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今朝は朝6時にホテルのロビーに集合でした。朝5時起床が目標でしたが、誰一人として遅刻や寝坊することなく5分前には全員がロビーに揃いました。素晴らしいです。時差ボケの影響でぐったりしているのかと思いきや、非常にさわやかでした。ホテルでの一泊も楽しめたのでしょう、朝から会話が弾んでいます。一日分の着替えしか持ってきてなかったので、延泊になったらどうしようかとハラハラしていましたが、台風の影響もなく飛行機は予定通り飛ぶそうです。
さて、シャトルバスに乗り込みあっという間に仁川空港に到着。搭乗口を確認すると、それぞれ自由時間が与えられました。初韓国の生徒がほとんどで、みんなテンションが上がっています。アメリカホームステイに来たというのに、韓国土産を一生懸命に選んでいました(笑)。朝も早かったため、朝食も空港で食べました。「これじゃ足りなかったんで、また買ってきます♡」と、笑顔でお店に向かう少年少女たち…。見るたびに誰かがドーナツやサンドイッチをほおばっています。なんかもう、食べてる表情で周りを幸せにしてくれますね。
飛行機の中では、みんな最後の会話を楽しんでいました。台風の影響で多少飛行機は揺れましたが、そんなの関係ないくらい明るい声がしていました。約1時間半のフライトが終わり、鹿児島に着きました。家族の方々もみんなをとても待ちわびてらっしゃいました。家族に会えてうれしい反面、たくさんの涙も流しました。永遠の別れではないことは分かっていますが、3週間での思い出が濃密すぎて、まるで卒業式のようです。名残惜しいのか、熊本組のバスが待っているのになかなか空港を出ようとしません。たくさんの方に最後の写真を撮ってもらい、たくさんのハグをし、「また連絡するけん!」そう言いながら、アーリントングループは解散をしました。
熊本組は、そこからバスで約1時間半かかります。バスの中でも、「先生こっちに来て一緒に話しましょう!」と、カルチャーセンターの上吹越さんと私も一緒になり、バス後方にみんなで密集して最後の思い出話に花を咲かせました。最後まで笑わせてくれる、面白いメンバーばかりです。出発時の車中よりも勢いがあります。1人だった男子生徒も帰りのバスではみんなと楽しそうにしていました。そして、出発式があったファミリーマート駐車場に着きました。保護者の方、お兄ちゃんお姉ちゃん、弟妹、犬たち、たくさんの方が見守る中、熊本組の解散式を終えて、アーリントングループのすべての日程が終了しました。帰りの車中では、どんな話をしてくれたのでしょう。今日の夕食は何を食べるのでしょう。そんなことを考えながら、私も帰路につきました。
最後になりましたが、解散式後ある保護者との会話の中で、自分のレポートがどれほど重要な役割を果たしていたのかが分かりました。衝撃の事実でした(笑)。いつも乱文ばかりで申し訳ありませんでした。すべての出来事を綴ることはできなかったと思いますが、これまで毎日読んで下さったことに感謝いたします。(最後の方は業務が立て込んでいたので、許される範囲である中2女子にカメラマンをお願いしていたこともあり、私の余計な写真もあったようです…申し訳ありません!)18人は自分の学校の生徒ではありませんが、今後とも彼らの成長を心より祈念しております。まだまだ暑いですが、保護者の方々もお体には十分お気を付けください。25日間、ありがとうございました。 
 いよいよ帰国する日です。8:30に学校に集合し、ホストファミリーと最後のお別れのあいさつをします。週末もきっとたくさんの思い出を作ったことでしょう。みんな涙が止まりません。「Let’s keep in touch!(連絡とりあおうね!)」「I’ll never forget you!(絶対忘れない)」「We’ll miss you.(さみしくなるわ)」「I don’t want you go back.(行ってほしくないよ)」「I love you.(大好きだよ)」そんな言葉が飛び交います。みんな何度も何度も写真を撮りました。涙で目を真っ赤にしたホストマザーもいます。悲しむ家族の肩を優しく抱き寄せるホストファザーもいます。小さいホストシスターやブラザーがいる家の子どもたちは、さみしさを紛らすために最後のタッチ鬼をしかけてきたり、今まで変顔をして笑っていたと思いきや、我慢の限界がきたのかお母さんに泣きついて別れを惜しんでいます。
家族のように過ごしてきたこの3週間。みんなにとっても特別だったように、彼ら家族にとってもかけがえのない時間になったに違いありません。たったの3週間でしたが、過ごした時間はそれぞれの人生の1ページになりました。みんなが買ったお土産よりも、この3週間の思い出の方が価値があります。本当に大切なものは、目に見えないものです。
8:50。いよいよバスの出発時間です。みんな後ろを振り返りながらバスに乗り込みます。小さいベビーを抱えていた女子生徒も、最後のハグをして乗り込みました。ドライバーさんの計らいで、出発と同時にバスのクラクションが長く鳴りました。バスが見えなくなるまで手を振ってくれます。アーリントンのみなさん、本当にありがとう!!きっとみんなもう一度会いに来ます!!それまでKeep in touch!!!
バスに乗り込んで1時間ちょっとでシアトル空港に着きました。先日、飛行機盗難事件があった空港です。到着してすぐ、カルチャーセンターのお二人から搭乗についての注意事項が確認されました。久々のパスポートを触り、みんな少し緊張気味です。その後は、TCの先生方と最後の写真撮影を行いました。いつでもスーパー明るいKaren先生、親身になって話を聞いてくれるCori先生、優しい笑顔で雰囲気を和ませるMimi、みんな最高の笑顔で写真を撮ることができました。TCの先生たちともここでお別れ。最後にお互いの名刺交換を行い、エスカレーターで姿が見えなくなるまで手を振ってくれました。「あ〜…」誰かからそんな声が漏れます。“本当に、このプログラムが終わってしまうんだな…”一つ一つの別れで、実感していきます。
そこから飛行機に乗り込むまで少し時間があったので、自由時間を過ごしました。ホストに作ってもらった最後のランチを食べたり、フードコートで好きなものをオーダーしたりしていました。このグループのすごい所は、絶対にみんな時間を守るところです。そして、何も言わずともリーダーが動き出し点呼を行います。雰囲気はすっかり日本の学校です。班活動がとても機能していて、カルチャーセンターの上吹越さんもびっくり。引率者の私もびっくり(笑)。チームワークもどんどん良くなっていますね。助かっています、ありがとう。
さて、ここからは11時間のフライト。出発までに1時間以上かかりましたが、なんとか離陸しました。飛行機の中で感想を書き書き…。どんな内容になるか楽しみですね。映画を見たり思い出話に花を咲かせているとあっという間に韓国へ到着しました。オリンピック直前に完成した仁川空港第2ターミナルで記念写真を撮り、そのままホテルへ。ホテルでは最後のミーティングを行い、長い一日を終えました。話したいことはたくさんありましたが、“2つだけ”私から最後に話をさせてもらいました。どんな内容かというと…。それは明日のレポートのお楽しみ(笑)! アーリントンを出て丸一日が経とうとしています。疲れ果てました。今日はこの辺でご勘弁をm(__)m 「今頃ホストファミリーは何をしているのかな〜…」そうぼんやりと考えながら、みんな静かに寝床に入ります。明日の朝は5時起床。どうか、台風の影響がありませんように。
 今日はいよいよ、最後の登校日。「もう3週間たったなんて信じられない」「早すぎる!」最後の1週間は、本当に早く過ぎました。子どもたち同士も、先生たちとも、ホストとも、いい関係が築けている証拠でしょうね。今日のパーティーでは「出会ったみんなに楽しんでもらえるよう最大限のおもてなしをする!」誰しもがそう思っていたはずです。
 さて、今日は授業がないと思っていましたが、一昨日みんなが書いた「将来の夢」について一人ひとり発表する時間が与えられました。最後の授業にとてもふさわしいと思いました。日本では、これくらいの年齢の生徒にとって「あなたの夢は何?」という質問はとても答えるのが難しいようです。実際に私もそうでした。「こんな感じの仕事について、みたいようなみたくないような…」そんな悩みがつきものですよね。そういう気持ちを察したのか、Karen先生は“自分の中学生の頃の夢”や、“色んな事があってその夢を100%叶えられたわけではないこと”を話して下さいました。少し難しい単語もあったので生徒たちがすべてを理解するのは困難かと思いましたが、私は深く頷きながら聞いていました。その中でも一番印象深かったのは「Just stick with your dream.(自分の夢とずっと一緒にいなさい)」という言葉です。Karen先生の言い方がまた全然気取ってなくて、“自分の夢”がとても身近なものに感じられるいいフレーズだなと感じました。Karen先生がすべて話し終わった後に、メモした内容を生徒たちにも伝えました。とても共感してくれて、自分の発表をためらっていた子たちも、“迷いのある夢”に少し自信をもってくれたようです。ある女子生徒(高1)は、自分のメモ帳を持って、Karen先生が話された内容をメモ帳に書いてもらえないかと、直接頼みに行っていました。それほど、心揺さぶられる話だったのだろうと思います。人は、自分に自信がある時には大きな声が出るものです。今回の発表では、自分の夢や迷いを、とてもはっきりした発音で堂々と語ることができました。みんな格好良かったです。今回書いた原稿は日本に持ち帰りますが、是非大事にとっておいてほしいです。Karen先生は「いつでも見れるようにトイレに貼っておきなさい!」とおっしゃっていましたよ(笑)。
 そしてその後はみんなでさよならパーティーの練習と会場準備をしました。とにかくバタバタでした。できるだけ一人ひとりにスポットが当たるように、全員劇にチャレンジしたり、各プログラムで司会者を変えたり…。とにかく全員の出番を増やした結果、30分という限られた時間の中で、ものすごい量のプログラムをこなすことに…。練習も大変でしたね…。実行委員会が本当に良く頑張ってくれました。誰も嫌な思いをする人がいないように、周りを見ながらプログラムを調整していました。私も買い出しに行ったりリハーサルを確認したり、空いた時間に日記を見たり、昨日山ほどお菓子を買って今どれだけ幸せかを語る生徒の話を聞いたり…(笑)、一番忙しい日だったかもしれません。っふー。
そして迎えたパーティー本番。みんなそれぞれの家で日本食を作り、パーティーに持ってきました。お好み焼き、チキン南蛮、カレー、お米、巻きずし、卵焼き、スクランブルエッグ、みんな工夫してましたね。ホストも、ホットドッグ、ラザニア、パスタサラダ、チキン、ビーンズ、エッグサラダ、ポテトサラダ、ブラウニー、フルーツ、ケーキ。食べきれない量でした。まるでホテルのビュッフェみたい!みんなテンションが上がります。どれも愛情がこもっていてとてもおいしかったです。日本食はほぼ完売でした。
そして迎えた修了証書授与式。一人ひとりの名前が呼ばれて、まるで映画のワンシーンのようです。呼ばれたらみんなで拍手をしてくれるのですが、どの家庭も、我が家の生徒の時には一番大きく拍手をしてくれていましたよ。証書を受け取ったらハグします。(※そういえば先日、TCのお二人がおっしゃっていましたが、アメリカでの授業初日に「僕たちと一緒に写真を撮って下さい!」と言ったり、「I love you!」と男子生徒たちが自ら言うグループは初めてだったそうです。小声で教えて下さったので、たぶん本当なんだと思います(笑)。)
これまでピアノやギター、ダンス、劇、合唱、ヲタ芸、たくさんのプログラムを入れ込んだので、それぞれの練習時間はかなり短かったですが、全力で良く頑張りました。できるだけホストも巻き込んだパーティにしたかったので、劇中にお世話になっているホストの名前を言ったり(各家庭”Oh〜”とみんな言ってましたよ)、二人羽織にホストをチャレンジさせたり(アメリカ人の方が“ある意味”上手でした笑)、なぜかどんぐりコロコロの曲で全員ダンスしたり(どんぐりの即興フラッシュモブみたいな形式。ホストもびっくり笑)、最後になるにつれて会場が温かい雰囲気になっていっているのが分かりました。最後に歌ったスピッツのCHERRYは、一番完成度も高く、肩を組んでみんなで楽しく大合唱できたと思います。笑顔と涙が溢れる最高のエンディングになりました。本当にいい思い出になりました。ラッキーなことに、カルチャーセンターの酒井さんに声をかけてもらい、最後はホストファミリーも呼んで集合写真を撮ってもらいました。私も泣いてしまいました。
まだまだパーティーの余韻に浸っていますが、明日からは楽しい最後の週末が待っています。涙の週末になるかもしれません。でも、ホストと一緒に楽しむことが彼らへの大きな恩返しになることを忘れないでほしいです。では、みなさん、素敵な週末をお過ごしください!
 今日も相変わらず過ごしやすい朝です。とはいっても、私も薄手のものを軽く3枚着ていますが(笑)。生徒たちの中には、「先生おれもう体感温度がアメリカ人レベルになってきました。」と、半そで短パンの男子生徒もいます。食欲も体感温度も、もうすっかりアメリカ並み。
 今日もまず、英作文から始まります。「What did you think of Microsoft and Snoqualmie Falls?」2ページ目までどんどん書き進める生徒も増えてきました。この30分間は安定した集中ぶりです。私はその間、みんなの日記を読みます。“帰りたくないです”“日本でもこのメンバーで勉強続けたい”“こんなに誕生日を祝ってもらったのは初めてかも”ここでの生活がかけがえのないものであることを、一生懸命日記で伝えてくれます。授業中に全員分読みこなすのが大変になるほど、中身のあることを書いてくれました。私も、明日が最後の日記かと思うと、なんだかさみしく感じます。
 さて、今日は「スラング」の勉強をしました。スラングとは、ある特定の集団で使われる俗語・略語のことで、親しみやユーモアなどの表現効果を狙うものでもあります(一部例外もありますが…)。初めは説明を聞いても難しく感じていたようですが、具体的にどんな場面で使うのかを紹介してもらうと、“これ使えそうじゃない?”と隣のペアとニヤニヤしながら今夜ホストに使えそうなスラングを研究していました。ホストもきっと驚くでしょうね(笑)。明日の報告が楽しみです。
 午後からは、明日のさよならパーティでホストに渡すプレゼントを完成させました。手作り風鈴は、ビーズと紐でいくつも結び目を作り、きれいな音色を奏でる美しい仕上がりになりました。「Tie the knot!!(結び目を作って!)」というKaren先生とCori先生の声が耳から離れません…。それが完成してからは、ゆっくりとした時間が流れました。TCのお二人は、生徒たちが書いた英作文を読んで、一人ひとりに丁寧にコメントを書いて下さっていました。生徒たちは気づいたかどうか分かりませんが、さよならパーティの準備をしているみんなの様子を見て、二人とも優しい瞳で微笑んでいらっしゃいましたよ。
 いよいよ、明日は学校最終日。どんな出し物でホストや先生たちを楽しませてくれるのかとても楽しみです。リーダーがしっかりしているので、心配いらないかなと思います。どうか、明日が最高の一日になりますように。
 今日は最後の一日校外研修でした。先週の終日研修はホストファミリーの都合で全員は揃わなかったので、今回は18人全員で行けて良かったです。朝からみんなでバスの到着を待っていると、一人の女子生徒が「誕生日おめでとう!」と言って、15歳になった男子生徒にプレゼントを持ってきてくれました。それに続いて、みんなでHappy Birthday to you♪とバースデーソングを歌いました。それを見ていたKaren先生が、ゆっくり近寄ってきて「アメリカの伝統的な誕生日の祝い方はこうよ!」と言って、男子生徒の腰を(軽く)15発slapしました。「Go girls!」と言っていたけど、どこまでが本当でどこまでがAmerican jokeなのかちょっと分からなかったです(笑)。でも、みんなで朝から大笑いして楽しかったです。
 さて、最初の目的地はMicrosoft本社。アーリントンから車で2時間程のところにあります。とてもきれいで緑も多く、壁のデザイン等細かい部分もオシャレです。まるで大学のキャンパスのような広さです。同じ空間で社員と思われる人々が社員証を首に下げて歩いている姿を見ると、それだけで「うわ〜ッ♡」となります。将来、こんなオフィスで働きたいと思ってくれたことでしょう。Visitor centerには、ギフトショップと最新の製品で自由に遊べるコーナーがありました。ほとんどの生徒はギフトショップで何をお土産に買おうか右往左往している中、中2の男子3人組は、一目散にゲームコーナーへ向かいました。気づいたら、常連客のようにゆったりと豪華な椅子に座り、ヘッドフォンを付け、最新のゲームを満喫していました。XBOXの体感ゲームコーナーもありました。良かったですね(笑)。また、顔を認識する機能を搭載したカメラがあったり、大きなスクリーンに落書きしたり、日本の地元ではなかなかお目にかかれない機器がたくさんあり、パソコンに詳しくない生徒たちもとても楽しそうでした。
次はSnoqualimie Fallsという美しい滝に向かいます。最近は雨量が少ないため、滝はいつもよりも小さかったみたいです。それでも十分な迫力でした。滝の前で集合写真を撮り終え、お昼は周辺の公園で持ってきたランチを食べました。今日は12時のランチだったのですが、11時には「なんかお腹空いた〜」という声が聞こえました。もうお腹の時計は完全にアメリカ使用になってしまったようです。
最後はシアトルプレミアムアウトレットで買い物です。日本にあるアウトレットと同じ系列なのでしょう、見たことがあるお店がたくさん並んでいます。道中渋滞につかまってしまったので1時間しか滞在時間がありませんでしたが、行きたい場所を絞り、計画的に買い物を楽しんでいました。みんな残金もきちんと把握していて、決められた金額で大切なものを買う訓練になっていると思います。お金に関しては誰の力も借りられないので、自分の目と判断力が養われる貴重な経験です。バスに乗る前に、数名の女子がまた「お腹空いた〜」と言ってパスタを3人でシェアしていました…。
今日もたくさんの良い経験ができました。明日は木曜日。学校も残すところあと2日です。大切に過ごしていきたいですね。
 今朝も13℃くらいしかなくて、朝は肌寒いです。こんなに朝晩が寒いなんて…。でも、今年は例年に比べるととても暑い日が続いているそうです。もう2週間以上いるのに、雨はまだ1回しか降っていません。「今年は珍しい気候よ」とTCの先生たちもホストも言っていました。さて、今頃日本はお盆ですね。日本の家族は何をしているのでしょうか…。親戚の中でも、みんなのことはきっと話題になるでしょうね。来週はいよいよ帰国。40℃近くある夏に耐えれるかどうか、みんな心配なようです。
 今日の予定は、午前中に「What did you think about the Boys and Girls Club? Do you have something like this in Japan?」という問いに対する英作文を書きました。その後は、ホストファミリーに渡す2つ目のギフトを作りました。今回は、Wind-bell(風鈴)を作ります。こちらの気候はとても過ごしやすく、庭でBBQをする家庭がたくさんあります。庭で風鈴の音を聴きながらゆっくりとBBQを楽しみ、家族団らんの時を過ごす…この風鈴を聴くたびに、ホストがみんなのことを思い出してくれるといいな…そう思います。
 その後はいつも通り食堂でランチをとります。今週末に迫ったさよならパーティに向けて、ギターを持ってきた男子生徒がいました。そのギターに合わせて、昼食をとり終わった生徒たちも自然と集まってきます。この子たちは本当に歌が好きなんだな〜(笑)。誰が集合をかけたわけでもないのに、ギターやiPad(引率者のもの)を使って楽しそうに練習をしていました。「先生、僕歌詞もらってませんー」次から次へと声があがります。なんと今回は英語の歌に挑戦です。パーティではホストも一緒に歌ってくれるといいですね。
 午後からは、待ちに待ったスペシャルゲストの登場です。やってきたのは本物の銃を持ち、警察犬を連れた州警察の方々でした!本物です。あの、映画で出てくるような人たちが目の前にいます。私も含めてみんな興奮気味…。まずは自己紹介がありました。みなさん話すのがすごく早くて聞き取れたか心配していましたが、意外と高校生は聞き取れていたようで驚きました。専門用語など難しい部分は通訳をしましたが、頷いたり、問いかけにしっかりと反応したり、きちんと「リアクション(=聞いてますよのサイン)」を出しながら、聞くことができました。素晴らしいです。質問コーナーでも全く沈黙にはならず、最年少の中2メンバーから積極的に手を挙げて質問していました。もう何も言うことはありません、満点です。
 質問コーナーが終わると、実際に外に出てパトカーや白バイに乗せてもらったり、実際に手錠やマスクをつけてもらったり、逮捕する瞬間を演じてもらったり(笑)、可能な限りできることを私たちにしてくださいました。日本では考えられないスーパーおもてなし…。海外テレビ番組の追跡シーンでよく見かける道具もありました。「あーあれか!すっげー!」「私ももう一枚お願いします!」約30分の交流の時間はあっという間に過ぎました。私たちの無理なお願いにも笑顔で対応して下さってとてもありがたかったし、Policemanというと怖いイメージがありましたが、地域の人たちの安全を守る、信頼あるフレンドリーな方々だということを知ることができて良かったです。写真も、みんな笑顔が素敵です。
 明日は最後の終日研修です。Microsoft楽しみですね!!
  いよいよ、ホームステイも最終週に入りました。先週はホストファミリーの都合もあり、なかなか全員揃うことがなかったのですが、今日は久しぶりに18人全員が揃って登校できました。週末もはさんだので、みんなの笑顔がとても懐かしく感じられました。生徒たちの日記には「先週はとても早く感じました。」という感想が多く見られ、ホストファミリーとの週末も、学校生活も、問題なく順調に進んでいると感じています。
 週明けの英作文テーマは、「Tell us about things you did on weekend.」週末はどの家庭もイベントが多く、月曜は書く量が多いのが特徴です。今まで10文で満足していた生徒も、1ページを超える量になってきました。辞書を使い、自分の中でしっくりくる表現を探します。
 それが終わると、日本語で朝の学活です。主にさよならパーティについて話し合いました。先週仕上がった劇の台本を片手に、みんなで「大きなカブ」を演じます。もしかしたら今週も全員揃うのが今日だけかもしれないので、最初から最後まで通して練習してみました。日本の学校でも文化祭の劇に出演したことがある生徒も多く、舞台には慣れているようです。劇には全員が出演するので、それぞれの個性が見えるような作品にしてほしいなあ。あとは、この3週間で身に着いた度胸と英語力で頑張って下さい!
 それが終わると、先週に引き続きホストファミリーへ心のこもった手紙を書きます。驚いたのは、「文法が不安で書けない…」という生徒はほとんどいなかったことです。文法チェックを私にお願いする生徒もいません。…当てにされてないだけかも?(笑)これはきっと、英語は「言語」であり、「教科ではなく伝える手段であること」を生徒たちが認識し始めた証拠だと思います。「正しく書く」より「伝えること」が大事だということをこの2週間で学ぶことができました。英作文ノートで毎日TCとやりとりをする中で、「自分もできる」という自信を育むことができました。ホストファミリーも、きっと喜んでくれることでしょう。
 午後からは車で移動し、Boys and Girls clubに参加しました。日本でいう学童といったところです。会場に着くと、6歳〜9歳くらいの児童たちが外でランチを食べていました。そう、とてもワンパクなお年頃のキッズたちです…。スタッフの方々も、目を光らせながら子どもたちの様子を注意深く見守っています。その中に、日本から来た交換留学生ということで紹介があり、お互いの自己紹介がありました。しかし、小さい子どもたちは早口でしゃべる子も多いし、なかなかじっと座ってられないので大変です!自己紹介が終わって公園に移動すると、もの凄い勢いでボールで遊んだり、折り紙コーナーにどっと人が集まったり、50人近くいる児童たちを18人で相手しないといけなかったので、本当に大変でした。しかし、その中でも折り紙コーナーの生徒たちは、前回の図書館での経験を踏まえて、大きな声で折り方を説明する子も出てきました。とても逞しかったです。あの瞬間をカメラに収めた時はとても嬉しかったなあ。
 その後の活動は、まさかのピザ作り!てっきりスポーツをすると思って来たので(私も完全に部活の格好です)、まさかの展開にみんな驚いていましたが、そこは柔軟に対応して児童と素早くペアを組み、仲良く生地をこねて楽しんでいました。時間が足りずに焼くところまでいきませんでしたが、小さい子どもたちと元気に遊べて楽しそうでした。中高生も元気だけど、やはりキッズのパワーには圧倒されますね。
 明日はスペシャルゲストの登場です。みんな「トランプ大統領?テイラー?」などつぶやいてますが…誰でしょうねえ。乞うご期待です!
 今日でアメリカ滞在2週目が終わります。朝は相変わらず涼しいです。教室でも、半そでTシャツの生徒はいません。室内の空調が効きすぎているせいもありますが…。最近、「先生、ズボンがきつくなりました。どうしましょう…(泣)」と嘆く生徒が出てきました。どうやらみんな食べる量が増えて、胃も大きくなったようです。クッキーやグミ等の間食もけっこうしてるし…。だけど、体重は日本に帰ってすぐに戻せます!ここでの思い出には代えられないので、多少のサイズアップは目をつぶって、ホストとの食事やお出かけを存分に楽しみましょう!!(と引率者も自らに言い聞かせています)
 今日はKaren先生のお出迎えがなかったので、「どうしたのかな」と思っていたら、先日彼女が転倒した時に痛めた膝が、なんと骨折していたらしく、病院の治療を受けていたということなのです。そんなに痛い中、私たちのシアトル終日研修を引率し、今日も痛くて動けないはずなのに、私たちのために一生懸命授業をしてくださいました。しかも今日は活動が多かったので、机間指導もばかりで大変だったと思います…。その様子を見て、教師としての使命感と生徒たちに対する愛情を感じ、私もぐっとくるものを感じました。
 今日の午前中は、いつもの英作文の後、「あなたを幸せにするものスクラップ・日本編とアメリカ編」を作成しました。カラフルなアメリカの雑誌を見ながら、自分の好きなものを思い思いの形に切り抜いていきます。そして、渡された白い紙に好きなようにノリで張り付けます。こういった活動を得意とする生徒がいる反面、抵抗感を持っている生徒もいます。「私、全然センスがない…。」「あ〜どうしよう。」「こういう作業まじ苦手だもんね〜」独り言?周りに?そう言いながら、なかなか作業が進みません。せっかくだから…と思ってKaren先生に現状を伝えました。すると、「There’s no wrong way! No matter what you want to do in life, you can do it with your hard work. You are already great. You should be proud of yourself.(中略) They are all different, but they are all beautiful. You can do it.(間違ったやり方なんてないのよ。人生でやってみたいことがあったとき、それに一生懸命に取り組めばいいの。そうすればきっとできる。日本からこんな遠い不思議な国まで来ているという事実だけで、あなたたちはすでに素晴らしいんだから。自分をもっと誇りに思って。ほら、みんなの作品はすべて違うけど、とってもbeautifulだわ)」と話をしてくださいました。自分の過去の語って下さり、生徒たちも少しジーンときたようでした。ただ、私がKaren先生の話を一生懸命訳している横で、それこそ話の山場で、ご自身でフラフープを蹴散らかして「Ouch!!」と言ってましたけど(笑)。生徒たちもクスっと笑い、なんだか暖かい雰囲気に包まれた一日でした。それからは、先ほどのネガティブな発言は一切聞こえなくなりました。
 スクラップを終え、午後からはさよならパーティーで渡すホストファミリーへのプレゼントを作ります。今日作ったのは、サンキャッチャー(Sun Catcher)と呼ばれるインテリアグッズで、太陽の光を通すとプリズムのように光が分散し、部屋の中に虹のような光が差し込むそうです。自分の好きな色のビーズを好きな場所に置き、透明な接着剤を流し込み、時間をおいて固まってくると完成です。みんな個性が出ていて上手でしたよ。
早く作業が終わった人から今度は手紙を書きます。まずは真っ白な便箋をデザインすることから始まります。「女子生徒A:先生、Bさんの作品めっちゃ上手ですよね!」「引率者:そうだね〜Bさんもカラフルにしたら?」「女子生徒A:私は色使うのあんまり得意じゃないんで…。」と諦めたのかと思いきや、自分らしくモノトーンカラーでシックにまとめていました。「私はこっちの方が好きです^^」とデザイン性のある、かっこいい仕上がりです。自分の好きなものをちゃんと見つけれたようです。きっとKaren先生のおかげですね。
みんな本当に集中して書いていました。手紙を書いてる時間、「どうしたらホストが喜んでくれるかな〜」と、ずっと家族のことが頭にあったはずです。大切な人のことを思いながら過ごす時間は、本当に価値あるものです。お店で買うお土産よりも、ずっと喜ばれるかもしれませんね。TCのお2人も終始微笑んでらっしゃいました。
今日一日、とても良い雰囲気で過ごすことができました。個人的には、旅行もいいけど、こういう話を共有したり自分を表現する練習をすることはとっても意味があることだと感じます。TCのお2人に感謝です。
週末は、ホストと楽しい時間を過ごして下さいね。では、また来週!
 今日はシアトルへ一日校外研修でした。「国境に行ってからもう一週間かあ。」「今週早いね!」と朝から生徒たちが口々に言っています。確かに、あと一日で今週が終わると思うとあっという間に感じます。

 いつも通り朝8時に学校に集合して、スタンウッドに通う生徒さんたちと一緒にバスでシアトルに向かいます。最初の目的地はワシントン大学(University of Washington)です。大きな敷地に歴史ある建物が立ち並んでいます。美しい緑や花々があちこちに見られ、大きな噴水もあり、まるで映画に出てくる有名な公園に来たようです。気持ちよすぎて芝生の上でごろんと寝ころびたいところですが、今日はかなり気温が高いのでみんなも遠慮しました(笑)。図書館の中に入ると、それはハリーポッターをイメージさせるような空間でした。中学校や高校の狭い図書館とは違って、ステンドグラスに高い天井と窓、そこから光が差し込む様子を見て、生徒たちも興奮気味です。しかし、現地の大学生がすぐそこで勉強しているので、静かに写真を撮りました。分厚い本たちと数えきれないほどの机と椅子、いつかここに来て本当に勉強できるといいなと思った生徒もいたことでしょう。

 次にシアトルセンター(Seattle Center)に行きました。スペースニードルのすぐ横にあるフードコートで食事をとります。いつもはホストファミリーが一緒なので、写真無しのメニューなども説明してもらえますが、今日はそんなアシストはありません。自分たちで店員さんとやり取りを“楽しみながら”メニューを注文します。「先生ピザ頼むの、みんなで頑張りましたよ!」「ハンバーガー屋さんで店員さんにアンケートとってきました!」「ポテト食べきれなかったんでポケットに入れてますが、大丈夫ですかね?!(普通に手で持って歩いてよかです・笑)」滞在時間は短かったですが、みんなそれぞれ挑戦できたようで良かったです。

 最後に向かったのはパイクプレイスマーケット(Pike Place Market)です。映画の撮影地にも良く使われる場所だそうで、とにかく人が多かったです。バスを降りると、生徒たちも危険な香りがすることが察知できたようです。辺りを十分に警戒して、リュックを前に持ちます。約1時間半の自由時間、マーケットへいざ出発!マーケットに一歩足を踏み入れると、そこには世界中から人が集まる理由が分かります。見たこともないサイズの魚介や色とりどりの花、種類の豊富なお土産、行列のできるレストラン、たくさんの売り場があって、時間が足りないくらいです。中には、スターバックス1号店でお土産を買おうと約40分行列に並んだ生徒たちもいました、が、店に一歩入ったところで集合時間になってしまい、あえなく断念…。ごめんね。また、大人になってからリベンジしましょう!自分のことより、全体の時間を優先してくれたことに感謝します。今日は集合写真をたくさん撮りましたが、MNCCの方に「グループで並ぶのが早いですね!向きの転換も早い(笑)」とほめていただきました。有りがたいです。


 その後15:00にシアトルを出発したものの、渋滞に巻き込まれてアーリントンに着いたのは17:15でした。みんなとっても疲れた様子でした。私もぐったり…。

 今日も思い出に残る一日でしたね。今週も明日で終わりです!頑張るぞ!
 今日は、アイダホにキャンプに行っていた女子生徒Aさんが、久しぶりに登校してきました。彼女のホストマザーは、いつもなら車から降りずにTCと話をして学校を去っていくのですが、今日はわざわざ生徒たちが集まる食堂まで来て、4日間のキャンプで彼女がどれだけたくましくなったかを、私にまで詳しく話をしてくれました。「『好き・嫌い』がハッキリ言えるようになった。コミュニケーションが以前よりとれるようになって嬉しい。家族もAも心地よく過ごせる空間になってきたわ。」と彼女の成長を心から喜んでくれていました。本当の家族のように愛されていて、Aさんも幸せだと思いました。
 みんなの日記を読んでいて、ある共通点を感じます。それは、ホストに色々聞いてみたいことはあるけど、話してよい内容なのかどうか迷っている人が複数いることです。ホストは、異文化に関心があって生徒を受けいれています。ある程度の質問はなんでも答えてくれるはずです。それよりも、心の中に何かモヤモヤしたものを持ち続けることは、精神衛生上よくありません。「少しの勇気」を持って、残りのステイもホストとより居心地の良い空間にしていった方が良い、と話をしました。Aさんのように逞しくなってほしいものです。
 さて、本日も午前中はテキストを使って勉強します。今日の内容は「誕生日」に関するものでした。メインの活動は「Celebrating Everyone’s Birthday」。25日間しか一緒に居られないので、一年分の誕生日をまとめて祝ってしまおうというパーティです。パーティに向けて1人一ドルのプレゼントを1つ準備しました。こちらにも日本でいう100円ショップにあたる「a dollar store」があり、みんなそこでプレゼントを選び、かわいくラッピングしたものを持ってきてくれています。
 午後からパーティが始まります。まずは、Tシャツに色を付けて、オリジナルのTシャツを作るという活動です。真っ白なTシャツを濡らし、ぐるぐる巻きにして色のついた液体を思いっきりかけます。みんな好きな色を使って、自分の作品を仕上げました。
 次に、egg tossをしました。生卵をペアでそ〜っと投げ合い、一番長い距離でキャッチできたペアが勝ちです。Karenがルール説明し始めると、みんな「そんなことしていいと!?」と良いリアクションをしてくれます。どのペアも素晴らしいコンビネーションで、7〜8メートル下がっても、みんななかなか落としませんでした。「キャー!」「お〜っ!」と色んな歓声が聞けて、かなり興奮していました。優勝したペアは、昨日のキッズ折り紙教室で大活躍したB君とKarenの元ホストスチューデントで、今日の活動を手伝いに来てくれたMimiという女性でした。気持ちがピッタリ合っていて素晴らしかったです。
 さて、次は普通の鬼ごっこかと思いきや、全員にカラースプレーが配られ、そのスプレーを相手にかけるアメリカンスタイルの鬼ごっこです(Silly Sprayと言うらしい)。日本では経験したことがない遊びで、気づいたらスプレーの中身があっという間になくなっていました。みんなの笑顔が見れて良かったです。その後は少し自由時間があったので、班対抗でリレーをしました。フラフープジャンプが意外とみんな上手で驚きました。
 教室に戻ると、TCとMimiがPunchを準備してくれていました。真っ赤な炭酸の飲み物とアイスクリームを食べて少し落ち着いた様子です。その後はプレゼント交換をし、とても楽しい一日が終わりました。14:30になってもなかなか教室を出ようとしなかったみんな。はしゃぐみんなの姿は見ていて微笑ましかったです。Tシャツが出来上がるのが楽しみですね。明日はシアトルへ一日旅行です。今日より素敵な一日になりますように。
 今日は、朝の点呼時にまさかの7人分の席が空いている状態から始まりました。週末から引き続きキャンプに行っている生徒や、今日からキャンプに行く生徒、終日買い物に行く生徒…一人ずつ欠席理由を確認していると”Good morning!”と言って二人の生徒が登場です。理由を聞いてみると、なんとただの寝坊でした。しっかり〜!

 さて、本日の英作文のお題は「What did you think about making money for Japan with “Bake Sale”? 」“中学生には難しいかな〜”と心配していましたが、質問の意味はおおよそ理解できていたようでサクサクと書き始めました。そして、私語も全くなく一生懸命書いています。先週の英作文に対するモチベーションとは遥かに違ったものを感じます。高校生はより質の高い表現を、中学生はできるだけ長く文が続くように頑張っています。

 英作文が終わるとさよならパーティに向けての打ち合わせタイム。人数が少なかったので少しさみしそうでしたが、劇の台本の完成までは、あと少しと言ったところです。表現が分かりにくい所がないか、TCの先生たちにも積極的に質問できるようになりました。歌などの出し物は、もう少し曲数を増やして盛り上げようという所で打ち合わせは終わりました。

 次に、教室に戻ってテキストを使った授業を行います。新出単語を導入した後、それらを使ってエッセイを書きました。「エッセイ?」と言われてはてなマークがついていましたが、TCの説明を聞いて、徐々に取り掛かり始めました。用紙の半分程度を目標に書き始めたエッセイでしたが、13人とも目標は達成できていました。1人ずつ発表する前に、最上級生が指揮をとり、グループでエッセイの文法チェックを行いました。その教えあいをしている姿がまさに「学びの共有の時間」だったように思います。「これは〜ingじゃなくてfeltでいいんじゃないかな?」「なんで??」など、小さな疑問を解決し、「あーそっか!」と実際に自分が使える表現に落とし込んでいく過程です。これはとても大事。

 そしていよいよ発表の時。全員が発表すると思っていなかった人もいたので、多少、躊躇した部分もありましたが、スムーズに発表を進めることができました。…正直、かなり驚きました。どの生徒も非常に内容が充実していて、まとまりのあるエッセイができていたからです。中2が中2に思えないくらい、長い文章を発表していましたし、高1にもなると詩的な表現を使って自己表現できています。もちろん、学校で習った文法しか使っていませんが、自分のこと、日本の家族、親友、ペット、様々なことを自由に書いていて、写真を撮りながら感動して聞いていました。“なんでこんなに書けるんだろう?…。” もともとの力量もあるのかもしれませんが、ここでの滞在が後押ししているのは確かだと思います。英作文の力は短期間で簡単には落ちるものではないので、ぜひ日本でもこのスキルを維持、もしくは向上できるように頑張ってほしいです。

 午後からは図書館で、子どもたちに折り紙を教える活動でした。初めは1人しか来てなくて「どうしよう」と生徒たちも不安がっていましたが、定刻になると本当にたくさんの子どもたちが来てくれました。反対に、アメリカの子どもたちの数が多くて、日本人の方がてんてこ舞いでした。中には、難しい作品(バラやTシャツ)をおねだりしてくる子どもたちもいて、生徒たちも悪戦苦闘していました。「これどうすると?!」とお互いにテーブルを行き来しながらキッズを飽きさせないように努力していました。日常生活ではなかなか使わない表現なので片言の英語になっていましたが、習いに来た子どもたちもよっぽど楽しかったのか、休憩なしでずっと折り紙を折り続けました。一番人気はBoys’ Groupで作っていた“Ninja Star(手裏剣)”です。最後はみんなで写真を撮って終わりました。少年たちが帰るときに、みんなでフリフリダンス(?)を踊ってくれて、日本人もTCもキッズのママたちも大爆笑でした。生徒たちの中には、小さい子どもがいないホストファミリーもいるので、とても貴重なものになったと思います。

 明日は誕生日パーティです。TCの二人がかなり長い時間話し合っていたので、どんなイベントが開かれるのか今からとても楽しみです!明日はみんな、来れるのかなあ。  
 今週は、先週に比べて少し暑くなる予報です。とはいっても、日本の方が数倍暑く感じます。日差しは強いけど汗はかかないし、日陰に入るとかなり涼しく感じ、薄手の上着を羽織る程です。昼間に長袖を着ている生徒もいます。日本は朝7時でもあんなに暑いのに…。その点に関しては、「こっちの方がいいよね」とみんなで話をしています。
 さて、初めての週末はどのように過ごしたのでしょう。日記をのぞいてみると、ホストファミリーによってさまざまな過ごし方をしていたことが分かります。例えば、
○終日トランポリンで遊んだ  ○プールに行った  ○森に行ってBBQをした  ○4つのパーティに参加した  ○モールに行って買い物をした   ○ホストファミリーと一緒に朝食を作った  ○ビーチに行ったけど人がすごく少なくて驚いた  ○カウンティフェア(地域のお祭り)に行ってアトラクションを楽しんだ  ○映画館に行った  ○シアトルに行って買い物した  ○カレーや肉じゃがを作った  ○疲れて昼寝をした 
ホストファミリーと一緒にたくさんの行事に参加できて満足そうでした。ただ、少しお疲れ気味な様子もうかがえます。
 さて、本日はホストファミリーとのキャンプで一人欠席の17人で始まりました。英作文から始まりましたが、明らかな変化が見られます。それは、書く量が格段に増えていることです。週末に多くのことを経験したこともあり、30分では足りない程一生懸命に書いていました。とくに、今まで英作文にかなり苦戦していた最年少グループ(中2)のみなさん。彼らが辞書を片手に必死に書いている姿を見ると、成長を感じます。きっとTCの先生方に「伝えたい」という気持ちが強かったからだと思います。良く頑張っています。
 英作文が終わってからは、本日の目玉、「Bake Sale」の準備をしました。週末に各家庭で焼いてきたクッキーやカップケーキ、ブラウニー、バナナブレッド等を持ちより学校の前で販売しました。日本ではあまり見られない色のスイーツもあり、「インスタ映え!」と言ってもの凄い量の写真を撮っていました(笑)。食べ物だけではなく、日本から持ってきた扇子やポケットティッシュ、浴衣や日本のTシャツも一緒に販売します。平日の昼間ということもあって、人通りは少なかったですが、ボードを持って大きな声で宣伝していたことにより、徐々にお客さんが来始めました。中でも近所に住む9歳の少年は何度もブースを訪れ、日本の面白Tシャツやくまモンのタオル等を購入してくれました。気づけば少年自らボードを作り、日本の生徒と一緒に集客を手伝ってくれました。会計の時は、「教科書に載ってる表現ば使いなっせ!」とアドバイスすると、必死に思い出してコミュニケーションを図ろうとしていました。今回の売り上げは、アメリカから日本にホームステイをする生徒を支援する団体に寄付されるそうです。
 明日は図書館に行く予定です。今日は週の初めということでみんな少し疲れていたので、ゆっくり休んでまた明日元気に登校してほしいです。
【引率者の余談…】こちらに来てたくさん本を読もうと持ってきましたが、一番の愛読書は、みんなが書いた日記になりました。非常に面白いです。保護者のみなさん、帰国したら是非読まれてくださいね!
 今日も朝から肌寒かったです。今朝はさっそく、昨日のモールで購入したトレーナーやジャケットを着ている子がいました。友だちや自分用に買ったバッグやバス用品など、思い出を語りながら休み時間にお菓子をシェアしています。昨日のバス旅行のせいか、今まで積極的に話そうとしていなかったメンバーにも、「これ食べる?」と言ってお菓子を差し出していたのが印象的です。
 今朝の短学活では、体調を崩していないか(1週間の食生活を顧みて、特に便通…)、お金の管理状況(昨日使いすぎてないか)、Public(公)の場での話題の選び方について話をしました。特に、昨日のバスでは他グループや他の先生方もいらっしゃったので、話題を選ぶことの重要性について語りました。みんなが参加・共有できる話題か、不快に思う人がいないか、眠たい人はいないか等、気配りをするアンテナを持つこと。このグループも、一番離れていて5歳の差があります。自分たちだけで盛り上がるのではなく、色んな視点で物事を捉えることができるように、ソーシャルスキルとして磨いてほしいと話しました。グループが発足して6日しか経っていませんが、みんな真っすぐな姿勢で真剣に聞いてくれたので嬉しかったです。もちろん、今日の日記では「バスの中がとっても楽しかったです!」と書いている子がほとんどだったので、特に気にする必要はなかったかなと思いましたが、どこの国で生活していく上でも必要なことだと思い、少し話をさせてもらいました。みんな、素直に受け取ってくれて良かったです。
  午前中は、リーディングの授業でした。なかなか難しい内容でしたが、中学生は高校生に質問し、高校生は優しく中学生に教えてくれている姿を見て安心しました。「これは○○is.って答えるんだよ」「そっか!」助け合いの姿が見られました。他にも、ホームステイでたくさん聞くことになる家族の名詞や、感情を表す形容詞を学びました。さすがに高校生はたくさんの語彙を知っているなと思いました。隣の人と協力して単語を覚えていきます。
 そして11時のランチタイム。午後から老人ホームを訪問する予定だったので、ランチを早めに食べて打ち合わせをしようと思っていたら、Karen先生が「今日はあと50分、昼休みを延長するわよ」と言ってくださったので、おじいちゃんおばあちゃんたちに喜んでもらえるよう、急きょですが、みんなで合唱をプレゼントすることにしました。曲を決めてから30分しか練習時間がなかったですが、Youtube(引率者のスマホ)でアルトパートの音程を確認し、さっそく練習を始めました。なんだか、校内の合唱コンクールを思い出させます。アルトを希望してくれた子たちは難しい音程を必死で覚えます。ギターを担当してくれる唯一の宮崎メンバーは、慎重にコードの確認をします。その様子を見て、メンバーの一人ひとりが、各学校で中心人物となって活躍している雰囲気が感じとれました。食堂のホールで最終確認をすると、Karen先生も納得の表情。荷物の準備をして、いざ、Senior Centerまで歩いて向かいます。
 会場まで着くのに約20分かかりました。その間、Karen先生と様々な話ができました。今回のグループには、ホームシックの生徒が一人もでていないことにTCの先生たちが大変驚いていること。着いた直後より、一人一人がかなり意欲的にホストファミリーとコミュニケーションがとれていて、今ではどのホストファミリーもすごく喜んでくれていること。TCの先生たちと濱田社長との出会いやこれまでのグループのこと。たくさんの話が聞けて良かったです。
そして、本日のメインイベントが開かれるSenior Centerに到着しました。建物はまるでホテルのように美しく、職員の方たちはアロハシャツやレイをかけてとても明るい雰囲気でした。入っただけで何かワクワクするような、そんな印象を受けます。おばあちゃんたちはみんな好きな色のネイルをされていました。とてもおしゃれで生徒たちも驚いていました。同じ施設でも、日本とは少し違うイメージだと感じたようです。生徒たちは初めに自己紹介をしました。名前と年齢、最後に何か一言を付け加えて話します。「My name is ○○. I’m △ years old. My favorite American food is ……….!」一番多かった食べ物はハンバーガー。そしてフレンチフライ、ピザ…などが出てくる中で、なぜか“タコス”と答えた生徒がいて、空気を和やかにしてくれました。(タコスはメキシコ料理です)
そして、生徒たちの合唱タイム。最初は緊張していたみんなも、歌い始めてだんだん声が出るようになりました。歌い終わって、「Please sing one more time!」とリクエストがあり、まさかの2回目の合唱を披露することに。次はさすがに緊張も解けて、みんな口を大きく開けておじいちゃんおばあちゃんたちに届けようと精一杯歌います。笑顔で歌う生徒もいて、おじいちゃんおばあちゃんも職員の方もTCの先生たちも本当に嬉しそうでした。また、皆さんの喜ぶ顔を見て、生徒たちもとても満足げでした。
その後は、日本から持ってきた新聞紙と折り紙を使って、みなさんと作品作り。どうやったらうまく教えられるかをそれぞれで工夫していました。“しおりの裏に説明が載ってた!”と思い出して慌ててしおりを取りに行く生徒や、うまく英語は使えないけど、「like this?」と自分で折って見せて教えている生徒もたくさんいました。それぞれの話す様子を見ていると、”like”の使い方が、徐々にアメリカらしくなってきたなと感じました。きっと、ホストの英語が、“耳”を初め“体全体”に染みてきた証拠でしょう。とても自然に使えていることを嬉しく思います。“伝えたい!”“分かってほしい!”という思いがあれば、正しい表現じゃなくても伝わるということを学んでくれた気がします。日本のポケットアルバムを持ってきて説明をする生徒もいました。日本のお菓子をお土産に渡す生徒もいました。最後はお互いに抱き合い、「元気でね、ありがとう」と伝え合います。いつも教師の指示を待つのではなく、自分で考え、自分で行動できるようになってきました。こういった主体性もこの一週間でどんどん伸びてきていることを実感します。10代の吸収力は本当にすごいなと思いました。
今日は多くの場面で、“心が通った”という経験をしてくれたと思います。日本人同士でも、日本人と外国人でも、そういった“心が通う”経験は、“次へのチャレンジ精神”を育てます。来週は、どんなチャレンジをしてくれるのかとても楽しみです。まずは、その前に、ホストと過ごす初の週末を楽しんでほしいです。
今日は朝から15℃しかなくて、みんなジャケットを羽織っていました。”ありったけの上着を着てきた方が良いかも“と昨日のミーティングで話をしていたので、みんな余分に何か羽織るものを持ってきていました。が、そもそも日本からそんな分厚い服を持ってきていないのが現実のようでした…(引率者含む)。Karen先生も珍しく長袖ジャケットを着ていて「You are gonna freeze!」と何度も叫んでいました。みんな覚悟を決めてバスに乗り込みます。
30分ほどでスタンウッド(沖縄ベース)のグループと合流し、カナダとの国境を目指します。道中は雨が降ってきて、ますます怪しい天気になってきました。しかし、普段のみんなの行いが良いのか(?)、Peace Arch Parkに着いたとたん、雨が止み空にはサンシャインが見えてきました。みんな徐々にジャケットを脱ぎだします。アメリカとカナダを結ぶ道にはそれぞれの国への入国審査ゲートがあり、そのゲート間のスペースが「どちらの国でもない平和な公園」として多くの人が訪れる場所となっているそうです。公園では、美しい花々を背景にたくさんの写真を撮りました。カナダとの国境ということもあって、いつもよりテンションが上がり気味のみなさん。バスの中で親睦を深めたこともあり、みんなで横一列になりジャンプして写真を撮ることを誰かが提案しました。「Karen先生、先生(引率者)も一緒に撮りましょう!」とたくさん声をかけてくれて嬉しく感じました。加えて、生徒たちは道行く人や、窓を開けて車に乗っている人をみると、(たとえ相手に気づかれていなくても…)全く物おじせず、手を振ったり「Hi!」と声をかけることが増えました。こっちが心配するほどです。
その後はさらにバスで移動し、海岸Birch Bayに行き、班対抗でゲームをしました。課されたミッションは、リストに書いてある貝殻や海藻などを時間内に集めるというものです。途中からだいぶあったかくなり、みんな海の中へ入っていきました。水着は持ってきてなかったので、足をつけて「キャー」っと言いながらはしゃいでいます。ミッションはどこへいったのやら…。
その後は近くのモールに向かいました。いつもはホストファミリーと一緒に買い物をしていますが、今日は自分一人でお会計に向かいます。初めての経験でドキドキしたようですが、友だちや家族、いつもお世話してくれるホストへお土産を買えてみんな満足気な顔をしていました。誰一人として迷子になることもなく、集合時間もきちんと守ることができました。当たり前のことですが、当たり前のルールが守れる集団であってくれて本当に助かっています。
帰りのバスでは、疲れて寝てしまう人が大半。あっという間にアーリントンに着きました。バスの中に忘れ物がないか、アーリントングループのリーダーとサブリーダーが最終チェックをしてくれました。忘れ物が2つ(笑)。頼りがいのあるリーダーで助かっています。明日はいよいよ今週最後の日。長かった一週間も終わりです。いい一日で締めくくりたいですね。

曜日の感覚が分からなくなってきた今日この頃です。今朝は少し肌寒く感じました。教室の中でもみんな長袖パーカーや薄手のジャケットを着ています。日本の10月上旬のような空気でした。
 今日から、Karen先生にお願いして、日本人だけの朝の短学活をいただくことにしました。内容としては、心身の健康チェックや持参物等の確認、さよならパーティの打ち合わせの時間です。さよならパーティも今日から実行委員会を立ち上げ、より充実した内容になるように入念に準備していきます。
 ミーティングの中で、“今日こそホームシックになった生徒がいるはず”と思い、頭を伏せてアンケートをとることにしました。「ホームステイを楽しんでいる人?」と聞くと、なんと全員が挙手。これはどういうことか・・・。予想していなかった展開です。もう、日本に帰りたくないのかな?(笑)ひとまず、今日も無事に一日が過ぎていきそうです。 
  
 本日の研修内容ですが、まずはいつもの英作文からです。今日のお題は、昨日の町探検についてでした。生徒たちも徐々に作文にとりかかるスピードが早くなってきています。昨日よりも1文多く書いてみる!と明確な目標を持って頑張っています。その後、テキストを使って単語や会話文の練習をしました。会話文の音読練習では、みんな役になりきって読んでいたのが面白かったです。このメンバーで英語劇をしたら面白いだろうなと感じました。その後はお金の数え方の練習をしました。アメリカはコインがたくさんあって、判別するのがとても難しいです。持参したコインを使って、計算の練習をしました。隣の席の人と「どれかな?」と、質問されたコインを探していました。主に、テキストを使った授業はCori先生がされます。とてもクリアな発音で、生徒たちもしっかり聞き取れている様子です。
 午後からは、#Japan Rocks(石をペイントする)制作活動でした。アクティビティの授業は主にKaren先生が担当されます。ラウンド型の石に、思い思いのペイントを施します。少しずつ、分からないことは自分たちで質問をしようという雰囲気もできている気がします。完成した作品は町のある場所に隠し、SNSを使って地域の人たちに発見してもらう(?)という、なかなかエキサイティングな活動です。今日はそれぞれ2〜3個ずつ塗り終わり、乾かすところまでできています。明後日の金曜日にはニスを縫って、完成した石を地域、いや世界へと発信していきます。乞うご期待です!
 明日はカナダが見える公園までバス旅行です。少し寒さが心配ですが、他チームとも初合流なので、色んな場面で多くのものを吸収してほしいです。傘は、いるかなあ…。                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                      

 8:00全員が登校できたと思いきや、本日はホストファミリーの事情で2人は欠席でした。今朝はなんだか全体的に昨日より少し疲れたようにも見えました。「ホームシックじゃない?」と何人かの生徒たちに聞くと、約2名が目を合わせていました(笑)。話を聞くと、夜中に目覚めてしまうようです。みんなの日記を読むと、確かに同じようなことが起こっていました。「アメリカは就寝時間が早いから、その分早く目が覚めてしまうのかも…」とか、「学校終わるのが早くて昼寝をしてしまったのが原因かも…」とポジティブに捉えている生徒がほとんどだったので、ホストとの関係が悪くないことは確かなようです。そうは言っても、“そろそろ悩みが出始める頃だよな〜”と思いながらみんなの顔色をうかがっていると、そこへ、一人の男子生徒が両手を挙げて登場してきました。「I’m happy! I’m happy! I’m very happy!!」と満面の笑みでみんなの集まるカフェテリアへ…(まるでBGMがかかっているかのようです)。彼は本グループ最年長の少年です。彼がしゃべりだすと、いつも周りの空気が和やかになります。おかげで少し暗かった朝の雰囲気も、一瞬で明るくなりました。
 日記を読んでいると、昨日は平日にも関わらず、家族とBBQ、コストコにショッピング、シアトルのアウトレットモール、公園でホストブラザーとバスケット、家でビリヤードやゲーム等、それぞれ家庭の時間を楽しんでいました。家で何もしない…という生徒は誰一人としていませんでした。「学校より家がいい!」という生徒もいれば、「ステイ先は一人なので、学校に来て日本語をしゃべれるのが嬉しい」と書いてくる生徒もいます。アメリカに来て同じ時間を過ごしているように見えますが、それぞれの思いをもって登校してきてるんだなと改めて感じる朝です。
 さて、今日は引率者からの課題として「この3週間で自分が絶対に達成したいこと」について書いてもらいました。8月22日にはそんな自分になっていますように…と願いを込めて。と言いたいところですが、『願い』というより『決意表明』なので、毎週・毎日達成すべき小さな目標をそれぞれが立てなければなりません。(ここが大きな分かれ道になると思います。)有言実行成るか、みなさんの成長が楽しみです。※全員分集まったら、写真をアップして頂こうと思います。
 さて、前置きが長くなりましたが、今日の午前中はアーリントンのダウンタウンに遠足です。4つのグループに分かれて、TCの先生から出されたクイズに答えるために様々なお店に立ち寄っていました。初の校外学習でみんなワクワクしていました。座学よりもこっちの方が楽しそう?(笑)お昼はレストランに入り、好きなハンバーガーを注文して食べました。バーガーの大きさとサイドメニューのフレンチフライ(ポテト)の量に圧倒されながらも、最後まで粘り強く食べていました。が、数名の女子生徒たちは食べきれなかった大量ポテトをきっちりお持ち帰りし、先にレストランを出た男子生徒に「お誕生日おめでとう!」と言って渡していました。ちなみに、その子の誕生日は8月15日で、だいぶ先のようです…。渡された瞬間、みんなで大笑い。そんな冗談も言える仲になってきたんだな〜と、その様子を微笑ましく見守る引率者でした。
 明日は通常授業です。今日よりもKaren先生の英語が聞き取れるようになっていてほしいです。

 アーリントンでは、近くの中学校の教室をお借りして平日の授業が行われるようです。アメリカの学校の様子が知れてラッキーです。朝からそれぞれのホストファミリーに送ってもらい、8:00過ぎには全員が学校に到着しました。来て早々、ホストファミリーとの出来事を話していましたが、衝撃の連続だったようです。家にプールがあったり、ものすごく広い庭があったり、トランポリンがあったり、夜9時からクッキーを焼いたり、犬が6匹もいたり…様々なご家庭があったようですが、日記を読むとみんなHappyで安心しました。こちらは日が沈むのが遅くて、8時過ぎてもまだ外はかなり明るいです。体が対応できているか、時差ボケはないか心配しましたが、18人全員がよく眠れたと答えてくれました。 

 午前中の授業は、本プログラムの説明とホームステイのルール確認、ネームカードの作成、自己紹介カードの下書きを行いました。初めてのAll Englishの授業にみんな戸惑いを隠せない様子です。私はProgram Adviserとして教室後方に待機していますが、できるだけ授業には介入しないようにしています。分かったら「分かりました」、分からなければ「分かりません」と、自分たちで課題解決できる力を身に付けてほしいと思うからです。緊張の中、初めて質問したのは一人の女子生徒でした。「ネームカードの名前はファーストネームだけでよいですか?」という質問でしたが、緊張した雰囲気の中、よく質問で来たと思います。これからの授業でもみなさんの積極性が楽しみです。 午後からは、自己紹介カードを完成させ、一人ずつカードを見せながら自己紹介を行いました。初日にしてはみんな流ちょうに英語を話せていたので、TCの先生たちも驚かれていました。私もみんなの英語を聞くのは初めてだったので、堂々と発表する様子を見て感心しました。どの生徒も途中で止まったりすることなく、笑顔で発表できました。きっと日ごろの練習の成果ですね!(笑) 

午後のラスト一時間の授業では、英語の発音や単語、文法の練習をしました。割とゆっくりなペースで進むので、全員なんとかついていけています。ただ、TCの先生に早口で質問されるとなかなか答えられなかったり会話がかみ合わなかったりするので、そこは今後の課題かと思われます。

今日はホストファミリーに「ファミリールール」を尋ねるインタビューの宿題が出たので、しっかりと対話の練習をしてきてほしいです。明日はアーリントンのダウンタウンに行きます!

 待ちに待った出発の日。熊本メンバーの11人は11時に全員が集合し、MNCCの西村さんと最終打ち合わせをしました。第2回のオリエンテーションには、私が学校行事の関係で参加できなかったため、みんなとは久々の再会になりました。みんなも私も、ドキドキワクワクしながらバスに乗り込みました。バスが出発する時、大きく手を振るご家族の温かいまなざしがとても印象深かったです。車中では、みんな和気あいあいとした雰囲気で過ごしていました。バスで昼食をとっているとあっという間に2時間が過ぎ、鹿児島空港へ到着しました。そして、鹿児島・宮崎メンバーとの初顔合わせ。異なる学年の集団ですが、積極的な生徒がどんどん話しかけていき、少し緊張気味の生徒も、いつの間にか打ち解けていて安心しました。
 鹿児島空港では、初の全員ミーティングを行いましたが、聞く姿勢や反応が良く、担当の西村さんからも「良い雰囲気ですね」とほめられました。出来立てのチームですが、みんな意識が高くて頼もしかったです。しかし、「出発初日に何もないわけがない!」と思っていたので、常に注意を払いながらいただいたスケジュールをこなしていきました…。ところが、事前にいろんな方からたくさん情報をいただいたおかげで、ほとんど大きなトラブルもなく、すべて時間通りにスムーズに進みました。インチョン空港での乗り継ぎやアメリカの入国審査でも、みんな落ち着いて対応することができていたようです。唯一、予定通りにいかなかったのがバスの到着時刻くらいで、パーティースタートの時間が大幅にずれ込んで、ホストファミリーが大変そうでした。ウェルカムボードやたくさんの料理を持ってきてくださって、緊張気味のみんなもほっと笑顔になれました。出されたチキンの量に衝撃を受けたようでしたが、いただいたものはきれいに食べようとしている生徒たちの習慣を見ると、おそらくホストの家庭でもきちんとした生活を送れるのではないかと思いました。
 これからが本番です。きっと色んなドラマが待っていると思いますが、明日の朝からどんな話が聞けるのか楽しみです。