今朝は、トレーシーに到着して一番寒い朝だった。日差しはいつものように強いのだが、朝の風がとにかく肌に冷たく感じる。少し厚着をして集合場所に行ったら、早めに来ていたホストマザーが生徒達を自分の車に乗せて暖房をきかせてくれていた。ちょっと遅れて来た生徒達は、大きな車を持って仕事に行かなくてもいいホストファミリーが他にいなかったため、ちょっと外の太陽の光があたるところでひなたぼっこ。そうしているとウェルカムパーティーをした場所である教会の方が、部屋が開いているからそこなら温まって待っていられのではと鍵を開けてくれた。ありがたい。週末はホストファミリー同士が一緒に時間を過ごした人もいれば、それぞれ過ごした人もいた。きっと日記にいろいろ書いてくれているだろう。とにかく久し振りに友達と会い、話が弾んでいたようだ。
今日はターロック中学校に行く。大きな車(運転手を含めて14人乗れる)2台とホストマザーが一人車を出してくれて大移動。生徒達は大きな車で楽しそうだった。トレーシーからは車で40分くらいのところにある中学校。ここは去年も一昨年もジュニア留学でお世話になっているところだ。中学校に着くと、すでに生徒達が待ってくれていた。私達の名前を色とりどりな紙に書いてくれて歓迎してくれる。生徒達はとても嬉しそうだったが恥ずかしいのだろう、車から降りるのにはちょっと時間がかかった。自分の名前をみんな友達と一緒に探していた。なかには自分の名前がちょっと間違って書いてある生徒がいたので本人は少し苦笑していたが、自己紹介をする時に教えてあげたらいいよと伝えると、笑顔で「そうですね」と言っていた。手短に今日の流れをみんなに説明し、名前札を忘れていた生徒にはTCが予備を渡してくれてから、それぞれの友達と対面した。緊張しているような面持ちの生徒もいたけど、ほとんどの生徒が金曜日よりはリラックスした笑顔で話ができていると思った。今日と明日は丸二日間この中学校にお世話になる。学校は2時25分に終わるので、それまで生徒は自分の友達が受ける授業に一緒に参加する。
生徒達の授業風景は明日見るようになっているので、生徒達がそれぞれの教室に行ったらここの中学校の教頭先生が職員室に案内してくださった。アメリカの学校は先生達は自分の教室を持っていて、生徒達が休み時間に次の授業の先生の部屋に移動する。だから職員室と行っても、昼食を食べたり朝のコーヒーと同僚と飲む部屋という感じで、テーブルとソファーがある広い部屋が職員室になっていた。TCと私はその部屋で、もし生徒達がどうしても連絡を取りたいという時にすぐ対応できるように、待機することになっていた。この学校は中学1年と2年生が通っている学校で、生徒数は1400人前後らしい。昔は1800人くらいいた年もあったそうだ。この地域では最も生徒数が大きい中学校らしい。この学校も昼食の時間は2つに分かれていた。TCと私は生徒達より一足早くカフェテリアに行き、ランチを買わせてもらった。冷たいサンドイッチからホットサンド、チーズバーガーやピザ、サラダやメキシカン料理など、多くのメニューがあった。そこで働いている方から話を聞くと、どれを選んでも生徒は2ドル50セントで、教師は同じメニューで3ドル50セントだそうだ。ピザやハンバーガーもそれだけではなくフルーツジュースか牛乳が飲み物として選べて、果物もキウイやりんご、バナナから選べるようになっていた。一年中同じメニューが準備されているらしいけど、選択肢が多いので生徒はハッピーだそうだ。
ランチタイムになると、やっぱりどこからともなく大勢の生徒達が広場やカフェテリアに集まってくる。お腹が減っているのだろう、走って列に並ぶ生徒もいた。ランチを自分で家から持ってきている生徒達は、友達と好きなところに座って食べ始めていた。私達の生徒達も、自分のパートナーとその友達と一緒に行動し、緊張しながらも楽しそうに食べていた。中にはご飯を食べ終わってからみんなでゆっくりしている時に、日本のお金を見せて紹介している人、日本のお菓子を分けて食べている人もいたので嬉しかった。
学校が終わると、今朝歓迎してくれた場所にみんな集まった。すっかり仲良くなっているようで、お互い写真を撮ったりハグをしていた。アメリカの生徒の中には定刻に学校を出発するスクールバスで帰る人もいたので、ここでお別れ。私達は出発まで少し時間があったので、サヨナラパーティの話をしたり、ホストファミリーに渡すための写真を一人一人TCが撮ってくれた。帰りもまた同じ車でみんな帰り、ホストファミリーが向かえに来てくれた人から帰っていった。誰も具合が悪い人もいなく、とにかく学校での友達との時間がみんな楽しそうでよかった。ホストファミリーとの時間も、迎えに来てくれた時のお互いのやり取りを見ていると緊張した様子が無いので、家での様子が伺える。
生徒の日記より 3月28日(土)
今日は近所の様々な店(洋服、食べ物、Toy,Jewelery、スターバックス)を周った。食品売り場では、日本では見られない珍しいものなどが置いてあり面白かった。帰ってからはホストシスターとトランポリンで遊んだ。その時に初めて会話に合わせて笑うことができた時は嬉しかった。また日本からもってきたお土産の説明ををした。100円ショップで買った「孫の手」が一番気に入ったようだった。今日までのホストファミリーなどとの会話を振り返ってみると、ただホストファミリーからの質問に答えるだけで、自分から積極的に話をすることができていないことに気がついた。話したいことはあるけれど、それに関する言葉が分からなくてあきらめてしまうおとがある。コミュニケーション能力を単語の能力をつけたい。 |