わんぱく留学最後のレポートです。私は、ミホと同じ部屋だったのですが、遅い時間までレポート作成や写真送付の作業のためなどでごそごそしていたので、彼女は途中で目が覚めたらしく迷惑をかけてしまって申し訳なかったです。今朝6時半のモーニングコールには全員がきちんと起床し、時間通りに集合してきてくれました。7時半発過ぎの空港行きシャトルバスに乗り、サンフランシスコ国際空港へ約10分で到着。まだ朝早い時間だったので込み合うことはなく、搭乗手続きはスムーズにすみ、セキュリティーゲートへ。アメリカでは特に厳しいので、靴やジャケット、トレーナーまで脱がなくてはなりません。ここでも特に問題もなくスムーズに通りぬけることができました。子どもたちはあまりお金を使っていなかったようで、アメリカでの最後の買い物をしていました。キーホルダーやチョコレート、Tシャツなどを買っていたようです。「お父さんお母さんにはお土産は買ったの?」と聞くと、「何も買ってこなくてもいいといわれたから」という子もいましたが、「そう言わずに、行かせてくれたのはお父さんお母さんなのだから、感謝の気持ちだから何か買っていってあげたら喜ぶと思うよ」と言いました。
日本に到着する時間は、アメリカで生活していれば夜中になるので、飛行機の中では眠りにつく子が多かったようです。飛行機の中では2回の食事が出ましたが、これは? 昼ごはん? 夜ごはん? と時差のある空間を行き来する時にはどれがなんの食事だかわからなくなります。機内食が出たあとにスナック類が出て、子どもたちは何度もスナックやジュースをおかわりしていたようです。よく食べる子供たちです!! 機内では、帰国報告文集のための感想文を書いてもらい、それをもとに文集作成するので、保護者の皆様には、楽しみにしていて頂きたいと思います。約10時間のフライトは長いようですが、映画を見たりしているとあっという間です。それでも退屈で「先生、あと何時間?」と聞いてきます。成田には少し遅れて到着しましたが、雨が降っていて気温は12度ということで、4月になったのにまだ寒いのだなと思いました。入国・税関審査を済ませ、荷物を受け取り到着ロビーへ。スーツケースをターンテーブルから取る時、カイトが協力してとってくれました。20キロは越えるスーツケースをひょいひょいっと片手で取る後姿に小学生とは思えないたくましさを感じたほどです。
成田では、カズマをお別れです。10日間一緒に過ごした仲間との別れはつらいです。またいつの日か再会することがあるでしょう。最後にみんなで記念撮影をしてお別れしました。ここでお互いの関係が終わることなく、今後もこの出会いを大切にして、友情をはぐくんで欲しいと思います。実際に飛行機の中ではお互いがお手製で作った名刺などを交換してお互いの連絡先を渡しあっていたようです。中高生のジュニア留学のグループの到着時間が私たちよりも少し遅いために、しばし成田空港で待っていました。ジュニアのグループが到着後、バスで羽田へ。東京は大雨でしたがバスは渋滞もなくスムーズに到着しました。羽田では、わんぱく、ジュニア含めて、鹿児島、大分、宮崎、熊本、佐賀(福岡)組に分かれるため、ここで最後のお別れです。混んでいたこともあり搭乗手続きに時間がかかり、かなりバタバタとして、お互いが最後にきちんとお別れができないままそれぞれの搭乗口へ走りました。九州到着は遅い時間のため、飛行機の中ではさすがに長旅の疲れでぐったりとしていました。明日から新学期が始まろうという子もいるようですが、しばらくは、時差ぼけで昼間に眠たかったり、夜中に目が覚めたりすることもあるかもしれません。日本での時間のリズムに合わせるのに若干時間を要するかもしれませんが、徐々に慣らしてあげてください。
すぐに学校が始まり何かと多忙になるでしょうが、忘れてほしくないことは、帰国後一週間以内にお世話になったホストファミリー(には必ず!!)、TCのチェルシー先生、そして学校でお世話になった先生方や友達に必ずお礼の手紙やハガキなどを出すことを忘れないでください。ホストファミリーの方々は、生徒達を自分の子どものように大切に扱ってくださいました。感謝してもしきれないほどです。毎年、帰国後何の便りもなく、ホストファミリーが寂しい思いをしている人達がいます。絶対にそのようなことがないように、各ご家庭でご指導いただきたいと思います。生徒はアメリカに行って後悔している人は一人もいません。またアメリカに行きたいと感じている子ばかりです。ホストファミリーも、またホストファミリーとして受け入れたいと思ってくださり、初めてホームステイの成功があるのです。アメリカの親は、小学生時代に自分の子供を海外に出すことは絶対にできないとよくいいます。そういう意味では日本の子供たちはとても勇気があるねとよく言われます。子どもたちがアメリカで見聞きし、体験したことは、今後の彼らの人生に大きな影響を与えたに違いありません。恐らく、今後は英語への学習に対するモチベーションも高まり、異文化に対するさらなる興味を持つようになり、次には本格的に留学をしたいといいだす子も出てくるかもしれません。この10日間の体験を今後の生活にどのように活かしていくかは皆さん方次第だと思います。人に対しての感謝の気持ちや思いやり、前向きにトライする姿勢、そして周りに対する配慮など英語や異文化だけではなく、ホームステイでは総合的な人間力を成長させることの体験であると思います。
私自身も11人のわんぱく諸君と過ごした時間の中でたくさんのことを学ぶことができましたし、いつも笑いの絶えないみんなとの生活はとても楽しいものでした。機会があれば将来成長したわんぱく諸君と同窓会をして思い出話をしたいなと思うことです。みんなと過ごした10日間は忘れません。本当にありがとう!! Thank you very much and I love you all !!
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