELLIは全米で有名なサンフランシスコ発のチョコレートブランドで、直売場で買い物と、フリーサンプルのチョコレートを食べた。その後、サンフランシスコビジターセンターを見学し、フィッシャーマンズワーフでランチタイムを取った。海の目の前ということで、シーフードが有名で、サンフランシスコ名物のクラムチャウダー、エビやカニのサンドを買って、広場で食べた。ちょうど路上バンドが演奏していて、アメリカの有名な昔の曲を聴きながら、賑やかなランチとなった。その後、ピア39でフリーショップピングタイムとなった。ピア39は、ギフトショップとレストランが集まっていている有名な観光スポットで、生徒も家族や友達へのお土産探しを楽しんでいるようだった。天候にも恵まれ、あっという間に帰宅時間となった。明日はニューイヤーズデイで活動はなく、それぞれホストファミリーと過ごす。今夜はパーティーに行ったり、食事に出かけたり、遅くまで起きてカウントダウンなど計画があるそうで、アメリカの年越しを楽しみにしているようだ。今日でプログラムも折り返し地点、既に日本に帰りたくない!と言い出す生徒もちらほらいた。帰りのバスでは、金曜日のさよならパーティーについて話し合いをした。
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12月30日(火)
December 30th
【movie03】
【movie04】
【movie05】
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午前中は、英語のクラス。昨日の宿題の答え合わせをし、テキストの問題を解いていった。内容自体は中学1、2年生レベルなのだが、先生の英語の説明と指示が速くて分からないようで、苦戦しているようだった。会話文をグループで読んで練習するときは、ホストシスターとブラザーが大活躍!生徒に発音などを教えてくれていた。1時間ほど授業を受けると、10分間のスナックタイムがある。ホストシスター達とますます仲良くなり、アメリカの子供の遊びを教えてもらい、盛り上がっていた。
お昼ごはんは、受け入れ機関からピザが振る舞われ、公園で食べた。今日は風が強く、とても寒くてあっという間にピザが冷えてしまったが、大きなアメリカのピザを堪能し、公園でしばらく遊んだ。サッカー、バスケットボール、鬼ごっこで思いっきり走り回り昼休みを過ごした。
午後は、スタディーセンターから歩いてすぐにある消防署の見学に行った。消防士さんが歓迎してくださり、消防車や消火活動で使用する道具の説明をしてくださった。この消防署はこの地域では一番大きな消防署だそうで、7名の消防士が働いている。そのうちの1名は女性だった。彼女はあの大きな消防車を運転するそうで、勤務シフトや業務も男性と同じようにこなすそうだ。最後に生徒たちからのたくさんの質問に答えてくださり、勤務体制、消防士になった理由、トレーニングのことなどたくさん話を聞くことができた。今日の締めくくりに、カーショーなどに車を出品する方々が、自慢の1940年代、1960年代の車を持って来てくださった。アンディ先生が以前知り合った方達で、一見怖そうなお兄さん達だったが、今度日本から生徒が来るので車を見せてあげて欲しいとお願いしたところ、快諾してくださったそうだ。車の説明や、車体を上下させたり、三輪走行を披露してくれ、生徒からも歓声が上がった。消防士も、このお兄さん達も本当によくしてくださり、アメリカのおもてなし精神だねと生徒と話をした。
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12月29日(月)
December 29th
【movie01】
【movie02】
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授業が始まる前の30分間は、ホームルームと呼び、TCと引率の私がホストファミリーと生徒とコミュニケーションをとる時間として当てられる。到着していきなり週末というスケジュールだったので、ホームシックや、ホストファミリーとの意思疎通の難しさから相談事が多いだろうと思っていたが、良い意味で私の予想は外れた。スタディセンターにやってきた生徒に何か困っていることはないかと聞いても、口を揃えて「大丈夫です。」そして週末の出来事を興奮気味に報告してくれた。受けた質問といえば、「片栗粉って英語で何て言うんですか?」くらいだ。みたらし団子を作るらしい。生徒を送りにきたホストファミリーに話を聞いても「They are wonderful! 」という返事が帰ってきて、とても安心した。
午前中は英語の授業。アンディー先生とイレーナ先生のクラスに分かれ、まずは自己紹介と、IDカードの記入から始まった。自己紹介では、名前、出身地、好きな動物、ホストファミリーの名前、週末にしたことを一人ずつ発表した。週末は、買い物、教会、ボーリング、家でリラックス、アイススケート、ビーチ、サンフランシスコ観光など、それぞれホストファミリーといい週末を過ごしたようだ。生徒の日記を読むと、日本料理を作った、折り紙を教えた 日本語を教えたなど、しっかり日本紹介にもトライしたようだった。その後、緊急時のためのID カードを作成した。アンディ先生も、イレーナ先生も口を揃えて、生徒達の英語力の高さに感激していた。私も数人の高い英語力に驚いたが、それ以上に関心したのは、英語が得意ではない生徒が知っている英語で話そうとする積極的な姿勢だ。この短い滞在期間でも、これだけ積極的に会話をすれば、英語の上達が感じられるだろう。残りの時間を使って、英語の授業と、Telephoneという伝言ゲームをした。伝言ゲームの面白さは万国共通、英語の文章ということもあり、文章の変わりように、皆大笑いだった。ランチはそれぞれ家から持ってきたアメリカンランチを食べ、午後の市内散策へ出かけた。シティーバスに乗り、街の中心地にあるフリートレードの店と、州の大会で優勝したことのある有名なカップケーキショップに立ち寄り、ショッピングモールで一時間の買い物をした。お土産に、バービー人形や洋服、ホストマザーにプレゼントするのだと、イヤリングを買っていた生徒もいた。最後に観光案内所に立ち寄り、バスに乗ってスタディセンターに向かった。このグループの生徒はとてもフレンドリーで、初日から生徒同士直ぐに仲良くなり、今日は活動に参加してくれたホストシスター、ブラザー達ともあっという間に仲良くなり、移動中も、買い物も、待ち時間も常に賑やかだった。先生方も、This is going to be great! (素晴らしいプログラムになりそう!)と生徒の様子を見て喜んでいた。
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12月26日(金)
December 26th
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チームサンタローザの冬のホームステイが幕を開けた。九州各県と、東京、埼玉から集まったメンバー26名全員が成田空港で顔を合わせ、サンフランシスコへ向けて出発した。搭乗までの長い待ち時間の間に、初対面のメンバーとも既に仲良くなっているようだった。朝早くに家を出て、羽田空港に向かい、夜7時に成田空港を飛び立ち、約9時間満席の飛行機の中でじっと耐え、ようやく、ようやく到着したサンフランシスコは12月26日の午前10時。私たちの長い1日は、まだまだ始まったばかり。空港では、スズ先生と、アシスタントのミディアン、ボランティアのナサニエルとリリーが迎えてくれた。集合写真を撮ってから、バスでホストファミリーの待つサンタローザへ向かう。サンタローザへは、あの有名なゴールデンゲートブリッジを渡って行くのだが、ブリッジまではひどい渋滞で、夢にまでみたアメリカの街の様子に、生徒たちは初めは興奮して写真を撮っていたものの、長旅の疲れから、気がついたらほとんどの生徒が爆睡していた。3時間程でようやくサンタローザに到着し、TCのアンディ先生と、イレーナ先生、そして、ホストファミリーと対面した。ホストファミリーは受け入れる生徒の顔をしっかり覚えていてくださって、生徒を見つけると、嬉しそうに声を掛けてくれていた。ホストファミリーは、ご夫婦だけのご家庭、お子さんが6人いるご家庭、シングルマザーのご家庭など、家族構成も年齢も様々だ。生徒は、疲れと緊張にも負けず、覚えてきた英語で頑張って挨拶をしていた。一度それぞれホストファミリー宅へ帰り、夕方5時からスタディセンターで1時間ほどのミーティングがあった。自己紹介として、ホストファミリーがホストする生徒を紹介し、その後、紹介された生徒が、自分のホストファミリーを紹介するという方法をとった。到着する前は、ホストファミリーの名前の読み方が分からないと言っていた生徒達だが、この数時間でしっかり交流できたようで、立派にファミリー紹介をしていた。その後、確認事項と連絡事項をして、直ぐに解散となった。スズ先生のホストファミリーへ向けたお話の中で、「このプログラムはホストファミリーなしには成り立たない。アメリカに行きたい生徒がどんなに多くいても、文化交流に興味を持ち生徒の受け入れをしてくださるファミリーなしには、自分だけでは何もできないし、プログラムの催行はありえない。本当にありがとう。」と言っていたのが印象的だった。生徒にとって有意義な時間となるのはもちろんのこと、ホストファミリーが、生徒を受け入れてよかったと思ってもらえるよう、限りある時間を大切に過ごして欲しい。週末はそれぞれホストファミリーと過ごし、月曜日から活動がスタートする。週末は、準備してきた交流のネタを早速試してみるのだろうか。月曜日に、どんな週末を過ごしたか、報告を受けるのが今から楽しみだ。
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