アメリカの小学校(わんぱく留学)・中学校(ジュニア留学)に、体験入学し、現地の児童と一緒に授業を受ける小学生のためのホームステイプログラムの現地からの活動報告です。

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2010年度 わんぱく留学/ジュニア留学 活動報告 


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Santa Rosa 活動レポート 04月04日-05日 【写真】

わんぱく留学最後のレポートです。私は、ミホと同じ部屋だったのですが、遅い時間までレポート作成や写真送付の作業のためなどでごそごそしていたので、彼女は途中で目が覚めたらしく迷惑をかけてしまって申し訳なかったです。今朝6時半のモーニングコールには全員がきちんと起床し、時間通りに集合してきてくれました。7時半発過ぎの空港行きシャトルバスに乗り、サンフランシスコ国際空港へ約10分で到着。まだ朝早い時間だったので込み合うことはなく、搭乗手続きはスムーズにすみ、セキュリティーゲートへ。アメリカでは特に厳しいので、靴やジャケット、トレーナーまで脱がなくてはなりません。ここでも特に問題もなくスムーズに通りぬけることができました。子どもたちはあまりお金を使っていなかったようで、アメリカでの最後の買い物をしていました。キーホルダーやチョコレート、Tシャツなどを買っていたようです。「お父さんお母さんにはお土産は買ったの?」と聞くと、「何も買ってこなくてもいいといわれたから」という子もいましたが、「そう言わずに、行かせてくれたのはお父さんお母さんなのだから、感謝の気持ちだから何か買っていってあげたら喜ぶと思うよ」と言いました。

日本に到着する時間は、アメリカで生活していれば夜中になるので、飛行機の中では眠りにつく子が多かったようです。飛行機の中では2回の食事が出ましたが、これは? 昼ごはん? 夜ごはん? と時差のある空間を行き来する時にはどれがなんの食事だかわからなくなります。機内食が出たあとにスナック類が出て、子どもたちは何度もスナックやジュースをおかわりしていたようです。よく食べる子供たちです!! 機内では、帰国報告文集のための感想文を書いてもらい、それをもとに文集作成するので、保護者の皆様には、楽しみにしていて頂きたいと思います。約10時間のフライトは長いようですが、映画を見たりしているとあっという間です。それでも退屈で「先生、あと何時間?」と聞いてきます。成田には少し遅れて到着しましたが、雨が降っていて気温は12度ということで、4月になったのにまだ寒いのだなと思いました。入国・税関審査を済ませ、荷物を受け取り到着ロビーへ。スーツケースをターンテーブルから取る時、カイトが協力してとってくれました。20キロは越えるスーツケースをひょいひょいっと片手で取る後姿に小学生とは思えないたくましさを感じたほどです。

成田では、カズマをお別れです。10日間一緒に過ごした仲間との別れはつらいです。またいつの日か再会することがあるでしょう。最後にみんなで記念撮影をしてお別れしました。ここでお互いの関係が終わることなく、今後もこの出会いを大切にして、友情をはぐくんで欲しいと思います。実際に飛行機の中ではお互いがお手製で作った名刺などを交換してお互いの連絡先を渡しあっていたようです。中高生のジュニア留学のグループの到着時間が私たちよりも少し遅いために、しばし成田空港で待っていました。ジュニアのグループが到着後、バスで羽田へ。東京は大雨でしたがバスは渋滞もなくスムーズに到着しました。羽田では、わんぱく、ジュニア含めて、鹿児島、大分、宮崎、熊本、佐賀(福岡)組に分かれるため、ここで最後のお別れです。混んでいたこともあり搭乗手続きに時間がかかり、かなりバタバタとして、お互いが最後にきちんとお別れができないままそれぞれの搭乗口へ走りました。九州到着は遅い時間のため、飛行機の中ではさすがに長旅の疲れでぐったりとしていました。明日から新学期が始まろうという子もいるようですが、しばらくは、時差ぼけで昼間に眠たかったり、夜中に目が覚めたりすることもあるかもしれません。日本での時間のリズムに合わせるのに若干時間を要するかもしれませんが、徐々に慣らしてあげてください。

すぐに学校が始まり何かと多忙になるでしょうが、忘れてほしくないことは、帰国後一週間以内にお世話になったホストファミリー(には必ず!!)、TCのチェルシー先生、そして学校でお世話になった先生方や友達に必ずお礼の手紙やハガキなどを出すことを忘れないでください。ホストファミリーの方々は、生徒達を自分の子どものように大切に扱ってくださいました。感謝してもしきれないほどです。毎年、帰国後何の便りもなく、ホストファミリーが寂しい思いをしている人達がいます。絶対にそのようなことがないように、各ご家庭でご指導いただきたいと思います。生徒はアメリカに行って後悔している人は一人もいません。またアメリカに行きたいと感じている子ばかりです。ホストファミリーも、またホストファミリーとして受け入れたいと思ってくださり、初めてホームステイの成功があるのです。アメリカの親は、小学生時代に自分の子供を海外に出すことは絶対にできないとよくいいます。そういう意味では日本の子供たちはとても勇気があるねとよく言われます。子どもたちがアメリカで見聞きし、体験したことは、今後の彼らの人生に大きな影響を与えたに違いありません。恐らく、今後は英語への学習に対するモチベーションも高まり、異文化に対するさらなる興味を持つようになり、次には本格的に留学をしたいといいだす子も出てくるかもしれません。この10日間の体験を今後の生活にどのように活かしていくかは皆さん方次第だと思います。人に対しての感謝の気持ちや思いやり、前向きにトライする姿勢、そして周りに対する配慮など英語や異文化だけではなく、ホームステイでは総合的な人間力を成長させることの体験であると思います。

私自身も11人のわんぱく諸君と過ごした時間の中でたくさんのことを学ぶことができましたし、いつも笑いの絶えないみんなとの生活はとても楽しいものでした。機会があれば将来成長したわんぱく諸君と同窓会をして思い出話をしたいなと思うことです。みんなと過ごした10日間は忘れません。本当にありがとう!! Thank you very much and I love you all !!   

 

Santa Rosa 活動レポート 04月03日 【写真】

夕べのサヨナラパーティーは大盛況のうちに終わり、私自身、まだあの時の余韻が残っていて、興奮冷めやらぬといった感じです。たくさんのエンターテイナーがいるこのチームサンタローザは最高でした。今日はホストファミリーと過ごす最後の週末です。それぞれが最後の時間をホストファミリーと楽しんでいたようです。スヌーピーミュージアムに隣接するアイススケート場に行った子もいたようです。

午後7時に学校に集合し、いよいよ出発です。タイガは、今日高校のバスケットボールの練習に参加させてもらったらしく、そこのコーチに「小学生で彼のレベルはかなり高い。是非高校になったらうちの学校に留学してくれ」と言われたらしく、ホストファミリーはタイガのことを誇らしく話してくれました。

今までのわんぱく留学でも、別れの時に、小学生はあまり泣かないのですが、何人かの女子は目を真っ赤にしていたようです。最後にホストファミリーとの全体写真をとり、バスは、一路サンフランシスコへ。最初泣いていた女子も、あっという間にバスの中では元気になり、思い出話をしたり、写真を見せ合ったり、ジョークを言い合ったり、大変賑やかでした。途中サンフランシスコの街中を抜けていくのですが、夜景の美しさに見とれるよりも友達とのおしゃべりに夢中になっているようでした。バスの運転手のニコラスさんもとても気さくな方で、安全運転をしてくださり、いろいろと気遣いをしてくださり大変ありがたいでした。生徒達に昨夜のパーティーで歌ったABCの歌を英語で歌うと、ニコラスさんは、拍手をして喜んでくださいました。アメリカはチップの国ですが、最後に子供たちが残ったお菓子などをやると大変喜んでくださりました。夜の9時過ぎに無事、サンフランシスコ空港近くのホテルに到着し、チェックインしました。3人部屋にエキストラベッドが入っておらず、持ってこられるまでに少々時間がかかったり、トイレがつまったりと、何かとアクシデントがありましたが、なんとか無事に全てが終わり、一安心です。

明日は朝早いので、早めに就寝し、日本へ帰国するまでの長旅に備えて欲しいと思います。

 

Santa Rosa 活動レポート 04月02日 【写真】

今日はここVillageCharterSchoolで過ごす最後の日です。あっという間の一週間でした。天気は、私たちの気持ちを表わすように朝から雨が降って寒々としています。ボニー先生のクラスでは、ハイキングに行けなかったので、今日はその代わりに、タイガ、シホ、マヤ、カズマ、カイトの5人でクラスの子供たちや先生たちにおにぎりを作ってあげました。みんなで作ったおにぎりはおいしくて、生徒達は今すぐにでも食べたい様子でしたが、アメリカのクラスメートと一緒に食べるまで待つように言いました。子どもたちや先生たちは喜んで食べてくれ、一緒に食べるおにぎりはとても美味しくて、みんなで一生懸命に作った甲斐がありました。エルシー先生のクラスでは、昨日の宿題で自分で作った物語を考えてくるようにいわれていました。その宿題を忘れていた生徒もいましたが、即興で考えてくれたのでよかったです。彼らが日本語で読んだあとに、私が英訳しましたが、ユウスケだけは、自分で英訳していて、彼の英語力に驚きました。先生もとても感心していました。みんなとてもユニークな内容で、先生からもほめられ、笑いもおこったほどです。今日は雨が降っていたのですが、エルシー先生のクラスはイースターエッグハンティングはまだしていなかったので、今日しましたが、アメリカ人は少々の雨では、傘もささずに外に出るので、私にはちょっと抵抗があります。それでも子供たちは元気よく庭で卵さがしを楽しんでいたようです。今日は、いつものように歌を歌ったり、縫い物もしていたようです。ボニー先生のクラスでは、英単語のテストが行われ、なんとシホとカズマは100点をとっていました。Good Job!!(よくできました!)と先生からほめられていました。

今日は、最後ということもあり、私たちにはチェルシー先生からピザがご馳走されました。一人2つずつ食べましたが、こちらのピザは大きいので、お腹いっぱいです。今晩のサヨナラパーティーに備えて、ホストファミリーへのThank you cardの作成や、サヨナラパーティーのプログラムの練習をしました。最後には全員が一つのクラスに集まって、生徒達が手でトンネルの花道を作ってくれ、全員がその中を通りました。ここの学校は生徒はとても少なくて小さな学校ですが、先生も生徒もみなとても親切で細やかなケアをしてくださいます。最後の別れの時には、お世話になった日本の生徒よりもアメリカの子どもたちのほうが涙を浮かべている生徒が多かったのが印象的でした。私も見ていてもらい泣きしてしまったほどです。ボニー先生とエルシー先生が、「あなた達のことは、ずっと私たちの心の中に思っています。是非またここに戻ってきてください」という嬉しい言葉をいただきました。是非また日本人の生徒達を受け入れたいと言ってくださったので、本当にありがたいことです。それもみんながここでの授業を真面目に取り組んでくれたからだと思っています。学校を去る直前にお世話になったクラスメートや先生たちに、日本から持ってきたお菓子や、折り紙、そして住所などを書いた英語の名刺を配ったりしていました。ここで友情が終わるのではなく、今後もメールや文通などをして交流してほしいと思います。

夕方6時半からはサヨナラパーティーです。私は、準備などがあるので、早めに会場に行きました。ホストファミリーがポットラック(持ち寄り)で夕食を持ってきてくださり、それをみんなでいただきました。食事を終えたらいよいよ私たちの出し物をする番です。まず最初に全員で英語(ABCの歌)と日本語(ドレミの歌)を歌いました。小学生は中高生と違ってさすがに元気があります。大きな声で歌ってくれたのでよかったです。次は、ショウゲンのけん玉。これがまたうまい!! ホストファミリーも歓声があがるほどでした。3番目は、ユウスケのピアノ演奏でトルコ行進曲を弾きましたが、これがまた小学生とは思えぬほどの腕前で、みんな唖然とするほどでした。終わったあとの拍手は並々ならぬものでした。男子であれだけピアノがひけるってすごいと思います! 本当にかっこよかったです。次にタイガのバスケットボール回しとドリブル。これもまた会場から歓声があがるほどの腕前でした。クールな顔をしてボールをくるくる回すタイガの姿が印象的でした。続いて、マヤのバトン。失敗することを心配していましたが、完璧にこなしました。終わったあとの拍手の大きさが全ての素晴らしさを物語ります。その次はダンスをしているリョウを中心とした、カイト、ユウヤのダンシングチーム。私の大好きなマイケルジャクソンのビートイットを踊ってくれました。限られた練習時間の中で3人で何度となく話し合いや打ち合わせ、練習を繰り返し、一番の盛り上がりを見せてくれました。全てをオリジナルでは踊れないので、それ以外の部分は、彼らが独自に考えた振り付けで大変おもしろおかしく、会場は笑いにつつまれ、大盛況でした。ビデオにとりましたので、是非ご覧ください。シホ、ミホ、ヒカルは習字を書いてもらっていたので、それを会場に貼り付け、紹介するとファミリーからは、作品に対しても拍手喝采をしてくださいました。それぞれの作品をホストファミリーにおみやげにさしあげました。そして、生徒を代表して、カズマに英語での感謝の言葉を述べてもらいました。彼は以前アメリカに2年ほど住んでいたとのことで、流暢な英語を話します。発音もとても上手で、立派にスピーチをしてくれました。そして、私のサンキュースピーチで締めくくり、私たち全員からチェルシー先生にプレゼントを準備していたので、チェルシー先生宅にお世話になったマヤに代表で贈呈してもらいました。

最後は、チェルシー先生から生徒一人ひとりとファミリーにプログラムの修了証書が手渡され、生徒は今日作成したThank you Cardをそれぞれのファミリーに手渡しました。家族写真をとり、パーティーは無事に終了しました。この瞬間がまずは、一番ほっとする時です。もちろん無事に日本に帰るまではまだまだですが、今晩のパーティーは大成功でした。生徒達は事前の注意を守ってくれ、とてもお行儀よく、そして、何よりもこの芸達者揃いのチームサンタローザには、私自身も感心するばかりで、彼らのことを誇らしく思いました。彼らはみなとても素直で、いい子ばかりで、私はみんな大好きです。全員の力で成功させたこのパーティー、きっとみんな満足だったに違いありません。ホストファミリーの方々も、口々に大変素晴らしい子どもたちだ、日本の両親に彼らがいかにここで素晴らしかったかを伝えて欲しいと何人のホストファミリーから言われ、私も心から嬉しかったです。今日はみんなにとってもそうでしょうが、私にとっても本当に長い一日でした。このレポートを書いている今はもう日付が変わってしまいましたが、早く今日のこの一日の出来事を日本の保護者の皆様にお伝えしたいと思います。

明日がホストファミリーとの最後の別れです。明日は最後の休日をホストファミリーと過ごすことになります。最後の最後までホストファミリーとの時間を充実したものにしてほしいと思います。みんな、本当に今日はよくがんばってくれました。Good Job! Team Santa Rosa! I'm proud of you all !!

 

Santa Rosa 活動レポート 04月01日 【写真】

今日は昨日と異なり、朝から快晴で暖かかったです。今日の午前中はエルシー先生のクラス(ショウゲン、ヒカル、ミホ、リョウ、ユウスケ、ユウヤ)は、外へハイキング。ハイキングへは、TCのチェルシー先生がついていき、私はもう一つのグループがいるので、学校に残りました。明日は、交代でボニー先生(タイガ、カイト、カズマ、マヤ、シホ)のクラスが行く予定でしたが、ボニー先生のクラスが行く場所は、エルシー先生の行く所とは別の場所で、昨日の雨で足元が悪い場所らしく、明日行くことが難しいとのことで、残念ですがキャンセルになりました。それで、ボニー先生のクラスは、明日のハイキングの代わりにクラスでアメリカの子どもたちにおにぎりをふるまうことになりました。楽しみです。

午前中にエルシー先生のクラスがハイキングに行っているかわりに、ボニー先生のクラスは、いつものように授業です。今日は、学校の庭に植えてあるとても香りの良いハーブ(レモングラス、ミント、パンジー、セージ、パイナップル、ローズマリーなど)を採取して紙にはったりしました。ランチの後に、ボニー先生が外でとったハーブティーをみんなでご馳走になり、自然の味がとても美味しいでした。そして、いつものように毛糸のクラフト作り、時計の見方、算数で長さ(アメリカでは長さの単位がフィートとインチ)の勉強、そして、昨日の南米アンデスの音楽の感想文を書いたりしました。感想は、彼らが日本語で書いて私が訳したものをボニー先生がクラスで読んでくださいました。みんなとてもよく書けていたと思います。

先日イースターエッグに色付けをしましたが、イースターハンティングといって、その卵を庭のあちこちに隠して見つけるということをして楽しみました。今日、カイトは朝から咳がでていて、午前中は少し元気がありませんでしたが、教室で少し休んでランチを食べた頃から元気が出てきたようです。彼は体格がいいので、スタミナがあり回復力も早いようで、安心しました。病院にいくほどではなさそうだったので、帰りに迎えにきたホストファーザーにその旨を伝えました。エルシー先生のクラスが午後になって帰ってきました。今日は昨日と違って天気もよかったので楽しめたようです。ただ、私がいなかったので、いろいろな植物観察の説明などがほとんどわからなかったといっていました。彼らはハイキングだったので、今日は外でランチを食べて帰ってきました。ハイキングの様子は私が行っていないので、チェルシー先生に頼んで撮って来てもらいました。彼らは帰ってきてからは、チェスなどのボードゲームなどをして最後の1時間ほどをクラスで過ごし、一日が終わりました。

明日は、ここVillage Charter Schoolで過ごす最後の日です。そして、いよいよサヨナラパーティーです。明日は忙しい日になりそうです。最後の瞬間までアメリカでお世話になったファミリーや学校の先生や生徒達に自分が何をお返しできるかを考えながら過ごすように再度伝えました。明日一日を充実した日にしたいと思います。

 

Santa Rosa 活動レポート 03月31日 【写真】

このわんぱく留学も今日で半分が過ぎました。アメリカ滞在もあと3日で終わりです。学校生活では、アメリカの子どもたちとすっかりと打ち解けている姿が見られます。それにしてもこちらでの一日の天気の移り変わりはものすごく激しいです。昨日は、夕方になんとひょうが降ったのです。晴れた日は汗ばむ陽気ですが、急に雨が降り出したり、嵐のように風がふいたりするので、着るものの調整が大変です。私は歳なので寒く感じますが、子ども達はさほど寒さは感じていないようです。リセスタイムという休み時間に外で思いっきり遊んでいるので、すぐに体温は上がるのでしょう。今日も様々な授業を受けました。算数、毛糸でつくるクラフト、単語の発音の練習、グループ毎に物語を作ってそれを演じてみせたりと、(時には何をやっているのかわからないような時もありますが...)、まぁいろいろなことをしながら一日があっという間に過ぎていきます。生徒達が一番生き生きとしているのは、外でアメリカの子どもたちとボール遊びをしている時です。特に男子はボール遊びが大変うまく、先生が彼らは素晴らしくうまいわね、とほめてくださいます。今日は、南米の民族音楽を演奏するミュージシャンの方が2人学校に来てくださり、珍しい楽器の演奏を見せてくださいました。生徒達も真剣なまなざしで見入っていました。毎日、貴重な体験をさせてもらっています。

今日の午後は、サンタローザ市内にある「Safari West」というサファリパークに行くことになっていたのですが、朝は快晴だったので、きっと暖かく楽しめるだろうとおもっていましたが、午後から急に天気が悪くなり、雨やひょうはふるし、寒いしで、みんな震えて大変でした。それでも珍しい動物を見ることができて楽しめたようです。日本にある大規模なサファリパークのように、ライオンやトラなどのどう猛な動物こそいませんでしたが、キリンやサイ、珍しい色の鳥たちや、アフリカの見たこともないおもしろい顔をしたサルなど、結構楽しめたようです。説明をしてくださった女性は、日本の鎌倉に18年間住んでいて、離婚したご主人は日本人だったということで、流暢な日本語を話すことのできる人で、私が通訳をする必要がありませんで、助かりました。やはり専門用語は難しいですから。かなり詳しく説明をしてくださり、納豆がすきでたまらなくて、アメリカで納豆を見つけることがきたことは嬉しかったという話までしてくださり、とても楽しい方で、久々に日本語が話せてとても嬉しそうでした。最初は歩いてパーク内を見ていましたが、雨やひょうがふってきたので、いったん雨宿りをして、やんだところで今度はトラックにのっての見学です。トラックに乗った途端にまた雨が降り出したので、動物たちも外にあまり出ていなくて、建物の入り口で雨宿り?していたり、中に引きこもっていたりで、間近で動物を見学できるという臨場感は味わうことができずに、ちょっと残念でした。それでも生徒達はたくさん写真をとっていたようです。ここでは、今、佐賀県から一年間の高校留学できているリョウコが他の留学生と一緒に来てくれて、私たちと一緒にまわりました。久しぶりに日本語を話すことができて喜んでいたようです。寒かったですが、楽しい時間を過ごすことができました。ただ、せっかく一生懸命に日本語で説明してくださっているのに、私語をする子がいて私から何度も注意を受ける場面があったことは残念でした。やはり、日本人は、人が話をしている時に「聞く姿勢」が欠けていると感じます。アメリカの小学校では、先生が話しをする時やたくさんの人が集まって話を聞くときの態度は大変素晴らしいです。それを見習って欲しいと思います。授業中は、日本人の生徒も真面目に耳を傾けていると思いますが、日本人同士がかたまると、収拾がつかなくなるほどにうるさくなることがあり、私に一喝されることもしばしばです。もう最後に近いので、今一度気をひきしめて欲しいと伝え、今日一日を終えました。そして、今日から金曜日のサヨナラパーティーの準備に向けて、話し合いを始めているところです。感謝の気持ちを込めて行うプログラムの集大成です。立派に成し遂げたいと思いますので、一人ひとりが自覚を持って真剣に取り組んで欲しいと思います。

 

Santa Rosa 活動レポート 03月30日 【写真】

今日は朝から曇り空で肌寒い朝でした。温度差が結構あります。昼間の日差しのある時は夏日ですが、朝晩は冷えるので体調管理をしっかりとして欲しいものです。今日は全員が時間通りに揃い、昨日具合の悪かったショウゲンも元気な姿で登校してきたので安心しました。いつものように2つのクラスに分かれて授業を受けます。今日の授業はバラエティーにとんでいました。授業といっても、日本の学校とはかなり違います。一つのクラスに20人くらいいますが、それを3つのグループに分けて様々なことを交代で学ぶのです。イースターが近いということもあり、今日はイースターエッグといってゆで卵にアートのように色付けをしたり、イースターバスケットも手作りで作ったりしました。音楽の授業では、この学校の創設者である、ヒカリのホストマザー、ミセスボーナムがギター、ハープ、アコーディオンなど何でも楽器をこなせる先生で、彼女の演奏でいろいろな歌を歌いました。もちろん「さくら」もまた歌いました。日本人の私たちよりも大きく元気な声で歌うアメリカ人の子どもたちの様子を見ていて本当に感心しました。今日は特別に折り紙教室を各教室で開いてくれて、日本から持ってきた新聞紙でカブトの作り方を教えるとみんなとても喜んでくれ、生徒達も満足です。カブト以外にも鶴や風船、猫、犬、イルカ、シュリケンなどを作っていたようです。簡単な英文法の授業や地理の授業もありました。エルシー先生のクラスでは日本の地図を開いて、どこから来たのかを一人ずつ説明させていました。地球儀を用いて将来どこの国に旅行をしてみたいかとの問いに、日本人の生徒の人気の国はオーストラリアでした。今日のランチにユウスケとカズマは、お寿司の鉄火巻きを持たされていました。こういうホストファミリーの心遣いは心からありがたいです。休み時間になると男子はバスケットボールや野球、女子は長縄跳びとおしゃべりと、それぞれの過ごし方がパターン化してきたようです。彼らの元気な笑顔を見ているだけでほっとします。

今日の午後は、警察署と消防署見学です。何人かのホストファミリーにカープール(車の相乗り)をさせてもらい、最初は、隣町のヒールズバーグという所の警察署へ。そこでは女性の職員から説明を受けました。建物の中のしくみを一つ一つ説明を受け、進んでいくうちに、牢屋があり、そこへ真っ先に入ったのはリョウ! 戸を閉められ本当の犯人のようにしゅんと下を向いている姿にみんなで大笑い。その後パトカーなどを見せてもらい、生徒達は思い思いに写真撮影。

その後、また隣町のウインザーという町の消防署へ。そこでも女性職員から署内の様々な設備の説明を受けましたが、彼女はこの消防署の唯一の女性職員だということです。消防車を見せてもらい、最後に何かのデモストレーションに参加したい子を一人選んでくれといわれ、一体なにをやるのか知らされないまま、「やりたい子は?」と聞くとほぼ全員が手を挙げてきました。私の今までの経験上、ホースでの放水か、消防服を着せられるうちのどれかと思っていたのですが、なんとそんな甘っちょろいものではなかったのです。結局何をさせられるのかがわからないまま、全員でじゃんけん。最後に勝ったのは、ヒカルでした。何をするかと思いきや、まず大きなはしご車を外へ出し、ある一人の消防士がなにやら体に装具を付け出しました。どうも高いところで助けを求めている人を救助するというデモストレーションだったのです。幸いにヒカルは高いところは平気だということだったので良かったですが、かなり高い所まで上げられたように見えたのですが、無事に降りてきた彼女は全然平気だったといっていました。なかなかできない体験ですし、彼女も忘れられない思い出となったことでしょう。

こうして今日一日も無事に終わりました。毎日が何事もなく終わることの幸せをかみしめています。言葉の壁はあれど、生徒達は一生懸命にここでの生活を過ごしています。私には言わないかもしれないけど、もしかしたら、夜になるとホームシックになることもあるかもしれません。でも、学校で会う彼らはいつも笑顔で楽しく過ごしています。ここでの生活も半分が過ぎようとしております。悔いのないように、残りの家庭生活、学校生活を楽しんで欲しいと思います。

 

Santa Rosa 活動レポート 03月29日 【写真】

昨日の日曜日は汗ばむほどの暖かさであったが、一転今日は朝から冷たい雨に見舞われ、この季節のカリフォルニアは寒暖の差が激しいようだ。週末には生徒やファミリーから電話もなかったので、元気に登校してくるかと思いきや、今朝ショウゲンが具合が悪いということで、念のために休ませることにした。しかし、1時間ほどしたら、元気な姿で出てきたので、よかった。日本からの風邪をひきずっていたようだが、今日一日学校で過ごしている様子を見ていたら、すっかり笑顔もあり、元気に走り回っていた。一人ひとり週末に何をしたかをゆっくりと聞く暇がないくらい忙しい日だったので、また時間があるときにじっくりと聞いてみよう。連れてきてくれたホストファミリーや生徒達に何か問題はないかと聞くと、特にないようなので、安心した。

このVillageCharterSchoolは、本当に小さな小学校で、一人ひとりの生徒に大変行き届いた教育がなされている。A班とB班の2グループに分かれて、ボニー先生とエルシー先生のクラスにそれぞれ入る。ボニー先生はヒカルのホストマザーでもある。彼女はミュージシャンとして、CDも出しているほどの人だ。最初にクラスでボニー先生がギターをひき始め、歌った歌は、なんと日本の「さくら」の歌であった。アメリカ人の生徒達は日本語で見事に「さぁーくぅーらぁー」と歌ってくれた。日本人生徒はびっくりしていたようだ。でもここアメリカでサクラの歌を聞けるなんて、嬉しい気持ちになった。同じく、シホのホストファーザーもここで教師をしている。今日は一日ここ、ビレッジチャータースクールで過ごしたが、グループワークとして、様々なことを学んだ。情操教育に力を入れている感じで、粘土でものを作ったり、毛糸でクラフトを作ったり、外で運動をしたり、合気道のクラスもあった。特に合気道のクラスでは、日本でも修行をしたことがあるアメリカ人の先生が、教えてくださった。日本の武道なのに、日本人の私たちはほとんど初めての経験のようで、それでもとても楽しみながらやっていた。アメリカ人の生徒達はよくやっているようで、始まりの挨拶や、正座などをぴしっとしていて、なんだか日本人である私たちの方が、背筋が猫背になっていたり、きちんと正座ができなかったりと、なんとなく変な感じだった。それでも海外で日本の文化を学ぶ面白さがあった。

リセスタイムという休み時間には、子どもたちは全員外に出て、男子はバスケットボール、女子は縄跳び遊びをしていたが、男子のバスケットボールの活躍ぶりはたいしたものだった。圧倒的に日本人チームの勝利で、その運動神経の素晴らしさには、アメリカの生徒達もたじたじだった。外に出て遊ぶ様子を見ていると、言葉なんて全く必要ないことがよくわかる。全ての生徒達に生き生きとした笑顔が見られ、心から楽しむ様子を垣間見ることができる。初日だったが、子どもたちの中には既に友情が芽生えている生徒達もいるようだ。子どもたちの表情をみていると、その充実度がわかる気がする。英語は全てわかるわけではないけれど、見ているとそれなりに受け答えをしているので、頼もしい限り。

この調子でいくと、この一週間は本当にあっという間に過ぎてしまうような気がします。一日一日を、一分一秒の貴重な時間と空間と体験を大切に過ごして欲しいと思います。どのホストファミリーも子どもたちのことをまず一番に思ってくださっています。とても細やかなケアをしていただいていますし、彼らとの生活をエンジョイしているようです。今日も一日無事に終えることができたことを心から感謝したいと思います。

 

Santa Rosa 活動レポート 03月27日 【写真】

今日全員が揃うチームサンタローザのメンバー、空港で会うなりすぐに打ち解ける姿を見せていた。こういう適応能力の優れたところが小学生のすばらしい部分だ。国際線8時間の飛行時間もあっと言う間で、生徒達は寝ていたようではあるが、決して十分な睡眠時間ではない。ここから体調を崩す子どもが出ないことを望んでいる。無事にサンフランシスコに到着し、入国審査と税関をスムーズに通り抜けた。ユウスケが入国審査の時に、「英語がうまいね。」とほめられたと大変喜んでいた。チェルシー先生は、サンタローザでホストファミリーと待っているとのことで、空港ではチェルシー先生のボスでもある、CHI(現地受入機関)のスズ先生と彼女の息子ローハンがきてくれた。私は彼女の家に何度も滞在しているので、最初に大きなHugをしたのは私であった。それから、生徒達は一人ひとり英語での挨拶と自己紹介を立派にこなしてくれた。今日のサンフランシスコは快晴で気温も比較的暖かく、とても気持ちの良い日であった。ただ、生徒達はバスの中では眠そうにしつつも、サンフランシスコの街並に見とれながら、カメラのシャッターをしきりにきっていた。途中でゴールデンゲートブリッジとサンフランシスコの街が見渡せる場所におりて写真撮影。

その後バスは約2時間かけてサンタローザへ。バスの中ではうとうとする子もいたが、少しの間なので仕方がないだろう。サンタローザに到着後、シホのホストファミリーの家でウエルカムパーティー。そこでそれぞれのホストファミリーと生徒達は対面をする。まだぎこちなさは残るが、どのファミミリーも子どもたちの到着を待ちわびていたようで、その温かさに緊張の顔も段々と笑顔に変わっていくのがわかった。ウエルカムパーティーでは、ホットドッグやデザート、ケーキなどをご馳走になった。また、今日はマヤの誕生日ということで、ウェルカムパーティーで、サプライズがあった。みんなで、ハッピバースデーの歌を歌い、ケーキがふるまわれた。マヤは突然のことだったが、とても喜んでいた。時差ぼけもあるだろうが、生徒達は皆アメリカ式歓迎パーティーを楽しんでいたようだ。明日は、日曜日なので休みでみんなには会えない。最後にホストファミリーとの生活や週末の過ごし方の注意を話して、パーティー会場をあとにした。ホストファミリーはみなとても温かく、子どもたちのことをおもってくださる方々で心から信頼できる方々ばかりです。来週月曜日からのレポートを楽しみにしていてください。

 


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