オレゴン レポート4月5日
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いよいよ帰国日となりました。悲しい別れを察するがのごとく、早朝から雨が降っていました。朝6時半に集合だったので、みんなまだ眠たそうな様子でした。バスの中ではよほど疲れたのか口を開けて寝ている子もたくさんいました。そしてスクールバスをいつも運転してくださるダリルさんとロジャー先生が空港まで送ってくれました。搭乗手続きから手荷物の保安検査場まで本当に最後の最後まで私たちを見送ってくださり、引率者の私たちとしても本当に助かりました。国際線の保安検査場はとても厳しく、大人は靴まで脱がなければいけません。ただ、私たちは小学生のグループだったので、比較的スムーズに通ることができました。しかし、これらの検査が終わって、搭乗口に着いた頃は、もうボーディングする時間になっており、残念ながら空港で最後の買い物をすることができませんでした。なので、今回は結構たくさんのお金を残して帰国した子が結構いると思います。日本円に換金しても手数料がとられるので、またの機会に海外にくるときにでもまたとっておいたほうがいいかもしれませんね。帰りは行きよりも飛行時間は長く約11時間でしたが、結構寝ている人もいたので、あっという間に感じたかもしれません。機内では文集用の感想文を書いてもらいました。羽田に到着後は、ジュニア留学のグループと合流して、バスで羽田へ向かいました。子どもたちは今日一日というか時差の関係で一日以上かけて、たくさんの移動のため、色々と我慢を余儀なくされることも多く、大変だったと思いますが、よく頑張ったと思います。私たちは何より子どもの安全が第一のため、ピリピリしたこともありましたが、何事もなく無事に41人の子どもたちが帰国できたことを心から嬉しく思います。これは現地の先生方、ELCIのスタッフ、ホストファミリーがいてくれたから、成し遂げられたことです。そして子どもたちが引率の私たちの言うことを最後まで聞いて行動をしてくれたおかげで無事に帰国できたのだと思います。今日は終始バタバタで皆さんとお別れがきちんとできずに残念でした。今日で皆ともお別れでそれぞれの県ごとに帰るのかと実感して悲しくなりました。しかしこの出会いは本当に奇跡です。住んでいる場所は違えど、皆異国の地で10日間一緒に過ごしてきた仲間なのです。出会うことのなかったかもしれない子たちがこのホームステイを通して出会ったのです。ホストファミリーや現地で出会ったたくさんの方々、この出会いに心から感謝したいです。皆それぞれにこのホームステイをなんとか乗り切ったのです。最初は不安で一杯だったと思います。ですが今は自信に満ち溢れているのではないでしょうか?常に人は人と繋がって生きています。誰も一人では生きていけません。誰かの助けがあってこそ自分があるのです。常に、他者の存在や、当たり前だと思っていた事への感謝の気持ちを忘れずにいてほしいです。そしてこのメンバーだったからこそ作り上げられた思い出、出来事は大人になっても忘れないでほしいです。今このレポートを書きながら思い浮かぶのは皆さんの屈託のない笑顔と元気な笑い声です。今回のホームステイで学んだことを生かして今後の日本での生活を送ってほしいと思います。またみんなで会える日が来ることを願っています。最後にまともに声が出せずにきちんと別れが告げられないまま別れたチームオレゴンのみんな、本当におつかれさまでした。私たち二人の引率者はみなさんと過ごした時間に思いをはせながら、また日々の仕事に戻ります。みなさんも新しい学校や学年、友達、先生との新たな出会いの中で、またたくさんの成長をしていってください。新学期も始まり、忙しくなるでしょうが、お世話になったホストファミリーには必ず忘れずに近いうちに手紙やメールや電話などで無事に帰国したことや、お礼の手紙を書いてください。 |
オレゴン レポート4月4日
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昨夜はNBA試合で帰りが遅かったので、今日は午前11時から始まりました。今日は全ての活動が最後なので、なんだかどれも感慨深いものでした。最後の授業、最後のランチ。今日はまずGabby先生のクラスがYoutubeで子どもたちのリクエストに応えてマイケルジャクソンのスリラーを聞いたり、Child's Playを見せてくれたり、Dminic先生のクラスはアニメを見せてくれたり、AJ先生のクラスはUNOをしたりと、今日はちょっと最後のクラスということもあり、リラックスした様子で、たくさん子どもたちと自然と会話を楽しんでいました。ELCIのテリー先生が英語の得意な子数名を各クラスでピックアップしてもらい、今回のホームステイでの思い出や日本とアメリカで感じた違い、好きな英語は何かという質問をされ、それを録画されました。(後にこのビデオは、サヨナラパーティー会場でも流されました。)お礼に全員がTシャツをもらっていました。サイズが大きなものしかなかったりしたので、お父さんにプレゼントをするという子もいました。そして昼食のあとは、1時からサヨナラパーティーの準備や個人練習や話し合いをしました。あらかじめ持参してもらっていたパーティー用のお菓子やTCの先生用のお礼のギフトなどをもってきてもらい、私はその仕分けやパーティーの準備を、子供たちが最後の授業を受けている間に着々と進めていました。子供たちには、個人やグループでの打ち合わせや話し合いをさせて、最後に一度通しでのリハーサルを行いました。しかし、ほぼぶっつけ本番というかたちになりそうです。会場も別なところになるため、うまくいくかなと心配をしていましたが、あとは子供たちを信じて任せるしかないと自分に言い聞かせて、あっという間に時間は過ぎて4時のピックアップの時間になりました。6時には会場にホストファミリーに連れられて子供たちが集まってきました。学校からはピザのごちそうがありましたが、ホストファミリーのものもあわせると、2枚目のおかわりとすると足りなさそうだったので、子供たちには一枚で我慢してもらいました。そして、パーティーのプログラム開始です。今日4月4日はここのディレクターであるマット先生の誕生日だったので、最初に全員でハッピバースデーソングを歌いました。出し物は以下の通りです。1.アニカ、ヒトミ、ナホ、アン、ハナによる縄跳び。2.カツアキ、ハルノ、テッシン、ショウタによるけん玉。3.ルイトによるあやとり。4.ソウによる手品。5.ココロ、ツバサ、サエ、シズキ、ユナ、シオ、キキ、リカコによるリコーダー。6.リア、リズム、ハナト、キョウカ(男子)、スミレ、ミコ、キラトによるキーボード。7.ハルカによるギター(数人の女子が歌で参加)。8.ヤスヒトとコウダイによる剣道。9.アオシ(民謡)、ニコ、モモカ、ヨウコ(日本舞踊)。10.リュウトとキョウカ(女子)による空手。11.ユウカとアカネによるそろばん。12.
タクマ、ヨシマサ、テルマサによる3人羽織り。13.コハルによる習字。14.引率者によるサンキュースピーチ。15.ELCIスタッフとTCの先生からの修了証書授与。こういう時に、心から思うのは、特技があるということは本当に強みだなと感じます。一人ひとりが色んな才能をもっていることを実感しました。また、たくさんの人前で堂々と発表できることも本当に素晴らしい経験だったと思います。特にアメリカの方々の称賛の拍手は心から嬉しいですし、励みにも自信にもなりますね。特に日本舞踊や空手、剣道、民謡、習字、そろばんなど、日本独自のものに対しては彼らも興味深く見てくださったように思います。3人羽織りは、場を盛り上げるのにはかなり一役かったように思います。そろばんは、アメリカ人の子には計算機であらかじめ用意した計算問題をそろばん組と対決しましたが、圧倒的にそろばんの速さには買わない様子でした。習字で名前を書いてもらいたかった子がたくさんいたのですが、時間の関係上、少しの子しか書いてあがられなかったのは残念でした。自分の子供が出し物をする時にはひと際拍手喝采が大きかったように思います。ほぼぶっつけ本番のパーティーといっても過言ではなかったですが、全員うまくできたと思います。いつもは大人しいのかな?と思っていた子たちが大きな声で歌ったり、大きな声を張り上げていたりと、普段見せない顔を垣間見た気がします。みんな、本当に様々な特技を持っていて、素晴らしいなと思いました。ホストファミリーたちも自分の子供のように誇らしげに感じていたようです。引率者のサンキュースピーチでは、私、福島が昨夜から声がでなくなってしまい、マイクを通しても声が届きそうになかったので、ギャビー先生の耳元でささやきながら、代理にギャビー先生を通じてサンキュースピーチをするということになってしまい、申し訳ないことをしたと思います。しかし、サヨナラパーティーは全体としては、無事に成功することが出来ました。たくさんの拍手たくさんの笑顔や温かい愛情に囲まれて異文化を超えての最高のパーティーになりました。引率者もいろんなことを子どもたちから学ぶことができましたし、本当に素晴らしい経験になりました。数人の子どもたちはホストファミリーと離れたくなく、号泣していましたが、引率者もそれを見て思わずもらい泣きしてしまいました。しかし家に無事に帰り着くまでがホームステイです。最後まで気を抜かずに更に気を引き締めていきましょう。最後に家族との写真をとって解散しました。明日は早朝6時30分に学校に集合です。今日はゆっくりと寝て明日の長い日本への旅路に備えましょう。明日は悲しい別れでもありますが、日本の家族に会える喜びも待ってます! |
オレゴン レポート4月3日
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今日はNBAの試合で帰りが遅くなるということで、午前中はそれぞれのホストファミリーとゆっくり過ごしました。今日の授業は13時からでした。今日はNBAの試合のための応援ボードをみんなで作りました。絵の具を使ったり色鉛筆や色ペンでアメリカと日本の国旗を書いてBrazersというポートランドのチームに向けたメッセージを描いたりと才能豊かで素敵な応援ボードができていました。皆が一生懸命作った応援ボードを持ってスクールバスでポートランドへ1時間半かけていきました。引率者としてはポートランドの中心街に夜、これだけの人数の子供たちを連れていくことの緊張感は並大抵のものではありません。でも今日は7,8人の子供に大人が二人でつくということで、ホストファミリーや先生たちを含めて、約20人の大人、そしてホストブラザーやシスターたちが一緒についていってくれるのが大変心強かったです。今日はあまり車酔いをしている子がいなくてよかったとい思います。中心街へ近づくにつれて、ブレイザーズの試合があるからか、車の渋滞に遭遇しました。私たちの住んでいるモンマスとは比べものにならないほどの大都会です。待ちに待ったNBA会場であるModa Centerへ到着。ものすごい人に一気に緊張感が増します。入場する前はセキュリティーがとても厳しく、空港のセキュリティーゲートを通るような感じで、去年行った際に大きなリュックがだめだということで、今年はオリエンテーションで話していたため、それは全員クリアできました。しかし、携帯のカメラは良いみたいですがデジカメや普通のカメラは持ち込み禁止だったようで、(しかし持ち込めた人もいたいりして、完全にチェックはされていなかった様子。私は昨年はカメラ持ち込みができたので!)カメラを別な場所に預けなければならず、今回は引率者も一人はだめで、一人はカバンの奥底に入れてきづかれなくてOKでした。なので、一応写真はご覧の通りとることができました。やはり、アメリカではテロなどを警戒して、こういう大人数が集まる場所はかなり警備が厳しいのだなと感じました。でもこれがあるので逆に安心できるのです。いざ、中に入ると子どもたちの緊張感と同時に何もかもが初めてなのでとても興奮した様子でしたが、迷子にならないように、子供たちには事前に従い、引率の大人にそれぞれ挟まれて無事に座席までたどりつくことができました。バスケ好きにはたまらないのはもちろんですが、NBAはバスケに興味がない人でも本当に楽しめてとても興奮する最高の場所でした。Brazersはとても強いチームで試合中は常に盛り上がっており、とてもいい試合だったと思います。私たちはもちろんポートランドのチームBrazersを応援しました。相手のチームはグリズリーズというチームです。このチームには日本で有名な渡邊雄太というプレイヤーがいました。数人の生徒は相手チームの存在を知っており、どちらのチームも応援したそうな様子でした。途中チアリーダーがダンスパフォーマンスをしたり、会場はアメリカらしい盛り上がりでした。応援ボードを持ってワイワイしているとランダムでコート頭上の巨大モニターに観客席が映ります。去年のホームステイの参加者は運よくモニターに映ったみたいですが、今回の子どもたちは残念ながらうつりませんでした。しかし、モニターにあの大物スターのウイルスミスが急に映しだされたのには会場もいっきに沸きました!いきなりのスターが映し出されたことで、子供たちはなぜだかジャスティンビーバーがいると勘違いしていました。(そんなわけはない!)会場内は広すぎてどこの席に座っていたかはわかりませんでしたが、なんだか大物スターと同じ空間にいたのだと思うとさらにテンションがあがりました。試合が始まる前に国歌斉唱がありましたが、全員が総立ちで歌を口ずさんでいました。相手チームに点が入ったり、優勢になると会場が一斉にブーイングをするのもアメリカらしいですね。ほとんどがブレイザーズファンなので、相手チームはさぞかしやりづらいのだろうなと感じます。試合は午後7時から始まり、約2時間でおわりました。もちろん我ら?のポートランドトレイルブレイザーズが勝利しました。全員で歓喜しました。
そして、試合が終わると、子供たちを数珠つなぎで歩かせながら、無事にバスまでたどりつくことができました。人数確認をした際に完璧にそろったので、思わずTCの先生たちとハイタッチをしました。そして、予定では夕食にマクドナルドを食べてからNBAの試合を見る予定でしたが、アメリカでは色んなことがおこるため、結局NBAが終わった後の夕食になりました。試合中も子どもたちがお腹を空かせていることを察して何度も何度も行き来してポップコーンを差し入れました。ロジャー先生はみんなのために早めにNBAを抜け出し、約70人分のハンバーガーを買って私たちが試合が終わり、バスに乗る前に配ることができるように準備をしていてくれました。お腹がすいてようやく食べることができた時のハンバーガーはとてつもなくおいしかったはずです。学校についたのは夜の11時30分。ホストファミリーが遅い時間にも関わらず迎えにきてくださっていました。ありがたいです。明日は最後の活動です。サヨナラパーティーもあります。今度はお世話になった私たちがお返しをする番です。絶対に成功させましょう。帰国まであとわずか、ホームシックになっていた子もさすがに昨日、今日ホームシックの様相を呈する子はいなくなりました。あとは、パーティーを成功させ、無事に子供たちを連れて帰ることのみです。全力で子どもたちをサポートしたいと思います。明日のパーティーも私たちにとっては長い一日になりそうです。 |
オレゴン レポート4月2日
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今日はいつもより30分早く学校へ到着し、午前中はモンマス小学校へ行きました。到着すると、すでに体育館で私たちを出迎えてくれました。今日はELCIの経営者であるロジャー先生が一緒に着いてきてくれ、私たちのグループの紹介をしてくれました。まず、最初に日本のラジオ体操を披露し、アメリカの子供たちや先生も私たちのラジオ体操を見様見真似で一緒にやってくれました。その後、アメリカの子どもたちがPE(体育)の先生の指示のもと、スポーツの試合観戦などでよくやる応援掛け声を披露してくれたり、三人組になってダンスを披露してくれました。私たちにも一緒にしないかとの声かけに、数人の生徒がトライしてくれました。せっかくアメリカの子供たちと触れ合う機会なので、もっとたくさんの生徒が積極的に出て行って欲しかったです。お互いに出し物をした後はアメリカの子どもたちからの質問に答えるという時間が設けられました。何をしている時が一番楽しいか?という質問には任天堂のゲームをしているときという答えが出ました。アメリカの小学生はみんな頷いて反応していました。やはり任天堂のゲームは世界共通用語のようです。子どもたちの顔が共通して笑顔になった瞬間です。日本ではどういう教科を学んでいますか?との質問や、日本の昔話などを学校で学んでいるのか?など色々な質問が出ましたが、次から次へと手があがるアメリカ人の子供たちの積極性が際立っていました。こういう所は日本人の子供たちにも見習ってほしいものです。時間の関係で、私たちもアメリカの子たちに質問をしようと思っていましたが、彼らからの質問が多くて、時間がなくなってしまい、その後はA班からF班の6つのグループに分かれて、それぞれのクラスへ移動をしました。最初、クラスでの子どもたちの様子は少し緊張気味でしたがそれも束の間、すぐに打ち解けていた様子でした。地元からもってきた観光パンフレットで日本についての紹介をしたり、習字でアメリカの子どもたちの名前を書いてあげたり、折り紙や新聞紙で鶴や手裏剣、カブトやハート等を作り、アメリカの子どもたちにあげていました。折り紙で折った場所を切りたいときに、折り目を爪で二重になぞって手で裂く方法をたまに使うと思いますが、それをアメリカの小学生に教えるととても驚いていました。やはり日本人の繊細?な技術に彼らは感動したのでしょうか。習字道具で「ありがとう」「感謝」などと今回の訪問を受け入れてくれたことを感謝する気持ちを表す子もいました。それぞれのクラスでランチタイムをと共にした後、お昼休み時間は、また体育館でバスケやバレーボール、縄跳びやフラフープ、引き続き折り紙をしたり、日本からもってきたお菓子などに列ができていました。今日もあいにく雨が降っていたので外の遊具では遊べず残念でしたが、屋内で沢山動いて汗を流していて、まだまだ遊びたりない様子でした。
スーツケースのパッキングの話をすると、今日はあと3日したらもう帰るのだという実感がわいてきたのか、ホームシックになっていた子もアメリカの小学生の生活を日本の学校の生活と比較して、中にはアメリカにまだいたいと涙する子もいて、みんな感じ方が色々だなと思いました。第二の故郷と感じることができたら、これはとても幸せなことです。大人になっても今のホストファミリーからの恩を忘れることなく長く付き合いを続けてほしいと思います。そして午後からはELCIに戻っていつものように英語の授業をしました。いつもはクラスも先生も決まったメンバーで行いますが、今日は3人の先生全ての授業を全員が体験しました。まず、体の部分を英語で学びその後ヨガ教室(ギャビー先生はヨガの先生でもあるようです。)、があったり、趣味と一番好きな食べ物は何かを友達に聞いてから的当てやミニボーリング、チェスやUNOなどのゲーム感覚の授業を楽しみました。また、日本とアメリカの学校の違いについての比較も語っていました。登校時間が違うこと、学年の分け方、スナックを食?な環境かもしれません。しかし子どもたちは自分たちにとって都合の良い部分だけをピックアップしてアメリカが日本よりもいいということを言います。もちろん日本もいいところはたくさんあります。いかに日本とアメリカの文化を理解し、尊重できるかが大切だと私は思います。もちろん両国メリットだけではないです。デメリットは何事にもあるものです。主観的に物事を見るのではなく客観的に物事を見ることをいつしか養えたらと思います。小学生にこのことを求めるのは早すぎるかもしれませんが、このホームステイをきっかけに、そういうことを考えられるようになればいいと思います。
また、いつも注意しているのですが、今日も自分のごみを管理できていないことが多いと感じます。スクールバスの中で飲食はOKですが、いつもドライバーのダレンさんから、ごみは自分で後片付けをして散らかさないようにと言われているのですが、今日もごみが散乱したままスクールバスをでていました。また、昼食や休憩時間に食べたスナック、カップ麺や缶ペットボトルのごみをごみ箱がいっぱいに溢れていて、そこに入らないからと箱の外においていたりする光景もみられます。日本人はマナーがきちっとしていることで世界でも有名です。最近ではサッカーの国際試合で日本人サポーターが試合後にごみ拾いをしたことが世界で話題になっていました。そのことを日本人として受け継いでいくべきだと思います。ごみが落ちていたら自分のではないからではなく、積極的に拾ってマナーを守っていけるようにしてほしいです。またもや苦言を呈したレポートなってしまいましたが残すことあと3日となりました。明日はNBAを見に行きます。マナーをしっかりと守った上で子どもたちには思いっきり楽しんでほしいと思います。
また、今日はサヨナラパーティーの準備や帰国時の話などもしました。立つ鳥あとを濁さずに帰ろうと伝え、残りの時間をホストファミリーのために何ができるかを考えながら、過ごすように伝えました。 |
オレゴン レポート4月1日
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エイプリルフールで始まった月曜日。週末はホストファミリーと映画に行った、教会に行った、買い物に行った、一足先に1ドルショップに行った、海に行った、野球の試合を見に行ったなどなど、日本からもってきた食材でホストファミリーに料理やデザートを作ったなど、それぞれの時間を過ごしたようです。それでもまだホームシックになっている子もいるようです。でもそれがずっと続いているわけではなく、一日の中でも夜になると涙が出るとか一時的なもののようです。学校では楽しく笑顔で過ごす様子が見られるため、なかなか表面上ではわかりづらいものですね。何度も言っていますが、ホームシックは、自分自身との闘い。ここにいるのは、あと数日。とにかく楽しむことだけを考えようと、ホストファミリーはみなさん優しい方々ばかりです。言葉や食生活の若干の違い意外は、本当にたくさんの方々に支えられてなんの不自由もないはずなのですが、目に見えない何か?に苦しむのでしょう。ホームシックの子たちは、みんな自分のおかれている立場は頭では理解しています。今すぐ帰れないことも、日本の保護者の方々が望んでいるのはただ楽しく、そして充実したホストファミリーとの時間を過ごして無事に帰ってくることだけです。あと数日の辛抱です。ここが頑張り時です。
現地の学校は今日から春休み明けの新学期が始まり、いつも来ていたホストブラザーなどが今日は不在で少し寂しかったです。日本では元号がかわりその話題でもちきりでしょうが、アメリカ時間の昨日、引率者である私たちはネットでリアルタイムでチェックしていたため、子供たちに新しい時代の名前を伝え、その話で盛り上がりました。「令和」の意味を聞かれたので、調べると令和には、「人々が美しく心を寄せ合う中で、文化が生まれ育つという意味が込められている」とのことでした。それでも子どもたちには難しそうで、平成のほうがカッコイイということをつぶやいている子もいましたが、私たちはこの歴史的瞬間を生きているのだと思うととても不思議に思えてきました。平成生まれは、昭和のことをよく古いもの扱いしますが、これからの元号の令和に生まれた子たちから古いもの扱いされるのだと思うと少し寂しい気持ちになるのでしょうか。今日はエイプリルフールなので、嘘をついてもいい日です。悪意のない嘘だったらついてもいいので、今日はホストファミリーに何か面白いうそをつくのはどうかと提案してみました。今日もそれぞれのクラス別に授業が行われましたが、とても充実した内容の授業でした。まずはどんな職業があるか?それぞれの職業の給料はいくらか?という質問からアメリカの紙幣やコインについての授業をしていました。子どもたちはたくさんの職業を浮かべ、パイロット、医者、先生、野球選手を述べていました。中には大金持ちになりたいと呟く子どももいました。お金はどこで使うか?という先生の質問にはToy Store, Music Storeが挙げられ、そのショップでは何を買えるか?という質問にはおもちゃやCD,DVDと答えることが出来ていたようです。クラス内では英語が得意な子が率先してわからない子に教えてあげていたので、助け合いの気持ちが出来ていたようでとても良い雰囲気のクラスが出来つつあるようです。しかしまだまだ授業中にだるい、わからないから面白くない、帰りたい、という子どももおり、小学生とはいえど、もう一度なぜホームステイにきているのかを少しでも考えてほしいのです。慣れない環境で慣れない食事、文化、言語が全く通じずにストレスがかかってしまうのはわかります。ですがこんなにいい機会はないです。何度でもいつでも経験できるわけではありません。また、ネガティブ発言はできるだけ控えて、少しでもポジティブシンキングにしてほしいです。例えばホームステイ先のご飯がおいしくないという発言は心の中に留めておき、ご飯がおいしくないというのは日本食のほうが好きだからだ。世界にはいろんな好みの料理や味があるのだということがわかった。いかにお父さんお母さんが作ってくれる日本食が自分たちにとって大切なものかが分かった。というように少しでもネガティブをポジティブに。「不便なことは日頃の当たり前が当たり前ではない幸せなこと」だと気づかせてくれるのです。少なくとも何に対しても感謝の気持ちを常に忘れないでほしいです。そして気づけばあと4日しかありません。残り4日もあると思うのか、4日しかないと思うのかでは生活の充実度合も変わってくるのではないかと思います。全員が後者であってほしいと思います。お金についての授業の後はSimon saysこれはSimonという人は船長の役なので船長の言うことを聞かなければいけません。「Simon says Jump!」と言われたらその命令に従わなければいけません。逆にJump!だけではその命令に従う必要はありません。文頭にSimon says〜がついていればOKです。子どもたちはイキイキとして楽しんでいました。やはり小学生には体を動かしながらのゲーム感覚のものが人気のようです。授業を終えたらランチタイム。家から持参するサンドウィッチだけではもの足らず、学校にある店で、冷凍食品のチーズバーガーを買って食べる子、カップヌードルを食べる子、サンドイッチとスナックを食べる子など様々でした。午後からはオレゴン州の州都であるSalem(セーラム)へいつものスクールバスで20分ほどかけて行きました。ここはオレゴンの政治の中心地です。州庁舎を訪問したのですが、オレゴンの州知事がいたのです。女性の知事らしく、支持者がたくさんきていて、知事室内で選挙の時のように、名前を連呼されていました。SPのような人たちもいて、なんだかとても忙しそうで、残念ながら私たちとの面会はかなわず、近くにはいたのですが、よく見ることすらできませんでした。色々な説明を試みましたが、小学生には少し政治の話は難しそうでした。しかし、州庁舎の建物の広さや立派な建物の造りが珍しく、壁に描かれてある絵が美しく、写真を夢中でとっていました。その次は子どもたちにとって一番の楽しみであったA Dollar Tree という1ドルショップに行きました。日本でいう100円ショップですね。ここオレゴンは消費税がかからないため、値札の値段を払えばいいので、特に1ドルショップは個数だけで費用がわかるので、子供たちは他のお店で買うよりも早く支払いができていたようです。今日は午前中にお金の使い方も学んでいたため、なおさらスムーズにいったようです。一時間も時間をもらえたのでたくさん買い物ができたことでしょう。安いですがたくさんいいものが売っていました。アメリカのA Dollar TreeはMade in USAと書いてあるものもあって、子どもたちは友達や家族などにお土産を買っていました。子どもたちが買ったお土産をどうぞ楽しみにしていてください。明日は、学校が始まりましたので、マンモス小学校にてアメリカの子どもたちと一緒に授業を受ける日です。日本からの持参した折り紙やお習字、アルバム、そしてお菓子などをもっていき、たくさんアメリカの同年代の子供たちとの触れ合い、友達を作りましょう。明日も一日たくさんの英語のシャワーを浴びましょう!! |
オレゴン レポート3月29日
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今日はオレゴンコーストへの終日研修でした。いつものように学校に集合し、いつものスクールバスに乗って出発です。今日はホストファミリーも何組か一緒にバスに乗っていきました。昼食はクラムチャウダーを食べるために2時間程かけてMO’Sレストランへ。往路はバスが結構揺れたために、バス酔いを訴える子はいたものの、今回は到着日のように嘔吐する者は誰もいませんでした。MO‘Sレストランは、クラムチャウダーがとても有名な歴史あるレストランのようで、いつもたくさんのお客さんで賑わっているようです。私たちはお店を事前に予約していたため、すぐに食べることができました。お店の方もバタバタではありましたが、シーフードにアレルギーのある子どもたちにもハンバーガーを出してくれたり、きちんと対応していただき、とても助かりました。スケジュールの予定時間が思い通りにいかなかったためにビーチに行く時間がなくなり、子供たちは残念な思いをさせてしまいました。ビーチへは行きませんでしたが、バスで行く途中綺麗なビーチを少しでも見せることが出来たのでよかったです。気持ちを新たに切り替えバスを駐車している所までの道のりを約2キロほど歩きました。今日は天気もよく、通常のオレゴンの天気にしては、晴れ間も多く暖かかったため、良い運動になり、また気持ちよく歩くことができました。途中にアシカがたくさん集まっている場所があり、子どもたちはたくさん写真を撮り、はしゃぎ ながらもアシカの臭いがきつそうでした。街並みはとても賑やかで、景色も素晴らしく、どこを撮っても絵になる光景ばかりです。とても雰囲気の良い街並みでした。バスまでたどりつくと、そこから10分ほどでオレゴン州立大学のハットフィールド海洋科学センターを訪問し、オレゴンの海洋生物についてたくさんのことを学ぶことができました。ヒトデなど海洋生物を実際に触ることができ、触ると手に吸盤のようにくっついてきてとても不思議な生き物が多かったです。子どもには最適な学習場所だったのではないかと思います。ここオレゴンコーストには、日本の「先生〜僕(私)、海洋生物大好きだからここに来ることができて嬉しい〜楽しい〜!!」と言ってくる子どもも何人かいました。とても目がキラキラしていました。好きなものを見られた時の喜びは大きいことでしょう。今回海洋生物に興味の無かった子どもたちも新しいものに対して興味を持ってほしいと思います。館内を見回った後はショップにてアザラシやクマノミのフィギュアや置物やジュースを買っていました。何回か買い物をしているうちにアメリカのお金の仕組みを少しずつ理解できて一人でもお金を出せる子、まだ少しわからない子と様々でしたがみんな頑張ってなんとか一人でしようとしているのでその調子で自立心を養っていけるようになってほしいです。海洋科学センターを出た後は、スナックと水を先生方が用意してくださっていたのでそれをもらいバスに乗り込み、学校へ帰ってホストファミリーとそれぞれのお家へ。明日明後日はホストファミリーと過ごす最初で最後の週末です。日ごろの感謝の気持ちを表すために、積極的にお手伝いをしたり、日本料理を作ったり、ホストファミリーのために何が出来るかをしっかり考えて行動し、そして、何よりもファミリーと楽しく充実した週末を過ごしてほしいと思います。Have a nice weekend!月曜に色んな話を聞くのを楽しみにしています!ちなみに、今朝今までに、もしくは今、ホームシックだと思う人は?と聞いたら、10名ほどの子が手をあげました。すでに泣いて夜に電話がきたり、今日も涙を流す子もいましたが、みんな苦しみながらも頑張ろうとしている様子がうかがえます。ホームシックになることは、ホームステイではごく自然なことなので、「よかった!日本の家族のことをたくさん想っている証拠だから、泣いていいよ。でもこればかりは自分自身との闘いなので、克服しないといけないこと、ある程度の時間が解決すること、ここでの滞在がまだ長く続くのであれば、つらいかもしれませんが、仮にそうだとしても、それは時間が解決するということ、もうあと本当に限られた時間だから、あとは楽しむことだけを考えよう、ホームシックの夜は、とにかく寝ること、一晩寝れば忘れるとよく言いますが、もうそんな時は、シャワー浴びてすぐにベッドに入ること、そうすれば、今の気持ちはだんだんとなくなっていく旨を話しました。でも子供たちはずっと泣きっぱなしではありません。泣いた後にはケロっとしている部分もあるので、本当に一時的な感情なのかもしれません。保護者の皆さまは、このレポートを読まれて、「うちの子ではないかしら?」と思われてご心配かもしれませんが、ホームステイでは是非体験してほしい感情だと、私どもは思っております。なので、必要以上にご心配は無用です。何よりもホームシックを克服して、成長し、たくましく育ってかえってくる子供たちとの再会を楽しみにお待ちください。 |
オレゴン レポート3月28日
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アメリカ2日目の朝、初日の夜はうまくいったのか、みんな元気な姿でやってくるかを心配しましたが、全員が揃った時点でとりあえずは安堵しました。今日から授業が始まります。3つのクラスに分けて授業を行いました。ここでは昨日紹介したエイジェイ(AJ)先生、ギャビー先生、そしてドミニク先生(昨日はジャスティン先生が来ましたが、彼は実際に教えるのではなく、様々な活動のお手伝いをしてくれる先生のようでした。)が授業の担当をしてくれました。まず、子どもたちには黄緑のキャップを配り、それに好きなようにペイントをしよう!という内容から始まり、子どもたちは楽しそうにペイントをしていました。中には何を書いていいかわからない…逆に帽子には何も書きたくない…という子も。皆それぞれの個性を生かして世界に一つだけのCAPを作れていたと思います。ういうのを描かせると、大概の女子は得意分野とするところですね。このキャップNBAを見に行くときに使用します。蛍光色黄緑は派手なのでNBAの広い会場でMNCCの子供ということがわかりやすく、引率者としては助かります。キャップのペイントのあとは、できるだけ英語を表現を使うことと、色んな人に自分から話しかける機会を与えるための質問ゲームをやりました。「ペニーという犬を飼っている先生を探しだせ!」,「紫色が好きな先生を探し出せ!」,「生徒、先生に一番好きな食べ物を聞いてみて」「変顔をして踊れる先生を探し出せ!」といったクエスチョンシートに沿って歩き回って皆に質問をする授業がありました。だいたい理解してたくさんの友達と接することができている子、友達に聞いたり辞書を使ったりして四苦八苦しながらも皆積極的に頑張っていたようです。知っている単語を使ったりジェスチャーで一生懸命伝えよう、話しかけようとする積極性こそが必要であり、その姿勢を見せてくれることが私たちの願いであります。クエスチョンシートのあとはそのシートの裏に自分の好きな物や自分自身の紹介などを書いて飛行機を作り、飛ばしたあとに自分のではなく、他の人が飛ばした飛行機を拾い、そこに書いてる事をヒントに持ち主を探すゲームを楽しんでいました。12時になると待ちに待ったランチタイム。子どもたちが学校にあるお店で水やジュース、カップ麺を買っていました。ランチの時間は、マット先生がお店を開けてくれ、子供たちとの会話を楽しみながら、同時に彼らもお金のことを学ぶことができて一石二鳥です。
千葉と兵庫から日本人2人が、ここの学校に長期の留学できており、一部の子どもたちのホストファミリーと一緒のようでした。2人は私たちの活動に同伴してくれ、子供たちのわからない英語をヘルプしてくれたりして、大変助かっています。
ランチタイムが終わってからは消防署へ。消防隊員は消防服を着るのに大体45秒で、更にヘルメットや酸素ボンベを装着するのに20秒程度のようで、そのデモンストレーションを行ってくれました。全てのものを装着して大体重さは50パウンドということでしたので、ちょうど私たちのスーツケースの重さでした。つまり23kgもの荷物を持って(背負って)あの過酷な仕事をするので本当に大変な仕事です。車の事故などがあった際、車の中に閉じ込められてしまった人を助けるために車をカッティングするチェーンソーを実際に見せてもらったり、持たせたてくれたりと貴重な体験をさせてもらえました。年間でどれくらい出動するのかという質問を事前に用意していた子もおり、3000回ほどだということがわかりました。子どもたちはとても驚いた様子でした。その後も消防車に乗せてもらったり、はしご車も実際に上に伸ばして見せてもらう予定だったのですが、これは誰でもできることではないようで、その資格を持つ人でないとできないようです。残念ながら今日はそのスタッフがおらず、見せてはもらえませんでした。そのかわりに、実際に消火器を噴射させてもらったり、一分間に1000ガロンもの水を放水するものを見せてもらい、みんなシャッターを一生懸命に押していました。帰り際には、プラスチックで作られた消防士の帽子や、鉛筆やキャンディーなどを頂きました。そのキャンディーには英語が書かれてあり、「Stop,Drop &Roll」意味をジャスティン先生に聞くと、「もし自分の洋服などに火がついたら、地面にふせて転がって火を消す」という意味だそうで、これはアメリカでの子供たちの防災教育ではとても有名な言葉のようです。日本では火事を見たらまずは周りの人に知らせるということになっていますが、アメリカでは子供の火遊びなども多く、それで命を落とす人も多いらしく、まずは自分の身は自分で守るということを基本として、この言葉は子供たちへの定番の防災用語のようです。それをキャンディーに書いてあるのがおもしろいですね。その後は、モンマスパークへ。消防車からモンマスパークまではいつものスクールバスで行き、公園の遊具で遊んだり、鬼ごっこをしたり、フリスビーなどをして楽しみました。そこで、なんとギャビー先生はヨガの先生もしているみたいで、女子数人にヨガのポーズを教えてくれました。小学生はみんなまだエネルギーが有り余っているようで、外に行くと本当に生き生きとしています。その後は、みんなで歩いて学校まで戻りました。今日は昨日と違って雨は降らず、日も照っていたので、絶好のウォーキング日和でした。ほとんどが大学のキャンパスに隣接する道路で交通量も現在春休みということもあり、ほとんどなく、歩きやすかったです。途中並木にリスが木の枝を上っていく様子が見えました。そたれを見て興奮した子どもたちが写真を撮るのに必死でした。今日はモンマスの隣町のダラスで雹がふったようです。ここオレゴンは本当に一日の中でも天気が急激に変わりやすいようです。
みんなマンモスパークが今日のスケジュールで一番はしゃいで楽しかったのではないかと思います。公園で「はい、遊びなさい」と言われてすぐに遊べる小学生は今日も無邪気で良い光景でした。明日はオレゴンコーストに行くので、安全に気を付けて、忘れ物などがないよう、充実した1日になることを願っています。保護者の皆様がせっかく与えてくださったこのチャンス、どんなに短い期間でも子どもたちには、ただ単に楽しかったということだけではなく、行く前と行った後の自分の成長の変化を少しでも感じてほしいのです。また、楽しむことも大切なのですが、TPOを考えてメリハリをつけられるようになってほしいものです。今日は2日目でしたが、ホストファミリーから持たされるランチに対する不満や、授業に対する不満などが聞こえてくるのはなぜでしょうか。食生活の違いは異文化では当たり前のことです。ちなみに、授業内容は完璧です。子供たちを楽しませ、たくさんの英語を楽しみながら学ばせてもらっています。個人の意識の問題だと感じます。お互いが慣れてきたが故に、相手に配慮するということにかけ、人に迷惑をかけたりすることがありました。お互いが気持ちよく生活するために、自分が何をすべきなのか、自分自身がどうあるべきなのか、そして、人に対してのリスペクト(敬意を払うこと)や思いやりをもって接すること、感謝の気持ちをもつことの大切さ。自分が言われたりされたりすることが嫌なのに、自分もそのことを相手にしていることに気付いていなかったり、自分のことを守るために、人を責めたり、誰かのせいにするような言動も聞こえてきます。嫌なことを言ったりしたりすることがないように、ホームステイで学ぶことは、決して英語や異文化だけではないように感じます。反省のない中で人間の成長などあるはずがありません。これらのことは、残りの期間でどれだけ成長するためへの課題ではないかと考えさせられました。まずは、このような機会を与えられていることに感謝すること、食べさせてもらっていることに感謝すること、なんでも当たり前だと思わないこと、こういうことを気づける人になってほしいのです。ほとんどの子供が真面目に頑張っていると思いますし、楽しんではいると思いますが、今日はあえて苦言を呈するレポートにいたしました。 |
オレゴン レポート3月27日
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待ちに待ったわんぱく留学出発日。今日は全国的に暖かい小春日和のようです。早朝から、鹿児島、宮崎、熊本、長崎、大分、福岡、沖縄の空港から、無事に羽田に到着し、九州沖縄各県が合流しました。無邪気で屈託なくはしゃいでいる小学生といると、ジュニア留学の中高生がだいぶ落ち着いた大人に感じられます。羽田から成田までバスで向かう間、スカイツリーや東京ディズニーランドが見えると歓声があがります!中高生は、まだクールでここまで大騒ぎはしないのだろうなと思いながら、感動や興奮をこうやって素直に表現できる小学生の無邪気さが、愛おしさすら感じさせます。感情表現豊かなアメリカに行くわけですから、彼らのように、物事に純粋に感動したり、嬉しさを言葉にできることを、是非アメリカでも大いに発揮してほしいものです。
夢と希望に満ち溢れたままで、その純粋さをいつまでも忘れない大人になってほしいなと思いました。春休みに入ったのと、行楽日和で、車も混んでいる様子。約1時間半程で成田空港に到着しました。そこで東京の子と合流し、わんぱく41人全員が揃いました。今はどの仕事も機械化が進み、搭乗手続きも全て対人ではなく、キオスクという機会で入力していくもの。まずは引率者から先にやって、そのあとに航空会社の人にも手伝ってもらい、全員無事に手続きを終えました。その後、セキュリティーを通りましたが、ハサミが筆箱に入っており、それは機内持ち込みができないため、没収された男子がいました。あとはスムーズに進み、出国審査てす。ここも、外国人のみ対人での対応で、日本人は機械ブースでパスポートを入れ、ウエブカメラで写真が自動的に撮られ簡単に終わりました。座席がバラバラになっていたため、カウンターにかけあい、出来るだけグループをまとめてもらいました。搭乗ギリギリまで調整してくれたデルタ航空職員に感謝します。搭乗口まで行き、まずは全体写真撮影の並びを決め、最初のグループ写真撮影。その後、暫く解散して、サヨナラパーティーのプログラムを決めました。アメリカに着く前にサヨナラパーティーの話し合いというのも、なんか変な感じもしますが、アメリカ到着後は、スケジュールがびっしりつまっており、あまり時間もないため、引率者としては、早めに取り組みたいことの一つです。デルタ航空の飛行機に搭乗するまでに時間が余っていたのでその時間を使ってサヨナラパーティーの話し合いをしていましたが、皆いつのまにか打ち解けて仲良くなっていました。小学生の打ち解けの速さにはびっくりさせられると同時に純粋すぎてうらやましく思いました。飛行機に乗る前に何人かの子が「いくらくらいしますか?」と、お金を払って機内食を買うと思っていた子がいたようで、「ただだよー。」というと、喜んでいました。デルタ航空の飛行機に乗り9時間かけてポートランドへ。なかなか寝付けない子、疲れてぐっすり寝ている子、モニターで映画鑑賞やゲームをしている子様々でした。機内食は野菜を残している子が多かったようです。小学生らしいですね。そしていつの間にか日付変更線を超え、朝を迎え朝食はデニッシュとフルーツでした。これもアメリカンな朝食です。着陸態勢に入った途端機体が結構揺れたので酔ってしまった子が続出で吐いてしまった子が続出、飛行機を降りて、移動途中でも吐く子がいて、今までに私も経験したことのないほどの嘔吐の数でした。オリエンテーションでよく話をするエチケット袋を常に持っておくことが役に立ったかもしれません。しかし吐いたらすぐに元気になった様子。さっきの酔いは何だったのだろうかと不思議な気持ちになるほど回復は早いもので、とりあえずは安心しました。その後は入国の税関審査でまたもやキオスクという機械での手続きです。便利なようで、結局楽になっているのは彼らの方で、旅行者の私たちはわかりづらく、逆に不便さを感じました。バスに乗り、その後は現地の私たちに英語を教えてくださるエイジェイ(AJ)先生、ギャビー先生、そしてジャスティン先生と合流予定でしたが、なかなか会えず空港でしばらく待ちぼうけを余儀なくされました。大人数の子供たちをみて珍しがり、写真を撮るおじいさんがいたり、声をかけてくる人たちもいました。時間はかかりましたがやっと合流でき、ほっと安心。よく映画などで出てくる黄色のスクールバスに乗ってホストファミリーと対面の午後5時までを、しばし観光の時間の時間です。当初の予定のビスタハウスではなく、モルトノマの滝というオレゴンでも観光名所へ行きました。時差ボケはまだある中、アメリカの自然を楽しんでいる様子で、写真をバンバン撮っていました。上の方へ登ると滝の水しぶきがとんできて濡れてはしゃぐ子どもたちもいました。そのあとは本場のマクドナルドへ。子供たちはなんとか頑張って注文をしている様子でした。店員もなんとか理解しようとしてくれて、おなかが空いていない人もいて、41人全員が注文したわけではないですが、おいしそうにほおばる子供たちをみて癒された時間でした。その後は、またバスに乗ってモンマスへ。途中ものすごい大雨に見舞われましたが、ちょうど現地の学校に到着した瞬間に晴れ間がのぞき、私たちを歓迎してくれているようでうれしかったです。でもやはりオレゴンは体感温度は寒いです。おそらく今日は10度あるかないかという感じでした。日本からの温度差で風邪をひかないように、くれぐれも体調管理をしっかりとしてほしいと思います。バスが学校に到着すると、私たちのことを待ちわびて外で待っていてくださったそれぞれのホストファミリーとご対面です。緊張していた様子だったけど事前に練習していたように、元気よく挨拶もできたようですし、ホストファミリーの方々も皆明るくて良い人ばかりです。全員の写真がとれませんでしたが、明日からの活動の様子を楽しみにしていてほしいと思います。きっと楽しい10日間になると思います。ここにくるまで、色々ありましたが、終わりよければ、全て良しということにしましょう。ホームシックになった場合の対処法なども空港で話しておいたので、万が一そうなったとしても、
乗り越えてくれることでしょう。とにかくこうして無事にホストファミリーに引き渡すことができましたことを、まずは初日のご報告といたします。今晩はゆっくりと寝て、明日からの活動が充実したものとなりますよう、願っております。保護者の皆さま方、どうぞご安心して10日後に成長した姿で帰国されることをどうぞご期待ください。 |