アメリカの小学校(わんぱく留学)・中学校(ジュニア留学)に、体験入学し、現地の児童と一緒に授業を受ける小学生のためのホームステイプログラムの現地からの活動報告です。

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2009年度 わんぱく留学/ジュニア留学 活動報告 

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Tracy 活動レポート 04月03日-04日 【写真】

昨日のサヨナラパーティーで泣いている生徒が何人かいたが、まだ時間にも心にも余裕があったのか、ほとんどの生徒は笑顔でパーティー会場を去っていった。しかし今朝はそれにホストファミリーも加わって、涙を流す姿があちこちで見受けられる。生徒の中には2日前からホストファミリーのために手紙を書き始めた人、こっそり置き手紙をしたと嬉しそうに話す人、そして徹夜で辞書を引きまくって手紙を書いた生徒などがいた。みんなのホストファミリーへ対する想いが伝わってくる行為である。別れの場所には、仕事などですでに家を出かけたメンバーや小さい子供以外はだいたいのホストファミリーが来てくださっていた様子だ。今朝は寒い朝だったので、ホストファミリーの中には毛布に包まってきている人がいた。

空港までのバスが到着すると、みんなスーツケースを家族に運んでもらったり自分で押し始めた。その一歩一歩が重たく見える。バスが来るとすぐスーツケースを乗せて、生徒はバスに乗り出発になるからと、前もって写真を撮ったりお別れを言っておくように伝えてはあったものの、やはり最後の最後まで別れをおしむ生徒やホストファミリー達がいた。このプログラムは10日間の短いものであったが、これが1ヶ月や3ヶ月のプログラムであってもきっと生徒達は、もっと長く居たかったと感じる人が多いのではないだろうか。みんながバスに乗って人数確認をしてからいよいよ出発。ホストファミリー達は自分の生徒が座っているバスの側にまわって、外から手を振ってくれる。バスが動き始めると手の動きがより大きく、早くなっていく様子だ。ある一人の小さいホストシスターは、駐車場の終わりのところまでテクテクと小走りしながら手を振って見送ってくれた。

サンフランシスコ空港までの道のりは最初は静かだったが、外はすっかり明るくなっていたのも手伝ってか、みんな帰国する気持ちへの変化が現れてきたような様子だった。サヨナラパーティーの会場に置いてあった忘れ物をいくつか返したり、このジュニア留学中に訪問した学校への感謝状にみんな署名してもらっていると、あっという間に空港の近くまで来ていた。空には飛行機が何機も見え始め、遠くのほうには空港が見える。「乗りたくないね、帰りたくないね」と話す生徒もいた。空港に着くとまずは手荷物とスーツケースに入れるものの確認、入れ替えが必要な人は入れ替えをしてもらいながらトイレ休憩を取る。その後それぞれのパスポートを配り、一人一人スーツケースを持って搭乗手続きのために列に並ぶ。私達が空港に着いた頃はまだそんなに混雑していなく、他の乗客も列にはほとんど並んでいなかったのでよかった。

TCの先生は最後の最後まで生徒に声をかけたり、搭乗手続きが終わったらまずパスポートやチケットなど大事なものをバッグに入れるように指導してくれた。みんなスーツケースを預けると、TCと最後の挨拶をして手荷物検査のほうに歩いていった。TCと空港まで一緒に来てくれたホストマザーは、私達が見えなくなるまで手を振ってくれた。表情、表現が豊かなスーザン先生と、おもしろくて話しやすいゲイブ先生。二人とも最初から最後まで本当によくお世話をしてくださり、生徒からとても好かれていた。心から感謝したい。

1週間ちょっと振りにわんぱく留学の生徒達と合流。みんな元気で笑顔だったのでよかった。搭乗ゲートを確認してから約30分ほど解散。最後のお土産ショッピングに走る生徒達が多くいた。再集合時間はほとんどのみんなが守ってくれて、一緒に搭乗。帰りの飛行時間は10時間40分だとのアナウンスがあった。日本に到着するまでに機内で感想文を書いてもらうようにお願いし、紙を渡す。長いフライトでは、何人かの生徒が客室乗務員や乗客から周りの人に迷惑をかけているということで注意された。このジュニア留学で、アメリカの教室内での先生や生徒達の自由な行動、態度を見て少し気が緩んできたのだろうか。授業中に飲食してもいいクラスもあれば、私語をしたら怒られるクラス。制服は無いし化粧もピアスもOKな国、アメリカ。でもみんなはアメリカの生徒達が、質疑応答の時間は何人も手を挙げて質問をする、聞く時は真剣に聞く、遊ぶ時は思いっきり遊んでいた様子を見てきたはずである。時と場所、場合を考えて、アメリカの良いところはしっかり学び自分のものにして、表面的なことだけ身に着けて他人に迷惑をかけないようにして欲しいと思う。日本人の良さ、謙遜さなど忘れないように。これからは自分が体験したアメリカと、日本人として培ってきたものを、バランス良く自分にプラスになるように考え、活かしてもらいたいと強く思う。

10日間という短い期間でしたが、みんなの笑顔や元気な様子を見るのがとても楽しく、嬉しかったです。お世話になったホストファミリーの方には1週間以内にはお礼の手紙を書くようにしてください。また、この素晴らしい機会を与えてくれたみなさんの家族の方にも恥ずかしがらずに自分の言葉で伝えましょう。これから新しい学校に入学するみんなや、進級するみんな、きっと今頃宿題に追われて大変だとは思いますが、この春に出会ったアメリカと日本の大事な友達との交流も、これからが始まりです。手紙をまず自分から書いて、交流を再開してください。そしてそれぞれの日本の学校では、質問があれば元気に手を挙げて尋ね、自分からALTの先生には話しかけたりと、アメリカでこれはいいなと感じたことを実際行動に移してくれることを心から願っています。

 

Tracy 活動レポート 04月02日 【写真】

二日連続ですがすがしい朝だ。今朝もみんなホストファミリーに学校に送ってもらって来た。中にはちょっと遅れている生徒がいたが、アメリカの生徒はずっと待ってくれていたので、自分の友達を見つけたら先にクラスに行ってもらうことにした。今日で学校訪問は最後だ。生徒の中には授業中はつまらないと話す人がでているが、このプログラムの特徴は実際のアメリカの学校を体験するものである。だから時には自習の時間もあるだろう。小テストの時間もあると思う。そういう時は自分から積極的に教科書を見せてもらうようにお願いしたり、プリントを自分達も見てみるとか、前向きに動いてみてはと提案をした。

昨日学校を休んでいた日本の生徒一人は、ホストマザーと職場体験に行っていて、この学校は初日で最後の日になる。彼女は日本を発つ前にホストファミリー宛てに書いた手紙の中で、将来は小児科外科医になりたいということを書いていたみたいだ。そこで長年看護士だったホストマザーが、前の職場に連れて行ってくれたそうだ。TCの先生や私にも生徒のホストマザーから事前に連絡があっていて、本人もホストマザーも是非一緒に病院を見学したいという強い希望だったので、学校よりもそっちを優先してもらうことにした。

学校での授業は、ある教室では質問タイムを設けてくれる先生がいて、みんな一生懸命英語で答えようと努めていた。授業の残り15分くらいを折り紙タイムにしたりする授業もあったようだ。今日を含めて5日間学校に通い、いろんな友達と会話や交流をしてきたみんな。話す時の緊張はほとんど感じていない様子だった。ランチタイムになるとまたカフェテリアが賑わう。実は昨日と今日と、私達日本人の中でカフェテリアのご飯を食べたい人はこの学校のおごりだということを昨日教えてもらった。だからみんなには学校の食事を食べたい人はランチを持って来ないでいいことを伝えた。いつもよりもかなり多くの生徒がランチは持参せず、ツナサンドや、ミニチーズバーガー、ピザやミートソーススパゲッティを食べていた。ただ日本の給食と比べると断然アメリカのランチは質素で野菜などがほとんど摂れなく、味のほうは好評ではなかった。

1時になるとサヨナラパーティを開く場所に移動。まずは会場設営をみんなでする。それから誰が何の出し物をして、どの順番で発表するかを話し合う。何回か注意をしながらも、なんとか話し合いが進んでいった。数日前に撮ったみんなの写真を各自写真立てに入れて、それをシールや色ペンできれいにデコレーションをする作業もした。これはホストファミリーへの感謝の印として渡すものだ。それからTCの先生達への感謝状に署名をしたり、お菓子を紹介するテーブルのセッティングをしたりと準備する。6時半からのサヨナラパーティには、ウェルカムパーティの時のように大勢の家族達が集まる。まずは日本のお菓子、習字、折り紙コーナーでゆっくり自由時間。その後出し物が始まる。弓道や空手、合唱や剣道などをそれぞれの生徒達が発表してくれた。空手ではホストファミリーの中から誰か木を割りたい人がいるか聞いて、3人の人にも体験してもらった。その後はTCの先生から生徒達へ、プログラム終了証書が渡された。そしてホストファミリーに生徒達は写真を渡した。デザートとしてケーキやクッキーを食べながらみんな最後の夜を過ごして、それぞれ帰っていった。


生徒の日記より 4月1日(水)

今日はFreiler Schoolに行きました。まず最初に劇を見せてくれました。あんなに長いセリフを覚えるのは大変だろうし、セットもすごいし演技もすごい!聞く態度もみんなとっても真剣で、すごいなぁと思いました。1時間目は何かよく分からなかったけどクラスのみんながたくさん質問してきて、仲間が一生懸命英語を使って話していて、すごく尊敬しました。けっこう日本の大学のこととか食料自給率とか総理大臣のこととか、ものすごく深いところまで聞いてきてびっくりしました。日本の中学校だったらそんな質問でるのかな?すごいと思った。体育はボールをあてるゲームみたいなのをしました。すごい楽しかった。どんなアメリカ人もみんな日本語に興味を持っているし、アニメが好き。Freilerの子供たちは制服も体操服も持ってなかった。日本の新聞紙でかぶとを作ってあげた。新聞紙と広告にすごい興味津々でうれしかった。友達(パートナー)の名前を日本語で書いた。アメリカにいるのもあと2日。あっという間だった。明日のサヨナラパーティが楽しみです。

 
 
Tracy 活動レポート 04月01日 【写真】

今朝は昨日と全く違って風が吹いても涼しいと感じるくらいの気温で、まさに春が来たという天気だ。みんな学校にホストファミリーから送ってきてもらい、日記を出してもらった。日記は毎日書くように、とにかく帰国してからの良いお土産、記念になるからと呼びかけてはいるが、どうも提出される日記の数に変化が無い。名前札を忘れる生徒も何人か。もう少しいろんなことに心がけて欲しいと思う。

今日の1日と明日の午前中はArt Freiler学校で生徒達は授業を受ける。ここは保育園から中学2年生までの生徒が通っている学校で、生徒数は約1200人だそうだ。しかしこの学校はイヤーラウンドの学校で、生徒達の夏休みや冬休みなどは通常の学校とは違い、3ヶ月学校に行くとその後1ヶ月間休みになるという制度になっているらしい。だから生徒数全員は1200人だけど、そのうちの3分の1の生徒は今1ヶ月の休みの途中なので、今は840人くらいの生徒が学校に通っているということだった。TCの先生や他のホストファミリーは、夏休みが3ヶ月あるよりは1ヶ月ずつのほうが、子供も家で退屈しないから良いと思うと言っていた。ただ子供が高校になると夏休みの期間を利用してしっかりアルバイトをすることが多いので、それを考えると3ヶ月の長期の休みのほうが都合がいいらしい。トレーシー周辺の学校でイヤーラウンドになっている学校は、この学校とあと一つだけらしく、両方とも今年の秋から、今までの通常の休みシステムに戻るようになっているらしい。

学校に着くと、歓迎の紙を手に持ってアメリカの友達が待ってくれていた。お互いが交わる前に、その学校の校長先生のローリーさんが自分の生徒達に、「みんなの友達は日本から来ていて、アメリカの学校を体験するのが目的です。みんなは選ばれて日本の友達の案内役となってますので、しっかり役目を果たすようにしてください。もし自分の友達が恥ずかしがっているようであれば、あなた達から話しかけてあげて、できるだけ会話をするように相手にいろんな質問を投げかけてあげましょう。」という話をしてくださっていた。とても有難かった。お互い連絡事項が終わったら、友達と対面。それぞれの教室へ行った。みんなの3分の1くらいのペアは、今日特別に体育館で行われる「若草物語」の劇を見た。これはこの学校の演劇部の生徒と先生がずっと練習してきたもので、今日は発表の日となっていたみたいだ。衣装からマイク、舞台設定から照明などかなり本格的になっていた。他の授業風景も見て周った。作文や算数、理科や体育など、みんな今までの流れ通りに授業を受けていた。中にはアメリカに来てから驚いたこと、気づいたこと、感じたことなどを書いて、みんなの前で発表するようになっている生徒達がいた。そのクラスの先生はアメリカの地元の生徒達は生の日本語を聞く機会はほとんど無いので、まずは日本語で発表してもらって、その後に出来る範囲で英語で発表してもらいたいと話してくれた。

ランチタイムになると、またにぎやかになる。この学校は、カフェテリアが一つだけなので、みんなそこに集まる。ただ学年別に時間がずらしてあるのでそこまでは混雑しているとは思わなかった。でもレジが一つしかなかったので、みんな並んでいる時間はかなり長かっただろう。昨日お世話になったターロック中学校もそうだったが、この学校も警備員みたいなおじさん、おばさん達がランチタイムに黄色やオレンジの目立つ色のベストを着て、生徒達の様子を見て周る。この学校の警備員の人は、飴だけを食べている生徒や、友達がご飯を食べているのを待っている生徒達には外で待つようにと指導していた。たくさん生徒が集まって、ちょっとしたことをきっかけに喧嘩が始まるのを未然に防ぐためらしい。昼休みはランチを食べ終わった人から外に出て行き、バスケットやジャングルジムみたいなところで遊んだり、フットボールをしたり、ただ友達と話をしたりとそれぞれの時間を楽しんでいたようだ。

明日はいよいよ学校が最後の日。この学校にはランチタイムまでお世話になり、それからサヨナラパーティの準備と練習をすることになっている。できれば今夜のうちに荷造りを終わらせる気持ちで整理を始めるように生徒には伝え、明日のサヨナラパーティに必要なものは学校に持参するようにお願いをした。

生徒の日記より 3月31日(火)

今日も朝の6時に起床した。けど軽く二度寝した。朝食はスチュロを食べた。結構うまかった。また昨日と同じように学校に行って授業を受けた。今日は折り紙を持って行ってたから数学の時間にエストライラちゃんと日本語独学中のキムちゃんとその仲間と一緒に、くじらとパックンチョを折った。みんななかなか上手だった。体育はまた縄跳びをした。ゆめちゃんの二重飛びがうまかった。バスケができなくてちょっと残念だった。そして昼飯はまた食堂的なところで食べた。お菓子のミルクキャラメルを配った。みんな喜んで食べてくれたのでよかった。その後昼休み的な感じの時間にみんなでぷらぷらしていたら、いきなり「日本語で腕に名前書いて」的なことを言われたから腕に時書いてあげてたら、どんどん人が集まってきて多分全部で30人くらいに書いた。ちなみにエストレイアちゃんには絵素永澪亜て書いてあげた。書いてたらだんだんワンパターンになって言った。今日は全部昨日と同じ授業だったから最後はやっぱり音楽だった。最後だと思うとすいごい身にしみて聞こえた。みんな歌上手だ。お別れの時、エストレイアちゃんが熊のぬいぐるみをくれた。お返しに日本のお菓子をあげた。悲しかったけどアドレスを交換した。帰りはまたバスに乗り込んで帰っていった。かえる途中でアイスをみんあにスーザン達がおごってくれた。バニラを食べた。家に帰ったらみんなで庭で野球とかをして遊んだ。夜飯はとり肉だった。おいしくておかわりをした。その後スターなんとかの映画を見た。そしてアイスを食べてスーツケースを整理したりして1日が終わった。

 
 
Tracy 活動レポート 03月31日 【写真】

今日は朝から生徒にちょっと話をしないといけないことがあった。学校まで乗っていく車を待っている間に外が寒かったので、ホストファミリーの家の中で待たせてもらっていた時に、騒いだりゴミを片付けなかったりでホストファミリーから注意を何度かされた生徒がいたようだ。自分のホストファミリーのうちで同じことをしても怒られなかったという理由を口にする生徒がいたが、同じアメリカ人でもそれぞれの家にはそれぞれのルールがあることを頭に入れておくことの大切さ、ゴミは自分のでもなくても拾う姿勢でいて欲しいことなどを話した。

今日も、昨日と同じターロック中学校にお世話になる。学校に着くと既にパートナー達がが待ってくれていて、生徒達はあっという間にそれぞれのクラスに歩いて行った。中には生徒にプレゼントを用意していたパートナーがいて、アメリカの野球のボールを準備していたり、昨日学校で撮った写真をプリントアウトしてアルバムを作ってくれていた人、袋いっぱいにプレゼントを入れて渡していた生徒がいて、日本の生徒も笑顔と「Thank you」で感謝の気持ちを表していた。今日はそれぞれの授業の風景を見せてもらった。周りの生徒と同じく先生の話を聞いている生徒もいれば、折り紙をクラス全体に教えていた生徒、体育の授業でヒーローになった生徒などがいた。

この学校はここ3年は毎年受入をしてくださっている。私達日本人の生徒のパートナーには、誰でもができるわけではなく、学校の成績が良く授業中の態度も良い生徒でないとなれないようになっている。だから私達の友達として校内を案内してくれたり一緒の授業に行けることは、アメリカの生徒にとっては光栄なことであり嬉しいことだと考えられているとのことだ。

学校が終わりみんなでグループ写真を撮ってから別れを告げる。メールアドレスを交換したり、最後の最後にプレゼントを渡しあっこしている生徒達。中にはスクールバスに乗り遅れて家に電話している女の子までいた。明日と明後日はまた違う学校へ行くので今日でこの学校への訪問は終わりだが、友達としての関係は今から始まっていって欲しいと願う。

生徒の日記より 3月30日(月)

今日はTurlock Junior Highに行きました。授業を受けて気づいたことは、授業時間が短いことでした。おそらく30分ぐらいだと思います。そして授業内容が少し難しかったです。中2で天体や2次方程式をやっていました。すごいなと思いながら授業を受けました。昼食時には日本のお菓子とアメリカのお菓子を交換しました。日本のお菓子はやはり好評でした。またアメリカの中学生は皆化粧をして髪にパーマをして、大人っぽいなと思いました。同い年か年下には見えませんでした。そして今日一番驚いたのは、日本同士の会話に「Yeah」と言ってしまったことでした。そろそろ英語にも慣れ、日本から離れてきているのでしょうか。嬉しいような、悲しいような。

 

Tracy 活動レポート 03月30日 【写真】

今朝は、トレーシーに到着して一番寒い朝だった。日差しはいつものように強いのだが、朝の風がとにかく肌に冷たく感じる。少し厚着をして集合場所に行ったら、早めに来ていたホストマザーが生徒達を自分の車に乗せて暖房をきかせてくれていた。ちょっと遅れて来た生徒達は、大きな車を持って仕事に行かなくてもいいホストファミリーが他にいなかったため、ちょっと外の太陽の光があたるところでひなたぼっこ。そうしているとウェルカムパーティーをした場所である教会の方が、部屋が開いているからそこなら温まって待っていられのではと鍵を開けてくれた。ありがたい。週末はホストファミリー同士が一緒に時間を過ごした人もいれば、それぞれ過ごした人もいた。きっと日記にいろいろ書いてくれているだろう。とにかく久し振りに友達と会い、話が弾んでいたようだ。

今日はターロック中学校に行く。大きな車(運転手を含めて14人乗れる)2台とホストマザーが一人車を出してくれて大移動。生徒達は大きな車で楽しそうだった。トレーシーからは車で40分くらいのところにある中学校。ここは去年も一昨年もジュニア留学でお世話になっているところだ。中学校に着くと、すでに生徒達が待ってくれていた。私達の名前を色とりどりな紙に書いてくれて歓迎してくれる。生徒達はとても嬉しそうだったが恥ずかしいのだろう、車から降りるのにはちょっと時間がかかった。自分の名前をみんな友達と一緒に探していた。なかには自分の名前がちょっと間違って書いてある生徒がいたので本人は少し苦笑していたが、自己紹介をする時に教えてあげたらいいよと伝えると、笑顔で「そうですね」と言っていた。手短に今日の流れをみんなに説明し、名前札を忘れていた生徒にはTCが予備を渡してくれてから、それぞれの友達と対面した。緊張しているような面持ちの生徒もいたけど、ほとんどの生徒が金曜日よりはリラックスした笑顔で話ができていると思った。今日と明日は丸二日間この中学校にお世話になる。学校は2時25分に終わるので、それまで生徒は自分の友達が受ける授業に一緒に参加する。

生徒達の授業風景は明日見るようになっているので、生徒達がそれぞれの教室に行ったらここの中学校の教頭先生が職員室に案内してくださった。アメリカの学校は先生達は自分の教室を持っていて、生徒達が休み時間に次の授業の先生の部屋に移動する。だから職員室と行っても、昼食を食べたり朝のコーヒーと同僚と飲む部屋という感じで、テーブルとソファーがある広い部屋が職員室になっていた。TCと私はその部屋で、もし生徒達がどうしても連絡を取りたいという時にすぐ対応できるように、待機することになっていた。この学校は中学1年と2年生が通っている学校で、生徒数は1400人前後らしい。昔は1800人くらいいた年もあったそうだ。この地域では最も生徒数が大きい中学校らしい。この学校も昼食の時間は2つに分かれていた。TCと私は生徒達より一足早くカフェテリアに行き、ランチを買わせてもらった。冷たいサンドイッチからホットサンド、チーズバーガーやピザ、サラダやメキシカン料理など、多くのメニューがあった。そこで働いている方から話を聞くと、どれを選んでも生徒は2ドル50セントで、教師は同じメニューで3ドル50セントだそうだ。ピザやハンバーガーもそれだけではなくフルーツジュースか牛乳が飲み物として選べて、果物もキウイやりんご、バナナから選べるようになっていた。一年中同じメニューが準備されているらしいけど、選択肢が多いので生徒はハッピーだそうだ。

ランチタイムになると、やっぱりどこからともなく大勢の生徒達が広場やカフェテリアに集まってくる。お腹が減っているのだろう、走って列に並ぶ生徒もいた。ランチを自分で家から持ってきている生徒達は、友達と好きなところに座って食べ始めていた。私達の生徒達も、自分のパートナーとその友達と一緒に行動し、緊張しながらも楽しそうに食べていた。中にはご飯を食べ終わってからみんなでゆっくりしている時に、日本のお金を見せて紹介している人、日本のお菓子を分けて食べている人もいたので嬉しかった。

学校が終わると、今朝歓迎してくれた場所にみんな集まった。すっかり仲良くなっているようで、お互い写真を撮ったりハグをしていた。アメリカの生徒の中には定刻に学校を出発するスクールバスで帰る人もいたので、ここでお別れ。私達は出発まで少し時間があったので、サヨナラパーティの話をしたり、ホストファミリーに渡すための写真を一人一人TCが撮ってくれた。帰りもまた同じ車でみんな帰り、ホストファミリーが向かえに来てくれた人から帰っていった。誰も具合が悪い人もいなく、とにかく学校での友達との時間がみんな楽しそうでよかった。ホストファミリーとの時間も、迎えに来てくれた時のお互いのやり取りを見ていると緊張した様子が無いので、家での様子が伺える。

生徒の日記より 3月28日(土)

今日は近所の様々な店(洋服、食べ物、Toy,Jewelery、スターバックス)を周った。食品売り場では、日本では見られない珍しいものなどが置いてあり面白かった。帰ってからはホストシスターとトランポリンで遊んだ。その時に初めて会話に合わせて笑うことができた時は嬉しかった。また日本からもってきたお土産の説明ををした。100円ショップで買った「孫の手」が一番気に入ったようだった。今日までのホストファミリーなどとの会話を振り返ってみると、ただホストファミリーからの質問に答えるだけで、自分から積極的に話をすることができていないことに気がついた。話したいことはあるけれど、それに関する言葉が分からなくてあきらめてしまうおとがある。コミュニケーション能力を単語の能力をつけたい。

 

 

Tracy 活動レポート 03月27日 【写真】

今朝は6時半に目覚ましをセットして起きたが、外はまだ薄暗かった。7時になると明るくなり、でも日差しは強くなく外に出ると本当にすがすがしいという表現がぴったりな気温と湿度だった。私はスーツを着て学校に行く準備をしたが、薄いシャツに薄手のスーツで丁度良かった。今日はTracy高校で一日過ごすが、そこに集まった生徒の中には長袖の上にTシャツを着ているだけ生徒もいたし、みんな厚着はせず寒いという生徒もいなかった。あるホストマザーが話してくれたのだが、先週までは雨や風でかなり寒く感じる日が続いたらしい。でも今週になって天気が回復し、「春を飛ばして夏が来たみたいな感じだ」と言っていた。昨日はとにかく長い一日だったが、夜はWelcome Partyの後はすぐ寝た人、夜中の2時にぱっちりと目が覚めた人(でもまたすぐ寝れたらしい)、どうも寝付けなかった人もいた。明日から2日はしっかり学校は休みなので、特に土曜日の朝はゆっくり体が必要としているだけの睡眠をとって欲しいと思う。

Tracy高校ではエミリーさんという方が学校の案内をしてくださった。この高校は校舎を改築している最中らしく、まず最初に案内してくださったところは去年の秋に建て替えられたばっかりの事務室や訪問者を受け付たりする建物だった。旧校舎とほぼ同じデザインに改築されているらしい。他の教室は今後どんどん取り壊して改築が続くということだ。この高校は80のクラスがあるらしく、とにかく大きな学校だった。私のホストファミリーの家の近くに、一見大きなショッピングセンターと思う大規模な建物がいくつも建設されている場所があるが、そこも高校だそうだ。今Tracyはどんどん引越してくる人が多く、人口が増加しているらしい。

生徒達はある教室に案内され、そこには29人の地元の生徒が待ってくれていた。今日は2時間目から5時間目までを、自分のアメリカの友達が取っているクラスを一緒に受けるようになる。みんな最初は一人ずつになる事に不安を隠せない様子だったが、相手のほうから自己紹介をしてきてくれたらそれに答えて、自分達も自己紹介をしていた。笑顔の生徒はすぐに相手と仲良くなっているようだったので、本当に笑顔というものはスポーツや音楽、芸術と同じように万国共通のものなんだと感じる。この学校はとにかく生徒が多いので、ランチタイムが2回に分けられていた。11時10分になると最初のランチタイムが始まった。今まで授業でみんな教室に入っていた生徒達がどこからともなく出てきて、カフェテリアや校舎の間にある広場にはもの凄い人数が集まり、動いていた。そして大きなスピーカーがどこから誰が持ってきたのか分からないが置かれて、すごい音量で音楽が鳴り出した。中には片手に昼ごはんのピザを持って踊りだす生徒、それを見て楽しむ周りの人、いつものことだとあまり音楽に興味を示さず友達と大声で話している生徒、そこらへんで立って食べたり歩きながら食べている生徒人もいれば、テーブルに座ったり地面に座って昼休みを過ごす人など、とにかく十人十色。われらがジュニア留学の生徒達を探すのがとにかく大変だった。

午後2時になるとみんな友達に連れられ、朝解散した教室に集まってきた。そこでは最後に一緒に写真を撮ったり日本の生徒が前もって準備していたものをプレゼント、アメリカの生徒が似顔絵を書いてプレゼントして渡したり、住所など交換している生徒などがいた。最初不安がっていた生徒達も、一人だったからこそ逆に頑張ろうという気持ちになったのか、すっかり仲良くなっている様子だった。エミリーさんからはみんなにTracy高校のシャツのプレゼントをいただいた。一日バラバラに過ごした生徒達は、どんな授業を受けたのかお互い話が弾んでいるようだった。ある生徒はスペイン語の授業に行ったらしいが、その先生が教えながらお菓子を食べていたらしくそれにあまりに驚き写真を撮った生徒がいれば、政治や社会、体育やコーラスなど、とにかくいろんな授業をみんな体験してきたみたいだ。

今日はこの高校以外にもう一ヶ所交流をする場所がスケジュールに入っていて、大きな車を持っているホストファミリーの方々が移動を手伝ってくださった。Boys & Girls Clubというところに行き、希望者は現地の子供達とバスケットをしたり、踊ったりした。中には疲れて座っていた生徒もいたが、汗をかくまで動いた生徒もいた。ここではアイスクリームやジュースをいただき、おいしく食べさせてもらった。5時にはホストファミリーの方々がそれぞれ生徒を迎えに来てくれ、これから二日間はみんなバラバラに週末をホストファミリーと過ごすようになる。最初で最後の週末になるので、まずは明日の朝はゆっくり休み、それからしっかり楽しんでもらいたいと思う。

 

Tracy 活動レポート 03月26日 【写真】

いよいよ出発の日。これまで九州各地や関東でバラバラにプログラム参加を決心したみんなが今日一緒になる。私は佐賀県から参加をしている小学生二人と一緒に、福岡空港から羽田に向かった。羽田に着くと既に熊本、長崎、宮崎のみんなが集まっていて、鹿児島とは同じ時間に羽田に着陸した。大分のみんなが到着するのを待っている間に各自のスーツケースを並べたり、引率指導者として簡単に自己紹介をし、グループ分けをした。わんぱくとジュニア留学生達が全て集まるとみんなで貸切バスに乗り、いざ成田空港へ。1時間10分程度のドライブではフジテレビやディズニーランドを車窓から見て、それぞれ昼ごはんを済ませた。おばあちゃんの手作りのおはぎを食べたり遠足気分でお菓子を分け合って食べている生徒、手作りのご飯やコンビ二のご飯などそれぞれがおいしそうに食べていた。

成田空港に着くと、千葉からの参加者と合流。去年はお兄ちゃんが同じプログラムに参加してくれた。彼はとても積極的に誰とでも話していたので、妹さんにも期待しよう。成田空港では7人〜8人ごとに搭乗手続きをしてスーツケースを預け、手荷物検査と出国手続きを一人ずつした。ここをアメリカに着いてからの入国審査と勘違いしていた何人かの生徒は、ここが日本だということをすっかり忘れ一生懸命滞在目的と日数を「Sightseeing, nine days.」と英語で練習していたのがおかしくて、また頼もしかった。その後まず搭乗ゲートの場所を確認してから1時間解散した。再度集合し飛行機に乗る前に入国審査で必要な書類を渡し説明をした。また機内での注意事項を伝えて実際に搭乗。わんぱくもジュニア留学も近くに座って9時間の長い空の旅が始まる。それぞれが映画や音楽鑑賞、隣の友達とのおしゃべり、または折り紙の練習や英会話を復習するなどして、時間を過ごした。

サンフランシスコ空港には予定より20分程度早く到着した。一人一人英語での入国審査を受け、みんな自分の番が来るまでは何度も「Sightseeing, nine days」を呟いていた。「何聞かれたか全然分かんなかった」と話してくれた生徒の笑顔が意外とすっきりとしていたので、私も安心。それぞれのスーツケースを取ったらいざ出口へ。そこには笑顔のスーザンとゲイブが待っていてくれた。二人は私達のホストファミリーを探したり、ジュニア留学の期間中に訪問する学校や活動全般の企画、運営をしてくれるTC(Teacher Coordinator)の先生だ。緊張した面持ちの生徒や疲れている生徒達に、一人一人自己紹介と握手をしながら笑顔を振りまいてくれた二人のおかげで、みんなも少しは不安が和らいだ感じだった。人数確認をし、グループ写真を撮ってから、次はバスへと移動。バスには「Welcome to California」と書いてある紙にそれぞれの名前が書いてあり、自分の席に生徒が座るようになっていた。TCの二人からは、みんなにお菓子や飲み物、シールや鉛筆などが入ったかわいいランチ用のバッグのプレゼントが準備してあり、とにかく生徒達が嬉しくなるような心遣いばっかりだった。

Tracyの町まではバスで2時間くらいかかるということだった。TCが、わざわざ遠回りをして生徒にサンフランシスコの街やゴールデンゲートブリッジ、アルカトラズ島やアメフトのスタジアムなどの近くを通ってくれて、説明をしてくれた。中には飛行機であまり眠れなかったのかバスでうたた寝、もしくは熟睡している生徒がいたが、殆どの生徒はサンフランシスコの街並みを楽しく見れたと思う。丁度お昼ご飯の時間だったのでIN'N'OUTというハンバーガーのファーストフードのお店にみんなで寄った。注文をする際スーザンとゲイブが一人一人を手伝ってくれて、本当に助かった。ある男の子は「とにかく何を聞かれてもYES!と言っとけば、何かは食べれるでしょ」と開き直って笑っていたので、私もつい納得させられた。日本と比べるとジュースはお代わり自由だしフライドポテトの量は半端じゃないほど多いし、みんなお腹いっぱいになりながらもとてもおいしそうに食べていた。日本は出発時は肌寒い気候だったけど、アメリカは今日はとても晴れていて暖かい日差しが気持ちよかった。程よく風も吹いていたので、生徒の3分の1くらいは外のテーブルでランチを済ませた。その後は30分もしないうちにTracyに到着。飛行機が予定より早く到着し、高速も予想以上に渋滞していなかったため、私達は2時間ほど早く町に着いた。バスの中からTCは手分けして全てのホストファミリーに早めに迎えに来てもらうように電話をしていたが、家族との対面は時間差ですることとなった。

ホストファミリーが私達のために開いてくれるウェルカムパーティは今夜の6時半からだったので、みんなそれまでは3時間ほどそれぞれの家でゆっくりする時間があった。その数時間で寝てしまうと、どうしても夜が眠れなくなることが多いので、何とか頑張って起きているように伝えた。ホストファミリーの中にはその数時間の間に子供を迎えに行ってからそのままソフトボールの練習や体操の練習などがあるところもあれば、家で一休みするところもあったようだ。6時半になると続々と家族がパーティの場所に集まってきた。みんなピザと飲み物を持ち寄りだったのだが、とにかく沢山の生徒と家族がいるので、ピザやジュースの量は驚くものがあった。みんなが大体集まったらTCからの挨拶があり、それからまずはみんなでご飯を食べた。その間にTCのゲイブが賞品がある抽選会をしたり、ピエロが来て子供達を喜ばせてくれたり、会場の後ろのほうではバスケットで遊んだりと、生徒やホストブラザー、ホストシスター達は特に楽しく過ごせたと思う。生徒の中には辞書を使って会話を頑張っている生徒、アメリカの兄弟姉妹と遊んであげている生徒、それぞれが緊張と疲れを見せながらも努力していたようだ。明日からは実際に学校訪問が始まる。今夜はみんなぐっすり寝て、できるだけ疲れを取ってから朝会いたいと思っている。


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