ホームステイと留学のMNCC
冬のホームステイは、中学生・高校生から社会人・お年寄りまで誰でも参加できるプログラムです。今年の冬は、アメリカの年末年始を体験してください。

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冬のホームステイ・ホストファミリーと
冬のホームステイ・さよならパーティ

冬のホームステイ

●2009年活動報告

01月07日(木)
【活動写真】

 

January 7th
【Photos】

夕べは長旅の疲れでぐっすりと休んだ者もいたようでしたが、仲間と過ごす最後の晩ということで、遅くまで起きていた生徒もいたようです。ホテルを早朝に出発したために、バスの中では寝ている生徒もいて静かでした。渋滞もなくバスは羽田に到着。ここで大分組、福岡組、宮崎組、鹿児島組と別れますが、まだ時間には十分余裕があったために、しばらくは同じ場所で最後の時間を過ごし、別れを惜しみました。このホームステイで一緒の時間を過ごした仲間とのつながりも今後大切にしていって欲しいと思います。お互い住所やメールなどを交換しあっていたようなので、末永い友情は続くことでしょう。この2週間何事もなく無事に過ごすことができたのは、何よりもホストファミリーのおかげに他なりません。明日から学校が始まる人も多いようで、ゆっくりする間もなく、また慌しい日常生活を送ることでしょう。但し、このホームステイでお世話になったホストファミリーやTCの先生達に、まずはお礼の手紙やメールを一週間以内には書くことを絶対に忘れないで頂きたいのです。帰国後に無事に到着したことを知らせることも、お礼の手紙も書くこともなく、その後音信すら途絶えてしまって、せっかく築き上げられた関係を自ら断ち切ってしまうようなことだけはして欲しくないのです。保護者の皆様からも是非お礼のお便りを書いて頂けるとホストファミリーも喜ばれると思います。生徒達には感想文を書いてもらったので、帰国報告文集をお送りしますので楽しみにしていていただきたいと思います。このホームステイを経験して、今後の自分の進路のことなどをいろいろと考え始めた生徒もいるようです。それほどに自分の人生に大きな影響を与えた経験であったと信じております。今日でホームステイは終わりましたが、今回のアメリカでの体験を存分に活かし、役立てていってください。

01月05日(火)

01月06日(水)

【活動写真】

 

January 5th
to
January 6th

【Photos】

昨夜のさよならパーティーは無事に成功し、余韻を残しながら朝を迎えた。私は夕べは遅くまでレポートを書いていたために、スーツケースなどのパッキングなど帰る準備をして寝たのは夜中の2時だった。アメリカでは日本のように正月気分は長くはなく、人によっては1日、2日から仕事が始まっている人もいるようで、学校も3日頃から始まる所もあるようだ。仕事も普通に始まっているので、サンフランシスコまでの渋滞が心配され、早めに出た方がいいということで、スタディーセンターに7時15分頃には集合し、バスは30分過ぎに出発した。ホストファミリーと最後の別れをしてバスに乗り込む。バスの中では、いつも笑顔のダイスケが泣いている。ダイスケが泣くという慣れない(?)光景に、カレンとカナコがダイスケの顔を覗き込む(笑)。バスがゆっくりと進みだすと、バスの外では、ダイスケのホストブラザーのナザニエルが、走ってバスを追いかけてくる。私も思わずもらい泣きをしてしまった。ダイスケとナザニエルは固い絆で結ばれているようだ。桃花は、ホームステイの間にファミリーが撮ってくれた写真をスクラップブックにしてくれたものをプレゼントしてくれたようだ。本当にここサンタローザのホストファミリーは子どもたちのために何から何までよくしてくれ、どれだけ感謝をしてもしきれないほどの思いでいっぱいである。朝早かったために、バスの中では眠っている子が多かったが、サンフランシスコの街に入るとその景色をしっかりと目に焼き付けるように車窓から外を眺めていた。サンフランシスコ国際空港に到着すると、グループ写真をとり、搭乗手続きへ。帰りの荷物の重さは50パウンドだったが、特に荷物のことで問題はなかったようでスムーズにチェックイン。サンフランシスコ空港には、チェルシー先生と娘のサーシャが一緒にきてくれたが、ミワとカレンのホストファーザーのジョージもたまたまサンフランシスコに用事があるということで、空港まで私たちを見送りにきてくれた。最後まで別れを惜しんでくれて、本当に優しくて楽しい人だった。生徒達はチェルシー先生とサーシャとそれぞれHugし合い、セキュリティーチェックの前で最後の別れをした。私たちがアメリカに到着した数日後に、飛行機のテロ未遂があったということで、帰りのサンフランシスコ空港でのセキュリティー検査はかなり厳しかった。靴も脱ぎ、私もボディーチェックをされ、なんだかとても物々しい感じであった。パスポートのチェックも偽造がないか特別な機械でパスポートを読み取っていたようだ。最後に1人の生徒のカバンだけがなぜかセキュリティーにひっかかり(結局何もなかったのだが...)、何度も機械を通されていた。全員が無事に中に入り、搭乗までの1時間を最後のお土産を買う時間にあてた。サンフランシスコから成田までの飛行機の中では帰国後に作成するホームステイ帰国報告文集作成のための感想文を書いてもらう。約10時間の飛行時間もあっという間であった。機内食が2回出たが、2回目の昼食は小さなえびこそ入っていたが、お粥で日本の味と言う意味では嬉しかったが、生徒達は「おかゆぅ??」という反応であった(笑)。成田には予定時間よりも約1時間早く到着した。アメリカでの体内時計では、日本到着時はちょうどアメリカ時間午後11時くらいなので、本来では眠くなる時間帯である。入国手続きを済ませ、税関審査を終え出てきたところで、東京のヨウとお別れである。ヨウは1年生ながら英語が流暢だったので、みんなヨウのように英語が話せるようなりたいと目標にしているようだ。東京と九州の友情が今後も続くことを祈っている。ホテルにチェックインしたら、まず、ホテルでの過ごし方を注意し、無事に日本に着いたことを保護者に電話するように伝える。日本に帰国したが、ホームステイはまだ終わっているわけではない。とりあえずは、全員が無事に日本に帰国できたことを喜びたい。ケガや病気で病院に行くことがなかったことは幸いであった。今晩はホテル長旅の疲れを癒し、ゆっくりと休んで欲しい。保護者の皆様、明日2週間ぶりに会うお子様との再会を楽しみにしていてください。きっとひとまわりもふたまわりも大きく成長した姿を見ることができることでしょう! Hopefully!!  

01月04日(月)
【活動写真その1】

【活動写真その2】

【活動動画】

 

January 4th
【Photos 1】

【Photos 2】

【Movie】

ここアメリカでも日本から17時間遅れで2010年を迎えました。今年初のレポートなので、改めまして、新年明けましておめでとうございます。2010年の最初で最後の活動日です。3日間の最後の休日をホストファミリーと過ごし、生徒達は全員元気に登校してきました。どのような年末年始を過ごしたか、生徒の日記を興味深く読むと、それぞれが様々な体験をしたようです。ボーリングをした後に、夜中2時まで家でニューイヤーズイブ(大晦日)パーティーをしたり、女子の何人かはチェルシー先生の所に集まり遊んだり、ホストファミリーに海や国立公園、ショッピングなどに連れていってもらったりと、最後の週末を思い出深いものにしていたようです。ただ、日本と異なり、街中にはほとんど人影はなく、店も閉まっているので、人々がごった返す日本の年末年始とはあまりにも落差があります。やはりクリスマスがメインなため、新年は静かに過ごす人が多いようです。もちろん、最後のカウントダウンをして、賑やかに新年を迎えた人達もいたようですが...。私自身も前回サンタローザに来た時のTCの先生とニューイヤーズイブパーティーへ行きました。老若男女音楽に合わせて踊り、パソコンに表示されたカウントダウンで最後の10秒を全員でカウントして、その瞬間はラッパを鳴らし、風船を割り、紙ふぶきが舞い、お互いが「Happy New Year!」と言いながら抱き合い、なんともアメリカらしい賑やかな時間を過ごすことができました。さて、今日はサヨナラパーティー。私たちがこの2週間お世話になったファミリーやTCの先生に感謝の気持ちを込めて行うプログラムの集大成です。いつもスタディーセンターとして利用させてもらっているStuart Schoolが、今日から学校が始まるということで、ここの生徒達も登校してきました。彼らと文化交換会ということで、最初にお互いが自己紹介をしましたが、ヨウが英語が達者なために、校長先生が、彼女にいろいろと質問を投げかけました。どの質問にも流暢に答えるヨウの英語力には感服です。その後は折り紙を教えたり、お菓子を食べたり、理科やアメリカ史の授業を一緒に受けさせてもらったりと、とても充実した時間を過ごすことができました。そして最後のランチには、TCの先生がピザをご馳走してくださり、Stuart Schoolの生徒達と一緒に食べました。やはり本場アメリカのピザは美味しいです。その後、サヨナラパーティーでホストファミリーに渡す写真を準備したり、パーティー会場の飾りつけをしたりと大忙しです。午後からは料理に取り掛かります。日本人生徒のソウルフード(?)カレーを作ることになり、あらかじめ生徒から5ドルずつ集めておいたお金で食材等を調達しておきました。手分けして野菜を切り、美味しそうなカレーが出来上がり、生徒達も久々の日本の味に心はもうサヨナラパーティーへ。約60人分のカレーなので、作るのも大変。一つの鍋はうまく出来上がりましたが、もう一つはちょっと焦げ臭くなってしまいました。でもみんなで協力しあったので良しとしましょう。全ての準備が終わり、通しでリハーサルをして、一旦家に戻ります。そしていよいよ午後6時半からパーティー開始。最初に生徒達が作ったカレーライスをホストファミリーに振舞いましたが、ホストファミリーは口々に美味しいと言ってくれました。食事の後に出し物がスタート。司会はシンノスケ。最初に全員で日本語と英語の歌を歌います。指揮者はカナコにやってもらい、最初に「ふるさと」。そして「ドレミの歌」を英語と日本語で続けざまに歌い、拍手喝采を浴びました。次に桃花とヒロカによる茶道を披露。2人とも着物や浴衣を着て、日本の伝統文化を見事に披露してくれました。何人かのホストファミリーに味を試してもらいます。本場のお茶で、少し苦かったかもしれませんが、みんなにとても喜んでもらえたようです。次は、カレンのダンス。彼女はアメリカに来る前にダンスであばら骨をケガしていたようでしたが、無理をしない程度でできるということだったので、その素晴らしいダンスを披露してもらいました。ブリトニー・スピアーズの歌に合わせて立派に踊り、パーティー会場はヒューヒューピーピーの大盛り上がりでした。他にもいろんな特技を持っている生徒がいるようなのですが、なぜか消極的でそれを披露したがらない生徒もいて残念です。もっと自分に自信を持って欲しいと思います。それでも全員に何らかの役割を果たしてもらうようにしました。次に生徒とホストファミリーを交えた「じゃんけん列車」というゲームや「How much do you know about Japan?」というクイズをやり、テツヒロ、アキラ、タイシ、ダイスケ、百華、トモエ、リリア、カナコにそれぞれのパートをこなしてもらいました。ホストファミリーも日本のことを知っている人たちがとても多く、クイズは全員が正解しました(というか、なるべくわかる質問を考えたのですが...笑)。最後に生徒代表の感謝の言葉は、ヨウにやってもらいました。ヨウは中学一年生ながら、英語を流暢に話し、発音もネイティブ並みで、生徒代表の挨拶を立派にやりとげてくれました。続いて私のThank you speechを終え、生徒たちからのプレゼントをナオコとミワから渡してもらいました。最後にチェルシー先生とスズ先生による修了証書授与をもってパーティーはお開きとなりました。今日のパーティーには、佐賀県から一年間の高校留学で来ているリョウコが来ました。このチームサンタローザにも何人か高校留学に興味のある子がいるようで、先輩からの話を聞いていたようです。最後のパーティーは大変盛り上がり、ホストファミリーも大変私たちのプログラムを楽しんでくれていたようです。本当にこの2週間は矢のごとく時間が過ぎていきました。明日は朝が早いので、今日はゆっくりと休んで欲しいと思います。パーティーがうまくいって本当に良かったです。チームサンタローザ! You did a great job!! 

12月31日(木)
【活動写真】

【活動動画】

 

December 31st
【Photos】

【Movie】

日本の保護者の皆様、新年明けましておめでとうございます。家族が一人でも欠けたお正月は寂しいのではないでしょうか。アメリか人がクリスマスを大切な家族と過ごすように、私たち日本人はやはりお正月に家族がいないと何か物足りない気がします。ところが、なんのその、生徒達は毎日こちらでの生活をエンジョイしております。今日しみじみとタイシが「本当に時間が過ぎるのが早かった。」と言っておりましたが、本当にあっという間にここまできました。今日が実質的な活動は最終日です。明日から3日間は最後の休みに入り、最後の休日をホストファミリーと過ごし月曜日はサヨナラパーティーです。今日の授業では、様々なイディオムを学びました。日常会話に役立つ様々な表現です。その後は「シュレック」のDVDを見たり、ゲームをしたりして思い思いの時間を過ごしました。サヨナラパーティーのリハーサルを少しして、今日の午後はサンタローザのビジターセンターへ。そこまで歩いて行ったのだが、なんとClosed!閉まっており、ビジターセンター訪問は無駄足になってしまいました。気を取り直してその後はサンタローザのモールへ。サンタローザダウンタウンを歩いていると、至る所にスヌーピーの人形が飾ってあり、かわいらしくて、思わずカメラのシャッターをきってしまいます。生徒達は買い物が大好きで、まだ欲しいものが買えていないという生徒達は、いろいろな店をまわりましたが、ヒロカは、「サンタローザならではのものが欲しい!」と限定物に固執しております。ビジターセンターにはそういうものがあったのですが、開いていなかったので、週末にホストファミリーに連れていってもらえることでしょう。毎日生徒の日記を読んでいますが、リリアの日記に昨日のスヌーピー博物館に行った時に、ホストファミリー全員にお世話になったお礼にプレゼントを買ったと書いてありました。ホストファミリーに対しての感謝の気持ちをそのような形で表現しようとするリリアの思慮深さに感心しました。今日は残り3日間をホストファミリーのために何ができるかということを考えて過ごすように生徒に伝えました。そしてサヨナラパーティーを成功させるために、今一度生徒の気持ちを一つに団結するように促しました。残り少ないここでの生活を充実させて、悔いのないホームステイにしてくれればと思います。ちなみに、今日、モモカ(M)はホストファミリーと過ごすために学校はお休みでした。あと5時間したらこちらも年が明けます。おそらく日本とは異なり、静かに新年は明けることでしょう。紅白もないし、年が明ける感じがしないのです。ここは。。。。(笑)
12月30日(水)
【活動写真】

【活動動画】

 

December 30th
【Photos】

【Movie】

 

大都会サンフランシスコで過ごした昨日は楽しかった反面、肉体的にはかなり疲れが残ったようだ。日本は年の瀬で慌しく過ごしている頃だが、生徒達はおそらく日本のことを思い出すことがあるだろうかと思うくらい、日々の生活を忙しく満喫しているようだ。このレポートを書いている今頃は大晦日で新年を迎えようとしている頃だと思う。私自身も日本に想いをはせながら、もう頭の中ではサヨナラパーティーのことを考えているところだ。今日の授業では、言葉あてゲーム、体のパーツの英単語を歌と踊りで学び、パートナーとダイアログを使い会話の練習をした。授業も最初の頃と比べるとだいぶ活気に満ち溢れてきた。積極的に発表する姿勢も見られるようになってきて、大変喜ばしい限りである。午後は、日本でも有名な「ピーナッツ(スヌーピー)」の作者であるチャールズ・シュルツ博物館へ行く。同じ敷地内にはアイススケート場、カフェ、お土産屋などがあり、たくさんの人でにぎわっていた。スヌーピー好きにはたまらない施設である。チャールズ・シュルツ氏の死後、彼の遺産を投じて出来たこの博物館はまだ新しく、近代的で立派な建物だった。いくつかの作品の中には、オオニシという日本人の芸術家も携わっているようだ。彼の今までの作品、貴重な原画、そして彼の芸術人生をたどることができるような作りになっており、彼が昔住んでいた実際の家の壁に描かれた絵を展示するために、その家の壁を切り取って飾ってあったのには驚いた。最後にスヌーピーの絵画教室があり、描き方を教わりながらそれぞれのスヌーピーを仕上げていく。みんな、なかなかの芸術的センスを持っているようだ。その後は楽しみにしていたアイススケートだ。今日はかなり混んでいたようで、アイススケート靴が足りるかどうかという心配があったが、なんとか大丈夫だったようで良かった。それぞれスケートを楽しんだり、お土産屋で買い物をして今日も一日無事に活動を終えることができた。今週は明日で活動は終わりで、最後の3日間の週末が始まる。最後の3日間はホストファミリーのために何ができるかということを考えながら生活して欲しい。何よりも彼らとの交流が最も大切なことである。少しでも彼らとの共有する時間の一分一秒を惜しみなく満喫して欲しい。3日間の休みが終わったら、もうサヨナラパーティーだ。必ず成功させたい。そのためには、全員が感謝の気持ちをもって一丸となり臨むことが何よりも大切なことだ。皆が同じ気持ちでいてくれることを心から望んでいる。
12月29日(火)
【活動写真】

 

December 29th
【Photos】

今日は楽しみにしていたサンフランシスコ終日研修。具合の悪い生徒は一人もいなく安心した。今朝のサンタローザはとても寒く霧に包まれており、サンフランシスコも同じ様な感じかと心配したが、気温もそこまで寒くはなく、太陽こそ照ってはいなかったが、過ごしやすい一日であった。スタディーセンターに8時30分に集合したが、バスがなかなか来ない。そこへバスドライバーからの連絡で来る途中にタイヤがパンクしてしまい、遅れるとのこと。何が起こるかわからない。そこでサヨナラパーティーの話し合いをすることにした。ここに来て一週間が過ぎたが、パーティーの話し合いや準備をする時間があまりない。何をするか、一人ひとりの役割を決めていく。10時過ぎにバスがやってきたので、遅れてサンフランシスコに出発する。今日は何人かのホストファミリーと、ここサンタローザ周辺に一年間の高校留学にきている交換留学生数名も同行した。ドイツ、ベルギー、韓国からの生徒だ。最初にゴールデンゲートブリッジに到着。今日のゴールデンゲートブリッジは、霧がかかっており、その美しい橋の全様を見ることができないなぁと思っていたが、サンフランシスコの天気は変わりやすく、写真を撮る間にも霧が消えていくのがわかった。それぞれが思い思いに写真をとり、次はピア39へ。サンフランシスコは国際観光都市だけあって、特にピア39やフィッシャーマンズワーフなどは、観光客であふれており、活気に満ち溢れている。グループ写真を撮り、解散。ピア39は比較的安全な場所であるが、サンフランシスコ終日研修では、自由行動の後、全員が無事に集まってくるまでは本当に緊張する一日である。ピア39で昼食をとり、たくさんのお土産屋をまわり、集合時間には全員がきちんと集合してきた時が一番安心する瞬間である。それからフィッシャーマンズワーフを通り抜けて、約15分間街中を歩きながら、次の目的地、ギラデリスクエアへ。ここは有名ブランドのチョコレートで有名なショッピング街。あまり時間がなかった上に、買い物をする人の行列ができており、チョコレートを買えることができなかったようだが、ここのチョコレートは、サンタローザや帰りの空港でも買えるので、生徒達にはそのように伝える。タイヤのパンクで出発時間が遅れた分、バスの運転手が、サンフランシスコの中心街を通ってくれ、最後は高級ブランド品店などが並ぶユニオンスクエアやジャパンタウンなどをまわってくれた。なかなか歩いて通るには安全な所ではないので、バスの車窓から観光できてよかったと思う。最後にゴールデンゲートブリッジの反対側のビスタポイントという所にとまり、サンフランシスコの素晴らしい夜景を最後に目に焼き付け、サンフランシスコをあとにした。
12月28日(月)
【活動写真】

 

December 28th
【Photos】

25日のクリスマスから週末も重なり、3日間生徒と会えなかったが、みんな元気に学校に登校。ヨウは、ホストファミリーとの予定があり、今日までお休みである。生徒達の日記を読むとほとんどの生徒がホストファミリーとのクリスマスを楽しんだようだ。クリスマスプレゼントをたくさんもらい、皆大変ご満悦だ。クリスマスのイルミネーションを見に行ったり、教会に行ったり、親戚の家でパーティーをしたり、映画「アバター」や家でDVDを見たり、モールにショッピング、ボーリング、家族でWiiのゲームなどなど、それぞれが思い思いの休日を過ごしたようだ。ともあれ、生徒達はクリスマスの過ごし方が日本と異なり、大変感動しているようだ。毎日がとても貴重な体験をさせてもらっている。数人の生徒が日記に書いていたことが、アメリカ人は「クリスマスプレゼントの包みをビリビリと豪快に破くこと」らしい。確かに、それは日本と大きく異なることだ。人からもらったものを、そんな開け方していいのかしら??と思ってしまう。でも、その豪快に破くのがいいらしい。だから、私もそうしてみた。おそらく人からもらったものをその人の前であのような形で破るのは今までの人生の中ではなかった。でもここアメリカのクリスマスではそれが許されるようだ。そういえば、以前にマイケルジャクソンがクリスマスプレゼントを開けているシーンを映像で見たことがあるが、確かに豪快に破いていたのを思い出した。これもクリスマスの一つのイベントである。それぞれが家族一人ひとりに対する想いを込めてプレゼントを選ぶのだが、プレゼントをあける度にそこには歓喜の声があふれ、純粋に人に喜びを与え、同時に自分にもその喜びが与えられることの素晴らしさを感じたことだろう。他に、日記に「アメリカ人は細かなことは気にしていないようだ」と、書いてあったが、本当にそのことはいろんな場面で感じる。彼らに比べると日本人はとても繊細な民族かもしれない。子供が咳をしていたりすると、細やかな気遣いはしてくれるが、日本のようにマスクをしてくれとか、そういうことは一切言わない。「マスクなんかしなくてもいいさ。そんなことはうちは構わないよ。ただ彼らのことが心配なだけさ」と一言。インフルエンザに関してのものの考え方の温度差を感じる。若干のせきをしていた子はいるが、それぞれが薬を飲んでいるので、今のところは発熱したり、特に具合の悪くなる子はいない。ただ、アメリカに到着して今日で6日目だが、この間にホームシックになった子が何人かいる。でも今日彼らと話をしたが、全員が今日の段階で克服していたようだ。ホームシックは自分との戦いである。みな自分の力で最初のハードルを乗り越えたようだ。頼もしい限りである。しかし、言葉の壁は依然あるようだ。私たちが彼らに合わせる最大限の努力をしなくてはならないのに、時にはホストファミリーが生徒達の気持ちを察し、日本人同士一緒に時間を過ごせるようにアレンジしてくれたりすることが、かえって申し訳なく思うほどだ。ダイスケは決して英語は得意ではない。むしろ学校の英語は苦手なほうらしい。しかし、彼のコミュニケーション能力は大変優れている。彼の周りにはいつも笑いが溢れており、ホストファミリーとも大変よくうちとけているのがわかる。ホームステイで一番大切なことは、彼らとコミュニケーションをとりたいと思うその姿勢である。そして、何よりも前向きな積極性と明るさ、笑顔、フレンドリーさ。ホームステイで求められるものを全てもっている。もちろんそのような姿勢の子は他にもいるが、彼はその中でも突出しているのだ。そしてこのようなタイプの生徒がいち早く言葉を習得するのだ。今日の授業は2日目で生徒達もだいぶ慣れてきた様子でリラックスしているようである。ホストシスターやホストブラザーも参加してくれ、彼らの協力のもと、授業は楽しく進められた。せっかくきてくれているホストブラザーやホストシスターともっと時間を共有しようと話しをすると、桃花がすぐにホストシスターとコミュニケーションをとりだした。すぐに実行に移す彼女の積極性に感銘を受けた。ホストシスターもとても喜んでいる様子が伺えて心から嬉しく思えた。このようにどんどん積極的にファミリーと接していって欲しいと願う。今日はお金に関して学んだ。明日はサンフランシスコ終日研修なので、お金の使い方に関しては十分に理解しておくべきである。午後は、歩いてLuther Burbank Gardenという18世紀から19世紀にかけて、ここサンタローザの広大な土地で何百種類の花、植物、木々、野菜、果物などの研究に人生を捧げた、ルーサー・バーバンクという人の家と庭がメモリアルパークとして残っているのである。冬の時期は花などが咲き誇っていないので、ちょっと物足りなさを感じる公園ではあったが、ここでしばしの時間を過ごす。次は数人のホストファミリーの車に分乗して、サンタローザ消防署見学。アメリカ人の消防士はとても大きくて一人は、190cmはあろうかという身長。署内の中の設備の説明や、消防車につんである機具の説明など話してくれた。ここで何か質問はないか?との問いかけに、最初は誰も手があがらない。そこにホストシスターが質問をする。この積極性の違いはどこからくるのだろうか。いつも疑問に思うのである。そこでヒロカが質問してきた。「消防士になるのに身長の制限があるかどうか」ということである。身長が何センチ以上必要かどうかということの制限はない。高くても低くても問題はないと。栄養のバランスが整っていて、肉体的精神的に健康であれば、そのような身体的な区別はしないとのことと、あとは資格試験にパスすることだそう。アメリカ人の子供たちは授業中によく質問をするが、日本の生徒は質問することに慣れていない。何故だろう。日本人の生徒達にももっと知りたいという知的好奇心を旺盛に持って欲しい。最後は思い思いに写真をとり、消防署をあとにした。消防署ではかなりの時間を過ごさせてもらったが、彼らは、とても気さくで優しく、素晴らしいFire Fighterたちであった。いつの時代でも人の命を守る仕事は尊く、気高い。I'm so proud of them! 今日からシンノスケは新しいファミリー宅へ移動した。最初のホストファミリーともすぐに打ち解けていたので、2番目のホストファミリー宅でもすぐにうまくいくことだろう。
12月24日(木)
【活動写真】

【活動動画】

 

December 24th
【Photos】

【Movie】

アメリカでの最初の夜を過ごし、生徒達がどういう様子で登校してくるかが心配だったが、全員が元気そうだったので安心した。昨夜はほとんどの生徒が早く寝たようだったが、おそらくここ2,3日は昼間に眠くなる時差ボケの症状が出ることもあるだろうと生徒に注意しておいた。授業の前に簡単なオリエンテーション。ホストファミリーとの生活の注意事項をチェルシー先生が説明してくれた。受け身の姿勢ではなく、積極的にいろいろなことにトライして欲しいということと、家庭内のそれぞれの仕事(Chores)を自ら進んでやって欲しいということ、日本のこともホストファミリーに紹介して欲しいということなどが伝えられた。今日の授業では、まず簡単な挨拶とアメリカの食べ物に関して学んだ。何人かのホストブラザーやホストシスターも一緒に授業に参加してくれ、特にチェルシー先生の娘シエラも10歳ながら立派に先生のアシスタントとして頑張ってくれた。昨日のハードなスケジュールで疲れているにも関わらず、みんな熱心に授業を受ける態度は素晴らしかった。私たちは学校で「How are you ?」「I'm fine, thank you」と学んできたが、実際の会話では、「How's it going?」「What's up?」「What's new?」などの少し砕けた表現を学んだ。ホームステイでは、このように実際の生きた会話や表現を、毎日の生活の中から学ぶことができる。食べ物に関しては、まず自分の好きな食べ物や嫌いな食べ物を、早いうちにホストファミリーに伝えておくように言われた。今日はクリスマスイブのため、午前の活動だけで早く終わった。お互いが「Merry Christmas!」「Happy Holidays!」などと声を掛け合う。日本でも最近よく見かけるが、家の周りにイルミネーションを飾り付けている家がたくさんあり、街の中はクリスマス一色だ。夕方から私のホストファミリーであるスズ先生が、私をペタルマという街に、クリスマスイルミネーションの素晴らしい飾りつけをしている家々を見に連れていってくれた。その家々を見に来た人々の投票によって、今年の最高のイルミネーションハウスはどこかが決まるらしい。このような飾りをしている家々の12月の電気代は相当なものらしい。どの家も様々な趣向を凝らしており、その美しさに、見ていて幸せな気分になった。今日の日中は晴れていて少し暖かかったが、それにしても朝晩は寒い。生徒達は、私から見ると薄着に見えるのだが、聞いてみると、かなりの生徒が"ヒートテック"を着ているらしい。So do I !(私も!)今日から明日にかけてホストファミリーとクリスマスプレゼントの交換が行われることでしょう。明日から3日間、生徒には会いませんが、きっと楽しいクリスマスを過ごせることでしょう。来週の月曜日にそれぞれがどのようなクリスマスを過ごしたのかを聞くのが楽しみです。
12月23日(水)
【活動写真】

December 23rd
【Photos】

出発前に日本列島に押し寄せた大寒波のせいで、体調を崩しそうな寒さがしばらく続いていた。出発直前にインフルエンザの心配のある生徒が何人かいたようだが、結局全員何事もなく、無事に日本を出発することができたのが幸いであった。また、出発当日は比較的寒さも和らぎ、天候にも恵まれた。鹿児島、大分、宮崎、福岡、東京からの生徒全員が無事に合流した。長旅の中で最も気を遣ったことが、インフルエンザ対策と飛行中の睡眠時間の問題だった。いくら寝ろと言っても、あの狭い所に長時間同じ姿勢で座っていること自体がかなりのストレスである。それでもみんな頭から毛布をかぶったり、アイマスクをしたり、忠実に寝る努力をしてくれた。熟睡していた子もいたとは思うが、やはり十分な睡眠時間ではない。約9時間弱のフライトを終え、寝不足状態のまま飛行機を降り立った。しかし、他の便も重なってのことか、入国審査の長い列に、なんと1時間半という長い間待つはめに!今まで経験したことがない長時間待ちで、ここでも疲れはさらに蓄積されていった。サンフランシスコに出迎えてくれたTCのチェルシー先生とCHIのスズ先生も空港に早めに到着していたので、結局3時間も待ってくださったようだ。そんな疲れも見せずに満面の笑顔で出迎えてくれた。生徒達はまだぎこちなく、恥ずかしがってこちらから促さないと、なかなか積極的に話しかけていこうというところまで至っていない。サンフランシスコも快晴で、寒くはあったが、凍えるような寒さではなく、過ごしやすくてよかった。サンフランシスコからステイ地のサンタローザまでは約1時間30分だったが、バスの中では、ほとんどの生徒が眠りについていた。普通ならば起こすところだが、あまりのぐったりぶりに、バスに揺られる1時間くらいは許してあげようと思った。人間、やはり睡魔には勝てない。冬のホームステイは、アメリカでのクリスマスや年末年始を体験することが主な目的だが、特にクリスマスは、アメリカ人にとっては家族が集い大切な時間を過ごす大切な休日であり、アメリカ人の「家族観」を感じることができると思う。スタディーセンターに到着すると、ホストファミリーがどんどんやってくる。生徒達は特に緊張した様子も見せずに、自然と挨拶と握手を交わしていく。ウエルカムパーティーが午後5時半からなので、一旦スーツケースをファミリー宅に持ち帰り、また出直してくることとする。パーティーでは、チェルシー先生がお寿司を買ってきてくれていたが、アメリカ人の好みに作られた「Sushi」には生徒達も物珍しげだった。アメリカ式パーティーでは、知らない者同士がお互いを知ることが始まる。ホストファミリー同士もこのパーティー会場で初めて会う人が多いため、生徒達に自分とホストファミリーの名前を紹介させるという形式で行われた。ホストファミリーの名前をまだしっかりと覚えていない子もいたようだが、全員が無事に言えることができてほっとした。アメリカではよくパーティーが行われる。人とのつながりや、地域社会の社交の場として、このような触れ合いの場を積極的に行うことは、素晴らしい習慣だと感じた。言葉の壁もあってか、生徒達は日本人同士でかたまりがちである。2週間という限られた期間のホームステイで、英語がわからないことを理由にファミリーと距離をおくことは好ましくないので、それぞれのファミリーの傍に行くように促す。参加者の皆さんは、誰からの強制でもなく、自らの意思でホームステイに参加したわけで、言葉の壁が人との壁になってほしくはない。そして、言葉の壁は笑顔でカバーするようにも伝えた。パーティーは夜7時過ぎにはお開きになったが、生徒達は早く帰って寝たい様子。今日はゆっくりと休み、明日少しでもこの長旅の疲れをとって学校に来てほしい。ちなみに、明日のクリスマスイブは、通常の活動は休みなのだが、アメリカに来ていきなりの3連休は、生徒達にとっては、きついだろうということと、私自身も生徒達の到着翌日、つまりホストファミリーとの初日を過ごした翌朝に生徒の様子が気になるだろうという配慮からスケジュールが組み立てられたのです。明日と明後日はいよいよクリスマス、準備してきたホストファミリーへのクリスマスプレゼントをツリーの下におき、朝早く起きてプレゼントの包みを開けるのが彼らの最大の喜びなのです。皆さんのもとにはサンタクロースからどのような贈り物があるでしょうか。楽しみですね。

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