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アーリントン レポート4月5日

 今日は,朝の8時にスタディセンターに集合。アーリントンを発つ日です。
空港に向かうバスの近くでは,子どもたちがホストファミリーに感謝を伝えていました。もう,なんと言ったらいいのでしょう。10日間ホストファミリーのおうちで一緒に過ごさせてもらったので,家族と長い間会えなくなる前のお別れのような気持ちで,ホストファミリーとハグをしながら涙を見せる子も。でも全員がしっかりと感謝を伝えられたようです。そしてバスへ。ホストファミリーの皆さんもバスが見えなくなるまで,ずっと大きく手を振ってくださっていました。バスに乗る前に感極まっている子もいましたが,バスに乗るとさらに実感が湧いたのか,堪えていた涙を我慢できなくなりながら,アーリントンの町並みを窓から静かに眺めている子どもたちの姿が印象的でした。アーリントンでの生活が子どもたちにとって心に残る10日間出会ったことを再認識しました。昨日のサヨナラパーティーでの子どものThank youスピーチにもありましたが,アーリントンでの10日間を通して,英語だけでなく,アメリカでの生活、文化,食べ物,冗談,多くの人の生き方など,たくさんのことに触れた10日間でした。
 シアトル・タコマ空港に着くと,チェックインを済ませ,保安検査場へ。驚くほどの人の多さでした。日本を発つときに保安検査場を通りましたが,英語で保安検査を受けるのは初めてなのでドキドキしながら列へ。アメリカの保安検査場では靴を脱がないといけないということに驚きました。保安検査場を通って最後の自由時間。空港内でお土産を見て回りました。「硬貨の使い方が難しいですよね…」と数名の子が言っていましたが,一人で堂々とレジに並び,支払いを済ませていました。1日目には考えられなかった光景です!みんなたくましくなったなぁと一人で感慨にふけっていました。
 そして,地下鉄のようなものに乗って搭乗口へ。飛行機に乗り込みました。飛行機に乗り込むと,疲れて寝てしまう子,行きの飛行機で我慢した映画を見る子,学校の宿題をする子,帰国してからすぐ始まるテストに向けて勉強をする子など,さまざまでした。
 成田空港に着いて,荷物をとり,他のチームと合流してバスに乗りました。そして羽田空港へ。羽田空港に着くと,搭乗時間まで45分しかなく,急いで荷物を預けいれました。荷物を預けてグループごとに並んでいると,子どもたちから私にサプライズが。メッセージを書いた色紙とプレゼントを用意してくれていました。すぐにメッセージを読みたかったのですが,保安検査場を通って搭乗口まで移動するのに時間がかかるため一旦カバンへ。搭乗ゲートまでの800mを全員で早歩きで移動し,なんとか間に合いました。
 飛行機に乗ると,ほとんどの子が疲れて眠っていました。先ほどもらった色紙を取り出し,子どもたちからの言葉をかみしめました。これまでの10日間でのさまざまなことが思い出されて,泣けました。1〜2日目は,緊張でほとんど言葉が出てこなかった子が,なんとかコミュニケーションを取りたいとジェスチャーや知っている単語を使って挑戦するようになったこと。1日目に「shyは良くないよ!」とホストファミリーから言われた子が,頑張って自分から話しかけるようにこの10日間頑張ったこと。日を重ねるごとに子どもたちが自分からどんどん動けるようになっていったこと。朝になると,ホストファミリーとのエピソードを楽しそうに話しにきたこと。老人ホームで自分から積極的に鹿児島の紹介をしようと努力していたこと。慣れない軽量カップに悪戦苦闘しながらホストファミリーに日本食を振る舞ったこと。ホストファミリーと話すために 学校では習わない「日常生活で使う英単語」をたくさん日記帳に調べて練習したこと。アメリカでの学校生活を体験して,「僕たちも積極的にならないといけませんね!」と決意を新たにしていたこと。「英語ができるようになりたい!」と勉強法を聞きにきた子。
今回のアーリントンへの旅は,子どもたちにとって単なる楽しいだけの旅行ではなく,自分が苦しい思いをすることもあったけれど,多くのものに触れ,多くのことを考える日々だったと言えます。この経験が子どもたちの一部になり,これからの自分を形成していく大切な要素になるでしょう。
 チームアーリントンのみなさん。10日間お疲れさま。苦しいこともあったけれど,楽しいこともたくさんあったね。明日からは,それぞれの場所に戻っていくけれど,あなたたちがこれまで以上に自分らしく,自分の道を切り拓いていけることを私は確信しています。素敵な人生を。10日間,充実した日々を一緒に過ごせたことを心から感謝しています。ありがとう。いつかまたどこかで。

アーリントン レポート4月4日

 今日は,ちょっと遠い学校に行くため,スタディセンターに6時半に集合。いつもより早い集合だったので,まだ朝日は登っておらず,外はとても寒かったです。スタディーセンターに集合して,バスに乗ってスタンウッドミドルスクールへ。バスの中ではみんな眠そうでした。学校に着くと,1,2日目に滞在したHaller middle schoolと同じくらい大きく,美しい学校です。ミドルスクールなので,日本でいうと小学6年生から中学2年生までが在籍している学校です。
 学校に着いて,初めの30分は施設内を案内してもらい,そこから5つの授業を受けました。施設見学をしながら話を聞いていると,やっぱりここでもリーダーシップの授業があるそうです。学校中に貼られたポスターや大会の運営表などを作る授業のようです。
 施設見学を終えていよいよ授業へ。なんと1つの授業が26分間でした。それを聞いて子どもたちは,「26分だったら集中力が続きますよ!」など冗談を言いながらパートナーについて授業を受けに行きました。やはりここでも音楽をかけながらバスケをしたり,理科の授業では,自分のことを話してグループ内の共通点を探したり,英語の授業では,本を読んでそれについてのエッセイを書いたりという授業をしていました。全てが英語で行われる授業でしたが,「1,2日目と比べて,意識しなくても聞き取れる単語が増えた」という子もいました。スタンウッドミドルスクールには,学校Tシャツがあり,校長先生が特別に5��で分けてくださいました!スタンウッドミドルスクールでの学校生活を思い出すいいお土産になったことでしょう。
 それからマクドナルドへ。いや,アメリカ風にかくと”ミクド-ナァルd”でしょうか。メニューを読むのにも苦労しながらなんとか注文をしました。メニューが日本と結構違うんですね。エビフィレオがアメリカに存在したことがないという事実に驚きました。そして子どもたちがgetしたドリンクのサイズにびっくり。そしてドリンクがセルフサービスなのにも子どもたちは驚いていました。そこからHaller middle schoolにバスで行き,いよいよ昼食。自分でgetした昼食を美味しそうに食べていました。
 その後,さよならパーティーの準備をしました。カフェテリアで行うということだったので,昨日準備したデコレーションを飾りつけたり,日本のスナックコーナーを用意したり。出し物の最終打ち合わせもしました。「心を込めてサヨナラパーティーの準備がしたい!」とみんな集中して頑張っていました。準備が終わり,14:30に一旦解散。
 18:00にHaller middle schoolに再度集合しました。子どもたちは浴衣を着たり,剣道着を着たり,空手着を着たりといつもより,より華やかです。このパーティーのためにホストファミリーもそれぞれ料理を作ってきてくれました!サラダにラザニアに肉料理にケーキに…。いい香りが立ち込めていました。
パーティーが始まり,ご飯を食べた後,子どもたちのパフォーマンスが始まりました。どのパフォーマンスも素晴らしく,ホストファミリーから拍手の嵐でした!それから全員でできる日本のゲームをしました。新聞紙の上に二人が立ち,日本式でじゃんけんをし,負けた方が新聞紙を折っていって,最後に立っていられた方が勝ちというゲームです。想像以上の盛り上がりで,みんな夢中でゲームに参加していました。(私もゲームに夢中になりすぎて,写真をあまり撮れませんでした。)
それから終了証書授与へ。とてもここでの感動は伝えられません。子どもたちが帰国してから直接話を聞いてくださいませ。あぁ,子どもたちはここで本当に素晴らしい時間を過ごしたんだなと心から感じました。
いよいよ明日はアーリントンを発ちます。8:00にスタディセンターに集合し,8:30に空港に向かいます。最後まで子どもたちが充実した時間を過ごせるようにサポートしたいと思います。

アーリントン レポート4月3日

 今日のアーリントンは,昨夜降った雨のせいか空気が冷たく,太陽も顔を見せず,一日中曇りでした。ホストファミリーによると,この時期は曇りが続くことが多いのだそうです。「これまでが珍しいほど晴れていたのよ!」と笑っていました。
 今日も7:30にスタディーセンターに到着。いつも通り,8時から英語の授業が始まりました。今日は,Tell me about your visit to meet mayor, fire station, police station.”というお題について少し長めの日記を書きました。消防署員の制服の色の違いについて書いたり,どの場所を訪問しても「目標」や「スローガン」がドーンと書かれているのを見て驚いたことについて書いたり,市長さんに市民にどの年齢層が多いか聞いたときに「ベビーブームがあったから この年齢層が多いのよ」と教えてもらったことから「理由まで教えてくれるなんて親切な方だと思った」という感想を書いたりしていました。
 それを書き終えると,海外での食事について学びました。「どのくらいの時間に何を食べるのか」や「レストランでの注文の仕方」などを学びました。明日のランチは,マクドナルドに行くことになっているので,今日学んだことが役に立つでしょう。体の部位の名称についても学びました。
 その後,明日のSayonara partyに向けて,準備をしました。司会の2人を中心に明日のパフォーマンスについて打ち合わせをしたり,会場の飾り付けを作ったりしました。かわいいオーナメントを作ったり,他のホストファミリーとも交流ができるように折り紙でネームを作ったり,パーティーで提供する日本のお菓子の説明書きを書いたりしました。それぞれのパフォーマンスの練習では,素敵な歌声が響き渡っていたり,かっこいいダンスの練習をしていたり,凛とした空気をまとった空手の型の練習をしていたりと明日が楽しみになる練習風景でした。
 明日は,6時半にスタディセンターに集合して,スタンウッドハイスクールという初めて行く高校で約3時間授業を体験します。その後Sayonara partyに向けて会場の飾り付けをしたり,準備をしたりする予定になっています。活動日という意味では,明日が最終日。子どもたちがめいいっぱい最終日を楽しめるようにサポートしたいです。
(日記をやっと読めました!子どもたちは様々なことを感じ,日に日に成長しているんだなと再確認しました。帰国したらぜひお子さんの日記を読んでみてください。)

Sayonara partyについて演目(案)をおしらせします。
Sayonara Party
Time & Date : Apr. 4th(Thursday) 2019 6:00〜8:00pm 
Place : Haller middle school

Thank you for coming to the Sayonara Party. We hope you enjoy the program! 
* Master of Ceremony: Hiroka and Yota

1.Radio exercise by Shizuki and Soya, Human pyramid by Yota and Kotaro
2.Piano by Ai
3.A Jump rope by Ryunosuke
4.Karate by Kiri
5.Trumpet by Miyu
6.Dance by Harune
7.Piano (Segodon) by Chisato
8.Karate by Kiri
9.Piano by Kanon
10.Dance by Momo and Minami
11.Songs by Runa, Hiroka, Ayaka, Shiho, Miku, Chihiro, Kanon, Aika
12.Thank you speech by Ai

Roles:give present to TC: Aika, Shizuki, Soya

Performed by “Team Arlington“
Students: , Miyu, Harune, Kanon .K, Ryunosuke, Kosei, Minami, Hiroka, Soya, Ai, Ayaka, Shizuki, Momo, Kotaro, Chisato, Kanon. O, Shiho, Miku, Yota, Chihiro, Aika, Runa, Kiri
Chaperone: Asami 

アーリントン レポート4月2日

 今日もアーリントンは朝焼けが綺麗でした。アーリントンは,ちょっと鹿児島に似ている場所です。道は2〜3車線あり,道路はとても広く感じますが,お店はいくつかのエリアに集中しています。天文館エリアや中央駅エリアのようです。違うのは,アーリントンでは一つ一つのお店が横に広く,高さがあまりないところです。そのため,朝焼けや夕焼けはかなり綺麗に見渡すことができます。地平線が見えるとは言えませんが,目の前が鹿児島市よりも開ける感覚です。生活するにはとてもいいところです。朝はとても寒く,ダウンが必要でしたが,7:30にスタディーセンターに着くと,暑いくらいでした。今日はスタディーセンターで勉強をしたり,ホストファミリーや先週のHaller middle schoolでお世話になった友達にThank you cardを書いたりした後,町の見学に向かいます。
 授業が始まるまで,子供たちは昨日食べたものについて話をしていました。ホストファミリーに日本食を作ってあげた子(豚汁やお好み焼きなど!フルーチェを作った際,フルーチェが固まっていく過程を珍しがって動画を撮るホストファミリーもいたようです。だし巻き卵を作った子もいて,巻いていく過程が不思議だったようで動画を撮られました!と話した子もいました。)もいれば,ホストファミリーから美味しいホットドッグを作ってもらった子もいたようです。ほとんどの家庭にバーベキューの機械があって,日常的にそれを使って料理をするのは,とても新鮮です。
 まずは,スタディーセンターで,”What did you enjoy about your visit yesterday?” “What did you do last night?” “What do you wish to see and do while you are here?”という昨日とは異なる3つのお題がTCから出され,それぞれが思ったことを英語で書きました。昨日は2人の子たちがホストファミリーと遠出をしていたため,その子たちにとっては英語の日記は初めての体験だったので、お題がどういう意味かの説明をしました。お題の意味が分かると,一斉にノートに向かいだしました。英語日記を書きながら,日本語をそのまま英語にするのは難しいことに気づいた子たちもいました。私たちは,日本で生まれて育っているので,日本語での様々な表現を知っています。その頭の中で思いついたことをそのまま英語にしようとすると壁にぶつかるのは当たり前です。そこで,壁にぶち当たった子たちに「どうすれば言い換えられる?」と聞きながら,もっとシンプルな言い方で言い換えられないか考えました。「あー,そう言い換えればいいのか!」と言いながら英語日記に向かう姿を見て,これからどれだけ多くのことをこの子たちは自分の言葉で伝えられるようになるんだろうとワクワクしました。
 その後,先週お世話になった学校の友達やホストファミリーにThank you cardを書きました。相手がいることで,書きたいことが増えたようで,たくさんの子たちが質問に来ました。どうすればそれを言い換えられるかを再度一緒に考えました。子供たちはカードに折り紙を切って貼ったり,折り紙で鶴や兜を作って貼ったりしてデコレーションし,思いを込めてカードを作りました。アメリカでは,お世話になった人にカードを送る文化があります。心を込めて作ったカードだからこそ,きっと思いが伝わるでしょう。
 その後,町の公園にTCのルシンダとカレンの車で送ってもらいました。移動の車を待っているとき,まだ11時頃だったのですが,何人もの子たちが「おなかがすきました…」と元気の無い様子。「6時頃に朝ごはんを食べて,11時頃に昼食を食べ,17時半頃に夕食を食べるというアメリカ時間に慣れてきているから,今お腹が減るんですよね!」という子どもたちの言葉に確かにそうかもしれないなと感じました。人って環境に順応していくんですね。
 その後,アーリントンの市長に会いに行きました。市長は女性で,市議会で重要なことを決める人が7人いるうち,3人が男性,4人が女性だそうです。アーリントン市長は,「未来を担うみんなが何を考えているのか」「どうなりたいのか」が町を作って行く上で非常に重要だとお話しされ,子供たちとの会話をとても楽しみにされていたようでした。子供たちが「アーリントンで市長の好きな場所はどこですか?」「有名なイベントがありますか?」「どの世代の人が多いんですか?」などのさまざまな質問をし,丁寧に答えてくださいました。「あなたたちの町で有名なお祭りがある?」という市長からの質問に「おはら祭り」について,子供たちが説明してくれました。「何を祝うお祭りなの?」という市長からの質問に全員でこちらを見る子供たち…。私自身,参加したことも見たこともないので,子供たちを助けてあげられませんでした。自分たちの文化について知ることはとても大切だなと感じました。日本に帰ったらもっと勉強します。
 その後,少し時間があったので,近くのお店で15分程お土産を見つけました。アーリントンオリジナルのブランドの帽子をゲットしたり,現地のガムをゲットしてすごい顔で食べたりしていました。(サロンパスみたいな味だったようです。Wow!)
ショッピングの後,歩いて警察署へ。銃を腰にさしながら,普通に仕事をする警察官を見て子どもたちは驚いていました。そして捕まった人が取り調べをする部屋や取り調べ後に一時入れる牢屋を見せてもらいました。取調室の机には手錠が備え付けられていて,物々しい雰囲気でした。パトカーも見せてもらいました。運転席のすぐ横にPCが備え付けられ,パトカーの後ろの部分には警察犬や迷子の犬を3匹同時に乗せられる場所もありました。(警察署のパトカーのすぐ横にも大きなBBQセットが!)
 最後に消防署に行きました。入り口近くに2001年の同時多発テロで攻撃された建物の一部が展示されていました。あの日を忘れないように展示しているようでした。消防車と救急車も見せてもらったのですが,ここでは何も質問が出ませんでした。子供たちに理由を聞いたところ,日本の消防車や救急車について何も知らないので,アメリカのものにただただ驚くばかりで,質問が思いつかなかったとのことでした。自分たちが住んでいるところについて知っておくことはやはり大切ですね。
 3つの場所を訪問した後,ホストファミリーを待つために昼食を食べた公園に歩いて戻りました。その道中で「日本の家族には会いたいけど,もっともっとここにいて,いろいろなことを知りたい!」という子もいました。「ここに来る前までは,ホームシックになるんじゃないかと心配していたけれど,ここでの生活も楽しい!」とのこと。日本の家族の皆さま,子供たちはいろいろなことを体験して体力的には若干疲れていますが,楽しそうです。子供たちが一回りもふた回りも成長して帰国するのを楽しみにお待ちください。

アーリントン レポート4月1日

 アーリントンは,今日もいいお天気!!朝は4度でしたが,外にいると,上着がいらないくらいでした。先週過ごしたアーリントンの学校は,今日から春休みだということで,学校以外での活動が予定されています。今日はスタディーセンターで勉強をしたり,老人ホームに行ったりと盛り沢山です。
 スタディーセンターに着くと,数名の子たちがもうすでに来ていました。土日に何をしたかを楽しそうに話していました。野球を観に行った子がいたり(ガーリックフライも楽しんだそうです!),教会に行った子がいたり。みんなそれぞれの週末を楽しんだようです。
 スタディーセンターで,まず今回のジュニア留学について,TCのルシンダとカレンが勤めているCHIについての説明がありました。何のためにここに来たのか,このプログラムを通してどんなことが学びたいのかを再確認する時間となりました。
 次に一人一冊ずつノートが配られ,”What is the most surprising thing during your school visit?” “What did you enjoy last weekend?” “Could you tell me about your host family?”という3つのお題がTCから出され,30分間それぞれが思ったことを英語で書きました。中学1〜2年生には苦しい課題だったと思いますが,辞書で一生懸命調べながら取り組んでいました。中3〜高校生になると,ときどき単語を調べながらどんどんと書き進めていっていました。日本語は主語が抜け落ちても大丈夫な言語ですが,英語は真逆で主語が必ず必要なので,その辺りの違いが自分の中でしっくりきていないと,文章を書くときに困ってしまうようでした。
 それぞれが自分の思いを書いた後,TCのカレンが子どもたち全員に3つの質問をしていきました。即興で質問されることにも答えなければならず,子どもたちは時折苦しい表情を見せながらも自分の言葉で懸命にコミュニケーションを取ろうとしていました。週末は,たくさんのものがそこにある「パイクプレイスマーケット」や大きな動物園,マリナーズ対レッドソックスの試合やホストブラザーの用事に付き合った子など様々な体験をしたようでした。
 先週は,さまざまな教室で授業を受けている子どもたちの姿を写真に収めようとバタバタしていたので,日記がチェックできていなかったのですが,今週は全員同じ部屋で授業を受けているので,「今のうちに日記をチェックしよう!」と声をかけると,「え!?書いてません…」という子が数名…。オリエンテーションで,あれだけ日記を書くんですよと言われていたのに。全くもう。「どうして日記を書く必要があると思う?」という質問を子どもたちにしました。確かにせっかくアメリカに来ているのだからホストファミリーや現地の人々とコミュニケーションを取るのが一番大切です。でも,自分がたくさんの経験をして,そこから次のステップに進むのに「今自分は何を考えていて,次にどんなことがしたいのか」を振り返るのは非常に重要だと思います。文章化することで気づく自分の気持ちや変化もあると思うのです。自分の現状が分かっているからこそ,明日が見えると思うのです。そこで,ランチで余った時間や休み時間などの隙間時間を使って,日記を少しずつ書き進めるように確認しました。明日,全員分をチェックすることになっています。どんなことを思っているか,今から読むのが楽しみです。
 午後は,TCのルシンダとカレンがスタディセンターからシニアセンターまで送迎をしてくれて,13時頃に全員シニアセンターに到着しました。カレンはこの日のために大きな車を借りてくれていました。周りの方の協力で,このホームステイは成り立っています。心から感謝です。
 2階に上がると,大きめの部屋に13名程の入居者の方がいらっしゃいました。まず,名前と年齢を全員自己紹介しました。入居者の方に伝わるようにゆっくり,はっきりと話すように全員が心がけているようでした。次に日本の歌を紹介しました。「君が代」と「Believe」を歌いました。歌が上手な子ばかりで,歌い終えると入居者の方からたくさんの拍手をもらいました。「素晴らしい歌だった」と子どもたちに声をかけていると,そこにもうお一人入居者の方が。TCのカレンから,まさかの「もう一曲いける?」というオファー…。大丈夫かなと心配していましたが,ここでの子どもたちは,かっこよかったです!Sayonaraパーティー用に用意していた「旅立ちの日に」をこれまたいい声で披露しました。不測の事態にも自然と対応する姿をみて,成長を感じました。
 その後,入居者の方と折り紙を折ったり,新聞紙で兜を作ったりしました。”Hold like this.“と手順を見せながら一緒に折っていました。折り紙で作るもの自体がなかなか伝わらないこともありましたが(例えば「お相撲さん」),何度も何度も言い換えながら,説明していました。折り紙に日本語と英語でメッセージを書いた子もいて,入居者の方が本当に喜ばれていました。新聞紙の兜は,作ってみたら入居者の方に被ってもらうのには小さすぎたり大きすぎたりとハプニングはありましたが,試行錯誤しながら最後は全員入居者にプレゼントすることができました。鹿児島のことを知らない入居者の方も多く,パンフレットを見せながら自主的に説明をする姿も見られました。
 明日は,午前中スタディセンターで授業をした後にアーリントンビジネス,市役所,警察署,消防署などを訪問する予定です。昨日までの予報では雨だったのに先ほど確認したら,明日は曇りの予報になっていました。子どもたちが雨に悩まされないようで良かった!明日もきっといい一日になるでしょう。

アーリントン レポート3月29日
 アーリントンは今日も晴天!この季節は,曇りが多いようだが,こんなに晴れるなんて,今日もいい1日になりそうだ。今日朝は少し肌寒く,子どもたちもダウンを来て登校した。でも現地の人は,半袖の人が多かった。びっくり。6週間前は,ここアーリントンは大雪だったみたいなので,今日は現地の人にとっては暑いくらいなのだろう。
 数学で,カードで示された九九や2桁のかけ算の暗算を早く言えた人が勝ち!というクイズをしていた。始めは,計算式の示し方の違いや英語で答えを言うことに戸惑っていた。
【計算式の示し方の違い】
(日本) 24     (アメリカ)  3
    × 3           ×24

しかし,それに慣れると,日本人の生徒が誰よりも早かった!日本の子どもたちのかけ算の力は,九九のおかげで世界の中でも高いと言うけれど,本当なんだなと驚いた。
 理科の授業では,ドライアイスを水の中に入れて,さまざまな実験をしていた。水が入ったビーカーにドライアイスを入れると,気体がどんどん発生して,子どもたちはそれに息を吹きかけて遊んだり,現地の子は,その気体を吸ってドラゴンのように口から吐き出したりして楽しんでいた。ドライアイスを水が入ったフラスコに入れると,漫画に出てくるようなポコポコとした気体が次々に出てきて,触ることもできた。先生からの指示を待つのではなく,水の温度を自分たちで変えて実験してみたり,ドライアイスにコインを立てて,振動の様子を見たりする子どもたちもいて,このような授業だからこそ「生き生きと自分から学ぶ」子どもたちが育つんだなと考えさせられた。
 私が「お昼ごはんはもう食べたの?」と尋ねると,元気よく”Yes!”と答えた子がいて,この短い時間の中で,頭の回路が英語versionになっているんだなと驚いた。その子も英語で応えようとして言ったわけではなかったようで,自分の”Yes!”に驚いていた。英語を使わないとコミュニケーションが取れない環境に身を置くって大切なんだなと心から感じた。
 何人かの子どもたちに「今日,一番印象に残っていることは?」と聞くと,さまざまな答えが返ってきた。ある子は,授業中にベロペロキャンディーをなめていた現地の子どもたちに驚いていた。教師になぜ授業中のお菓子がOKなのかを聞いてみると,「頭を動かすエネルギーになるから」とのことだった。
 また, リーダーシップに関する授業に驚いている子もいた。英語や数学などのように「リーダーシップ」の授業があった。子どもたちは,授業開始時に教師の説明を聞くのではなく,授業開始と同時に「自分が必要だと思うお手伝い」や「仕事」を自分から行っていた。「このような活動があるから,ボランティアをしようと思ってするのではなく,誰かが困っていたら普通に助けたり,自分から動いたりする人になるんだと思った」と日本人の生徒が言った。
 午後は,ウォーキングイベントの日で,大きな運動場で,大音量で音楽をかけながら子どもたちが歩いたり走ったりしていた。この日のために現地の子は,チアリーディングの服を着たり,朝から頭に大きなリボンをのせたり,青いフワフワの羽のついたカチューシャをつけたりしていた。現地の子は曲に合わせて踊ったり大声で歌ったりしながら走っていた。ウオーキングの後は,なぜか生徒による教師へのパイ投げ(ホイップクリームたっぶり)が行われた。白いホイップクリームは,テレビで見たことのある光景だったが,チョコレートのホイップクリームは見たことのない感じの顔に仕上がっていて,みんな大笑いしていた。その様子を見ながら,ある子が「本当に自由だな」とつぶやいた。厳しいところは厳しく,自主性に任せるところはとことん任せるというこの環境は,日本の子どもたちの目に非常に新鮮に映ったようだ。
 夜は,学校のカフェテリアでウェルカムパーティーが行われた。ホストファミリーがアメリカンフードをたくさん用意してくれた。また,TCのルシンダやカレンが大きなケーキも用意してくれた。大きなケーキの上には,日本ではケーキに使われているのを見たことがないカラフルな色で,デコレーションがなされていた。初めは,「あれは食べれるんですかね…」と心配そうに言っていた子もいたが,食べ始めるとペロリと食べていた。私はゲットできなかったので,どんな味だったのかすごく気になる…
 さて,ここから2日間はホストファミリーと過ごす週末だ。子どもたちがそれぞれ充実した週末を過ごせますように。
アーリントン レポート3月28日
 アーリントンは晴天!朝は少し肌寒かったが,薄めの長袖があれば過ごせる陽気だ。朝の集合時間は7時30分。ホストファミリーに車で送ってもらい,全員集合完了したのが8時頃だった。昼食を持ってきていない子どももいて,慌ててホストファミリーに連絡をとり,準備してもらうというプチトラブルもあった。昨夜は,ほとんどの子どもがよく眠れたようだ。
 今日は,Holler middle schoolでアーリントンの子どもたちと一緒に英語で丸一日授業を受ける日だ。TC のルシンダとカレンが今日も元気に出迎えてくれた。日本人の生徒一人にアーリントンのパートナーが一人ずつつき,その子と一緒に一日授業を受けることになった。校内に入ると,子どもたちが作った多くのポスターが所狭しと並んでいた。また,海外では,日本とは違って各先生がそれぞれ一つの教室を持っていて,子どもたちが自分の授業を確認して,その先生の教室に授業を受けに行くというスタイルである。そのため,各教室は担当教師の個性あふれる掲示物でいっぱいだった。学習に関係のある掲示物はもちろん,その教師が好きなキャラクターやスポーツチーム,ミュージシャンのポスターなどが貼られていて,カラフルな教室が多かった。授業終了のブザーが鳴ると,子どもたちが一斉に教室から出てきて,次の教室に向かう姿が印象的だった。
 授業の内容もさまざまで,国によって時刻が違うことについての授業や,水蒸気爆弾を作る授業,数学の授業,ノリノリの音楽をかけながらのバレーボールの授業などに参加した。「英語が速すぎる!」「今何をしているのか分からない」という声も聞こえたが,時間が経つにつれて,少しずつ聞き取れる単語が増えているようだ。子どもたちの順応の早さに驚いた。時差ボケの関係で頭痛がする子もいたが,少し休むと,また元気に授業に参加していた。
 お昼は,カフェテリアで昼食をとった。教室の約3倍ほどの大きさのカフェテリアに各自持参したランチを持ってきて食べるのだが,カフェテリアの席が限られているため,学年ごとにランチの時間が異なっていた。ホストファミリーがクラッカーやサンドウィッチ,オレンジやドリンクを用意してくれたところもあれば,子どもたちが自分でサンドイッチなどを作ってきたところもあった。生の人参やりんご丸かじりの昼食に驚きながらも昼食を楽しむ様子が見られた。
 午後はバスケを楽しんだ生徒もいた。英語で英語の授業を受けたり,地理の授業を受けたり,木を削ってスプーンを作る技術の授業に参加したりした子もいた。1日の終わりに子どもたちに感想を聞いたところ,「日本で授業を受けるより10倍疲れた。」「頭が英語でいっぱい!」「数学のテストを受けたけれど,問題が英語で,問題自体が分からなかった」「疲れたけど,1日本当に楽しかった!」「授業を受ける様子が日本とは違っていて驚いた!みんなたくさんの質問をしていた!」などの答えが返ってきた。子どもたち一人一人にとって,忘れられない学校生活初日となったようだ。明日も丸一日パートナーと一緒に授業を受けることになっている。そして,夜はTCやホストファミリーによるウェルカムパーティーが予定されている。ホストファミリーが食べ物を持ち寄り,明日はどんな驚きが子どもたちを待っているのだろうか。
アーリントン レポート3月27日
 春を感じるようになってきたが,空港の集合時間は厚めの上着が必要なほど,肌寒かった。早朝6時30分にチームアーリントン22名とチームポートオーチャードの1名が鹿児島空港に到着した。少し眠そうな子もいるが,みんな目が輝いているようだ。さて,搭乗手続きをしようとすると,チームアーリントンは,鹿児島空港からシアトル空港まで全日空だということで,通常なら成田で必要な手続きが鹿児島空港で必要になり,想像以上に時間を要した。せっかく保護者の皆さまが来てくださっていたのに出発式が時間の関係でできなかったことが非常に残念だった。鹿児島空港を離陸すると,晴天で,あっという間に羽田空港に到着した。
 中学生と高校生の子供たち。羽田空港でチームポートオーチャードやわんぱく留学のチームと合流し,バスで成田空港に向かった。日本はかなり暖かくなってきているのと同じように,アーリントンの天気予報では,最高気温16度であるが,最低気温は2度の予想。朝夕が冷え込むといったところであろうか。お天気に恵まれて,子どもたちが充実した日々を送れるよう祈るばかりである。バスでは,それぞれが美味しそうな昼食をとっていた。過ごす時間が増えるにつれ,チームの中でも会話が弾むようになってきたようである。お弁当を食べ終えると,成田空港やシアトル空港での注意事項についての説明を行なった。
 成田空港に到着した。着くとすぐに搭乗手続きを済ませ,セキュリティゲートを通り,出国手続きを終わらせて搭乗口へ向かった。搭乗口に着いた後に注意事項を伝え,最初の集合写真を撮った。その後,サヨナラパーティーの演目を話し合って決めた。まだアメリカに着いてもいないのにサヨナラパーティーについての話をするのも違和感を感じるが,現地では十分に話し合う時間がないため,ここで大まかな役割や会順を決めた。全体の司会やThank youスピーチ,プレゼント贈呈の係を決めたりした。係決めで自主的に手を挙げる姿に頼もしさを感じた。サヨナラパーティーの話し合いが終わると,「日本にいる間に宿題を終わらせたいんです!」と春休みの宿題に隙間時間を利用して集中して取り組んだり,英会話の本を読んで仲間と練習したりする姿が見られた。
 成田空港からシアトル空港への出発時刻予定は,18時15分だったが,使用旅客機の到着遅れで35分遅れた18時50分の出発となった。飛行機に乗る前に「時差ぼけにならないように機内食を食べたらすぐに寝ること」「食べ物と飲み物の取り扱いに気をつけること」「周りの人に配慮した過ごし方をすること」などの注意事項を再度確認した。それぞれの座席では映画が見られたりゲームができたりする機器が備わっており,始めはそれらに興味を示していたが,機内食を食べると,ぐっすり寝ている子どもたちが多く,アメリカでの活動を充実させるために自分たちにできることをしている姿が印象的だった。
 到着後のシアトルは晴天で16度。日が照っていないところだと肌寒さを感じる気候だ。飛行機から降りたら,税関申告書を手にし,入国審査へ。入国審査で聞かれるのは「入国する目的と期間」。子供達に「Ten days, Sightseeing」と答えられるよう再度確認し,ブースに並んだ。自分の番が来るまで何度も周りの友だちと練習をする様子が見られた。14歳以下の子どもたちは,人身売買を恐れた多くの質問に答えなければならなかったが,終わると「初めての難関を乗り越えましたよ!」と誇らしそうにしていて,これからの10日間でどれだけ成長するのか,さらに楽しみになった。入国審査後,スーツケースを受け取った。そしてホームに出ると,TCのルシンダとカレンが待ってくれていた。ルシンダとカレンと写真を撮った後,ホストファミリーに会うためにバスヘ。
シアトル空港からバスに1時間程揺られてアーリントンへ到着した。ホストファミリーと初対面だった。子どもたちの名前を書いたカードを作ってきてくれているホストファミリーもいらっしゃり,子どもたちは緊張しているようだったが,笑顔でホストファミリーと家へ向かった。これからの10日間が楽しみになる初日だった。
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