Namiko's Diary
   
North Thurston High School

08月16日 事前講座終了日だった。みんなで輪になって、今まで学んだことを話して、ピザを食べて、みんなで写真撮ったりしてたらすぐ12時になった。そのときになって、やっともうみんなといるのが最後なんだと思って、急に悲しくなった。みんなでWe can do it! って手つないでさけんで、今までの講座の思い出がいっぱいよみがえってきた。今まで事前講座に甘えていたと思う。日本語で話したりもしたし、何と言っても落ち着く場所だった。先生に色んなことを教わった。今日を境に本当の旅が始まるんだと思う。もう誰にも甘えられない。誰一人欠けることなく、来年の6月に再会したい。ホストシスターにぶつかったときに、ごめんの「ご」が出てきて、まだまだ脳は日本だなと思った。一人でいるときとか、静かなときに、事前講座を思い出してしまって、辛くなった。忙しくしてるのが大事って意味が分かった。
08月19日 一番のストレス。英語が分からない。というか日常生活の会話が半分も理解できないことに、イライラするしストレスの原因だと思う。しーんとしても、話題とか思いつかん。高校のスポーツの申込書みたいなのを書くときに、ホストマザーの言ってることがわかんなかったし、何の書類かも分からんし、いろんなことがあってバスルームで思いっきり泣いた。はぁ、リスニング力が欲しい。相づちがへたくそ。会話思いつかんし、なんか落ち込んだ日だった。
08月26日 今日から水泳チームの練習が始まった。3時間泳いだ。一人だけでも自己紹介するつもりだったけど、みんな自己紹介することになって、ちゃんと留学生ってことをアピールできた。何人か会ったことある人は話しかけてくれた。私はもっと話すべきだったと思うけど、言うことが思いつかなかった。でも初日だし、どんな漢字化体験できて、学校が始まる前に友達を作るチャンスがあってうれしい。明日も頑張りたい。すごい、いい運動になった。
8月の
月間レポート
もうお客感覚の対応じゃなくなってきたと思う。それは、Familyの一員に少しずつなっている証拠だと思う。ホストシスターが3人いるから、衣ラットするときもあるけど、こうやって振り返ると、いつもにぎやかで、私の相手をしてくれて、ちょっとしたことを質問したら、みんな10倍くらいの解答をしてくれて恵まれていると思う。ついに学校の水泳チームの練習が始まって、大勢の生徒に圧倒された。みんなの前で自己紹介もして、ちゃんと留学生アピールをしまくった!私以外に2人留学生がいて、結局留学生同士で話してします。友達という友達は出来たか分からない。沈黙のとき、何を話したらいいか分からない。でも、新学期前に顔見知りがいっぱいできた。それだけでも大きな一歩になった。
09月03日 大雨の中朝からチャリで水泳に行き、練習は大嫌いなバタフライで楽しくなくて、後半に飛び込みやって、おなか強打してもう全てに腹がたって、しんどくなって誰とも話をしたくなくなった。明日からついに学校だし、色んなことを考えてプールで涙が出てきた。今日初めて日本を恋しいと思った。アメリカは自由の国ってゆうけど、留学生はむしろ自由がないと思う。今日は本当に災難続きで辛くて、人とコミュニケーションを取ろうという気力がまるでうせてしまった。家に帰ってからは、明日学校でやる自己紹介とか、質問とか考えた。した2人のシスター達は、学校をすごく楽しみにしてる。正直、前日となると楽しみではない。。。でも、明日は120%の力を出す!死ぬわけじゃないし、大丈夫!と思う。。。
09月04日 今日はついに学校初日で朝起きたら吐きそうだった。一人でバスに座り、一日のシュミレーションをしたり、夜中考えた自己紹介文を頭の中で何度もリピートした。まず、ロッカーまで走り、大量の荷物を収め、一限の教室を確認し、みんなが持ってるスケジュールをどこでもらえるか、アルファベット順は苗字なのか、名前なのかとか3人くらいに質問した。のどがカラカラになっていた。全ての教科の先生に、みんなの前で自己紹介していいか聞いて、殆どのクラスで自己紹介をした。今になって思うと、あんな大勢のアメリカ人、しかも高校生の前で自分でもよくやったなと思う。でも、そのおかげで殆どのクラスの生徒が、私が留学生と知ってもらえた。先生達の話すスピードは恐ろしく速く、殆ど意味不明だったけど、Child Developmentのクラスでは手を挙げて質問し、Englishでは、読みの挙手をした。私の中の何かが変わり始めている!日本にいる私とは完全に違った。ランチは一人で食べるんだろうなと思ってたし、前日作ったランチを持ってき忘れたので、浮かない気分だった。学食の列に並ぼうとしたら、水泳チームのEmilyを発見!「Emily!」と絶叫し、ランチパートナーを見つけることができた。昨晩から、今日はどんなterrible day(酷い一日)になるんだろうかとビクビクしていたけど、今日一日に「Bad」という文字はない!私にしてはよくやった!今日の自分を褒めたい、そして、もっともproudな気持ちになった日の一つだと思う。放課後も水泳があり疲れたけど、水泳のおかげで友達が増えるから、ホストファミリーには感謝している。あとは、生活に慣れるまで頑張って毎日を過ごす!なんだかんだ充実したいい日だったと思う。
09月07日 留学生オリエンテーションにドイツからの留学生のアナと行った。久しぶりに同期のみんなに会って、思わず笑ってしまった。他の国の人に話しかけてはみたものの、あんまり盛り上がらず殆どの人がそれぞれの国同士で固まっていた。アナは留学生の中でも特に英語を速く話せるし、友達も多くて見習いたい。同じ水泳チームの中でもアナが誰かに話しかけていると、みんな楽しそうに笑っていて、留学生にもかかわらず、みんなを笑わせられることまでできるのか!と唖然としてしまった。そういえば、今日のオリエンテーションでも私達日本人は、英語力は事前講座まで受講したのに一番乏しいように思えた。アナといると、英語を使おう、よく話そうといい刺激になるけど、同時に会話に入っていけなかったりすると、今までの私の英語勉強はなんだったんだろうか、と彼女は私より年下なので思う。中学校から英語を勉強したからといって、会話力とは何の関係もないことをしみじみ痛感した。その後、アナとACの家に行った。ACの娘のアシュレンは、MNCCのジャパンホームステイで、昨年2週間日本の中学校に行った話を聞いて驚いた。中学校の生徒が作ってくれた一冊のアルバムを見せてもらった。凝ったアルバムで、アシュレンはアメリカから日本に来ているのに、写真の説明が、「This is〜」とか英語でされていた。「アシュレンのブロンドヘアをみんなが触って、いつも友達に囲まれて、まるでムービースターだったのよ」と言っているのを聞いて、昨日のことを思い出した。昨日の夕方、MNCCのホームページにある、日本に留学したデミアン君のページをずっと読んでいて、すごい衝撃を受けた。楽しいページだろうと思っていたら正反対で、無視されたとか、いじめにあったとか、とにかく信じられなかった。今の時代、留学生は日本に来ただけで「ムービースター」になれるほどなのに、デミアン君の話は、時代のせいなのか何なのか、全然いい気持ちがしなかった。でも、私も国際交流について考えてみたとき、今実際にホームステイしてアメリカの高校に通っているからこそ、想像していたのと違うと思う場面に遭遇するときもある。写真を一緒に撮ったからといって、その人たちが親友でもなければ、どこかに一緒に出かける仲という訳でもないこともよく分かる。ホストマザーに迷惑をかけたくなくて言わなかったことが、コミュニケーション不足に繋がってしまう。学校初日や、水泳の初日、数日間は留学生として見られて、話しかけてくる人もいたし、なんとなく一目置かれてる感じがしたけど、大事なのはそれを保つこと、受け身にならないことだと思った。そのことは良く分かってるけど、本当に何を話したらいいか分からないし、取り残された気持ちになる。国際交流は好きだし、楽しいと思うけど、その楽しい国際交流は表面的なもので、本当の国際交流はもっと時間と努力が必要だと、ここにいるからこそ理解できる。そして、やっぱり英語が良く話せる者勝ちといのも、正直事実だと思う。私は日本では結構しゃべる方で学校のこととか話すのが好きだったけど、今は、会話のときに話すことをあらかじめ頭の中で文章を作っておかないと、スルっと英語が出てこない。まだ9月だから当たり前だけど、既にリスニングとスピーキングに相当なストレスを感じる、もどかしい。言いたいことはあるけど、それが英語にならない。
09月12日 あんまりいい日ではなかった。原因は分かってる。友達がいない。水泳チームには何人かいるけど、うわべの友達という感じがするし、私の英語力のせいでもあると思う。毎時間、教室を移動するせいで固定の友達ができないし、退屈でさみしい気持ちになることもある。今日のバンドの時間の避難訓練は悲惨だった。一人で行動して背中が重かった。他のクラスでも、グループを作るとき、余った人のグループに入り、めんどくさがりなメンバーしかいなくて、やる気ないし、手伝いもしない嫌なメンバーだった。でも、いい日じゃなかった理由は、私の努力不足というか、コミュニケーション不足というのは分かっている。きょうは特に人との関わりを放棄した気がする。気を引き締めて話しかけて、つたないリスニングとスピーキングで笑ってごまかして、でも何とか輪の中にとどまる、という日々に疲れてしまった。想像以上に大変だぞこれは!あぁ、頭がパンクしそう、明日いいことありますように!
09月13日 スクールカラーの紫を着てくるよう言われていたので、シスターに借りた。学校に行くとほぼみんな紫と白の服で、学校を盛り上げている一体感がすごかった。一限のタイピングは、席に恵まれていて楽しい。でもそれ以外は友達もいないし、なんだかな。。。話しかけられるのを待っているのは分かってるでも、本当に何を話したらいい皮からに。放課後集会があり、留学生は一人ずつ紹介された。集会はなんか日本と違いすぎて圧倒された。まるでパーティーだった。シニアが盛り上げて、踊って叫んで、アメリカを感じた。私の好きなアメリカの部分。
09月17日 二回目の水泳の試合があった。きょうは100mクロールと50m平泳ぎに出た。まぁまぁいい感じだったと思う。他のメンバーはもっと出てるし、速いし尊敬する。何かしらチームに所属するのって、なんか結束力があっていいなと思った。ランチは、東南アジア系、韓国、中国人と食べてる。。。アメリカ人がいない。アジア系の友達は簡単に増えていくのに。。。授業は相変わらず真顔だけど、今日、英語の時間ふと周りを見渡して、みんなアメリカ人で、私はその中でたった一人の日本人としてここにいるんだと考えたとき、勇気が湧いた。イレギュラーとしてここにいるということを最近忘れていた。私は日本代表!目立つべき存在!地道に頑張るだけ。
09月21日 午前は水泳の練習で3時間くらい泳いだ。今日はホストマザーの誕生日だったので、カードを渡したら喜んでくれた。夕方から水泳チームのキャプテンの家でお泊り会があり、みんなでおかし食べたり、ペイントしたり、映画観たり、アメリカンなことをいっぱいした。一部のともだちとは深い中になれた気がする。この時期は特にこういう行事を避けてはいけないと思う。とにかく参加することが大事。行く前は緊張してたけど、行ってよかった。
09月27日 今日は放課後6時からバンドの集まりがあった。教室に行くと、学校中のバンドのクラスを取っている生徒が練習してて、すごい勢いというか、迫力でテンションが上がった。フットボールゲームも初めて観て、よくわかんなかったけど、雰囲気が好きだった。バンドとしてゲームを観たので、応援に貢献できてる感じがした。ホストファザーが迎えに来てくれて、家に着いたのは10:30だった。また一つアメリカ行事を体験できた。
9月の
月間レポート
もう9月が終わったのか、と思うということは、それだけ充実していたからだと思う。ついに学校が始まって、いっぱい緊張して色んな出会いがあって、困惑したり、嬉しいことがあったり、友達ができたり、色んな感情を持った月だったと思う。アメリカの高校がどんな感じが掴めてきたし、日本とは大いに違ってそれを体験できてるのはすごい楽しくて、幸せなことだと思う。授業中の指示、友達作り、宿題等まだまだ不安で不完全で心配で辛くなる日もあった。でも、助けを求めたら絶対に助けてくれる人がいる。学校内で今まで私の知らなかったアメリカをいっぱい吸収した。後悔というか、ああすれば良かったなとか、思うときもあるけど、私は学校初めての月にしては頑張ったと自分を褒めていいと思う。来月は今月の失敗を絶対生かして、もっといい月にする。もっと勉強して、もっと話す。
11月01日 朝、時間に余裕があって髪の毛をカールして行ったら色んな人にI like your hairとかprettyとか言われた。本当褒めるのアメリカ人上手い(笑)
もう11月かあ、早い。その言葉しか出てこない。歴史でリンカーンの映画を見たけどつまんなすぎて不覚にも4分の3寝てしまった。夜も家族と映画をみたけどアクションつまんなすぎてまた寝た(笑) そういえばバンドの時間に短いパートを1人ずつ演奏するテストをやって、我ながらけっこう上手くいったなと思っていたらジョンソン先生が何回も「すばらしい」とか言ってくれたし,何人かにも「すごい」って言ってもらえた。40人くらいいる中でたった3人が満点で、私もその1人だった。超嬉しい。
11月03日  ついに言われてしまった、「quiet静か」と(泣)。しかもホストファザーは今日「静かだね」と言って、ホストマザーは「大体いつもね」って。まあ言われなくても静かなのは分かっていたけどいざ言われるとへこむ。11月に入って気合入れなおしてやる気マンマンだったのに、今日1日中家にいながらほとんど喋らなかった。あー、もう嫌だ。何が嫌なのかさえも意味不明。上手くいかないことが多すぎて泣きたくなる。今更だけど英語って難しいなあと思う。言語って難しい。今日は家の中のソファの下まで殺菌消毒したりしてすごい疲れた。明日から冬のスポーツでボウリングに参加する。ちょっと怖い。でも何か始めたら絶対いいことある。何もしないほうが1番焦るし、病む。なんかいろいろ考えすぎかもと思う.。まじめは良くない。明日は忘れよう。
11月04日 良いことがあった。ボウリングチームに入って本当に良かったと思う。勇気を出して見知らぬ世界に飛び込んで良かった。コーチは最初は打ち解けにくい人かなあと思ったけど、褒め上手で日本のことをいろいろ聞いてくれた。今のところメンバーは7人しかいない。私にとってはそこがポイントだった。アットホームな打ち解けやすい雰囲気。水泳チームの方が大人数で迫力があったけど一人一人と打ち解ける余裕は私には無かったし群れに入っていく勇気も無かった。でも7人って威圧感がない。練習の後、ホストマザーを一時間くらい待たないといけなくて、メンバーの一人とたくさん話した。名前は忘れたけどいろいろ話題を持ちかけてくれた。でも最初に話しかけたのも歩み寄ったのも私!少しの勇気が勝負。ちょっと勇気を出して一言声をかけるだけで世界を広げることができる。ここには水泳で友達になった人は一人もいないし留学生もいない。そこがポイントだし自分次第で何かを変えられるかもしれない。今週は会議週間で毎日学校が10:30に終わる。練習は2:30〜4:00だった。何も部活に入んなかったから暇で、もったいない時間の使い方をしてしまったと思う。もうひとつ嬉しかったことは一発目のボールを投げたときにみんなに見られてて緊張してたくせにスペアでその時のコーチのびっくりした顔が忘れられない。指が痛いけどとりあえずホッとしている。みんな帰ってしまって一人でホストマザーを待ってるとき、ハリーポッターの本を読み進めた。最近、自分の会話不足、コミュニケーション不足、この先の心配などで沈み気味だったけど今日はこの留学はまだまだ捨てたもんじゃないなと思った。まだチャンスはあって自分次第でどんな方向にも変えることができるんだと、思わせられた一日だった。
11月05日 day light savingっていう一時間時刻をずらすアメリカ特有の体験をした。いつも家出るとき外は真っ暗なのに昨日と今日は明るすぎて寝坊したかと思った。今日のボウリングでは特にコーチと話した。日本で一番有名な歴史人物とか日本は何年の歴史をもつんだ?とか聞かれてまるで答えられなかった。異常にサムライに興味を示していて大好きな坂本龍馬について軽く語った。家ではハリーポッターを読んで時間つぶしてて8月に読み始めた第1巻がもうすぐ読み終わる。そういえば中学のとき国語の読解の成績が悪くてハリーポッター読んでた。7巻中5巻でギブアップしたけどその時、まさか数年後にアメリカで同じ本を英語で読むとは思ってもみなかった。ここにいると人生って本当わかんないなあって何回も思う。夜、ACのクリスティから電話で近況を聞かれた。ホストマザー先に電話をしてて、すべてのポイントを最高得点で言っていて嬉しかった。先月に話したときよりクリスティに学校のことをいろいろ話せた。
11月07日 夜9時には激しい睡魔。たぶんボウリングの疲れ。だから、読書は学校から帰ってからすぐにするようにしている。アシュリーがついに2階に戻ってきた。そろそろ学校にも行けるらしい。ホストマザーに「何で友達を家に連れてこないの?」って本気のトーンで言われてちょっと困惑。友達っているのはいるけど家に連れてくるまでの仲ではないなあ。ボウリングの試合がある時、友達とだけでどこかに行きたい時、ホストファザーとの連絡手段が無くて本当に困るし待たせたりして迷惑かけてる。
11月09日 ちょうど1週間前に家の大掃除をしたのにも関らずなぜこの短期間で家中が荒れているのか不思議でしょうがない(笑) 今日は冷蔵庫の中まで掃除して賞味期限切れをいっぱい見つけた。下二人の妹と気が早いジンジャーブレッドハウスを作った。家を出なかったしいつもの土曜って感じ。夜アレクシスとエイミーにどうしても「千と千尋の神隠し」観せたくてパソコンで英語版のフルムービーを見つけて、観た。
11月10日 やばいぞ、週末が暇すぎる。毎週土曜も日曜も家を出なくてボーっとしたりダラダラしたりしている。今日なんかあまりにも暇すぎてエイミーと千と千尋の神隠しをまた見たし。気に入ってくれて嬉しい。ハリーポッター1巻読み終わった。明日も祝日で学校休み。外の空気が恋しい。今日エイミーとエイミーの小学校まで自転車で一緒に行くつもりだったけど留学生と7歳の子での行動は却下された(泣) ホストマザーは週末も仕事に行って忙しいそうだ。
11月11日 時々、精神的に息詰まるときがあって昨日の夜なんとなくMNCCのケーススタディー解説を読んでたら当てはまる項目や引っかかる項目、ぐっとくるアドバイスだらけで蛍光ペンで線をたくさん引いてたらだいぶカラフルになった。行く前はなんとも思わなかった項目も今は当てはまる。特に印象的だったのが「与えられた環境を生かすも殺すも自分次第」という言葉。もっと現実を受け入れようと思った。そして今日ホストマザーは仕事でホストファザーが私とエイミーに小学校まで2人で行く許可をくれた。もう久しぶりに外の空気を吸って相当なリフレッシュになった。小学校の大きなグラウンドでエイミーと走ったり、たくさん運動したりしていろんなストレスを忘れることができた。外に出たいって提案して正解だった。夕方は下2人のシスターと「ハウルの動く城」を英語で観て、とにかくずっとエイミーと遊んで話してを繰り返した。私には3人のシスターがいる。その環境を思いっきり生かせた日になった。夕方、下の二人のシスターと遊んでるとき2人から「あなたは良いお姉ちゃん」とか「きちんとしている」とか褒め言葉をいっぱい言われて嬉しかった。夕食のときは家族になみこは家事をし過ぎっていうくらいしてる、って感謝された。シスターたちは家事しなさすぎって怒られてた。何はともあれとにかく今日は本当に頑張った。土日どっちも家にこもってて正直おかしくなりそうだったけど外に出て動き回っていっぱい遊んでいっぱい話して読書までした。明日からまた学校!ボウリングの初試合!
11月14日 英語の時間のリーディングに全然ついていけない。今まで教科書の4ページ分ぐらいだけだったのにクオーター終わって1冊本読み始めたし。歴史はほぼ要領掴めてきて、授業中に課題終わらせられる日もある。今日の放課後はボウリングの試合のため、6限を早く抜けてtakamaまで行った。バスに1時間くらい乗って帰り着いたのは6:30でホストマザーが迎えに来てくれた。チームスコアでは負けたけど、個人スコアはあがった。まだあんまり多くは無いけど、ボウリングチームに入って友達増えたのは嬉しい。
11月15日 バンドのテストでまた上手く吹けて、みんなから拍手されて嬉しかった。英語のリーディングで読み終わってもないのに、問題用紙を渡されて混乱してもう訳わかんなくなったけど、Mrs.rosemaryが助けてくれた。金曜日ってこともあって今日すごい疲れてて、外は雨で極寒で心もブルーになりかけた。家に帰っても誰もいなくて家事やっといたら、ホストファザーに感激されて「あなたは素晴らしい!」って言われた。あと、すっごい嬉しいことをアシュリーが教えてくれた。昨日の夜、英語でthe bus isって寝言を言ってたらしい!記憶に無いけど英語で夢を見てたって事じゃん!これは嬉しい!
11月16日 朝、早起きしないでよくて最高に幸せだった。ずっと家にいたけど今日は読書dayだった。みんな家にこもって何か読んでるから、ある意味いい環境。授業中ついていけなかった英語の本も家で落ち着いて読んだら大体理解できた。リーディングの無さを嘆いてるけど、1年前なんか薄い本でも相当時間かかってたし、そういう意味ではすごく成長してると思う。長文に嫌気がささなくなるまで読み続ける。こういう地道な努力って本当に大事だと思う。
11月20日 家庭生活の中でストレスがたまりつつある。まず、貸したものが帰ってこない。せっかく片付けても荒らすし、犬ネコに引っかかれる。なんかもうだるい。なんでも口で言い合って解決とかありえない。それに結局、これは私のわがままだと言われたらそれで終わり。ファミリーにはとても感謝してるし大好きだけど、今の状況で不満を言えるわけが無い。私が我慢してみんなが平和なら私はそっちを取る。大体、不満とか言い始めたら本当にきりが無いよ。我慢強い性格でよかった。ことを大きくしてしまうのが怖い。静かに耐える。
11月22日 内容はどうであれ歴史では時間内にエッセイ終わったし、英語の文章のクイズでもなぜか辞書も人の助け借りずに時間内に終わらせられた!ちょっとずつ成長しているなあと思う。放課後は議員会での各部の紹介では、ボウリングでもバンドの合唱でもでた。出番があるのは嬉しい。私ちょっと変わったなあと思う。放課後はボウリングが無くて久しぶりに家でのんびりできた。最近一人のときに始めた事はYoutubeに十代の一般人が投稿しているファッション動画や好きなアーティストなどのインタビュー動画を書き取りながら観ること。聞いたことを書いてみるって本当に役に立つし、リスニングは前よりついたなあって励みになる。
11月23日 おばの老人ホームに家族とホストマザーの弟、そのガールフレンドで集まってthanks goving lunchを食べた。家族団らんって感じで料理もおいしかった。夕方ホストマザーとホストファザーがthanks giving用の食料品を大量に買ってきて気合い入ってた。楽しみっだなあ!あとは家でのんびりしてた。エイミーと遊んだり、本読んだり、書き取りをするための動画を見たりけっこう時間をうまく使えていると思う。
11月25日 1限のとき体調悪いって自覚できた。寒くて震えた。バレンティーナに保健室に行くよう勧められたけど頑張ってみた。3限くらいから完全に回復してほっとした。なんかバンドがすごく楽しい。というか楽器を演奏するのがストレス発散になるし、とにかく楽しくてしょうがない。みんなに上手いって言われるのが嬉しいし、音楽はやっぱりいいなあと思うし世界共通だ!エアロビの指示も英語で言われるの慣れてきたし、みんなと同じように慌てず動きについていけるようになった。
11月28日 happy thanks giving!おじとおばが来てホストファザーが作った感謝祭dinnerを昼間っから食べた。アシュリーは朝、「今日は相当食べることになるよ」って言ってたけど案外そうでもなかった。夜はアメリカならではの行事BlackFriday(大バーゲン)にホストマザーとホストファザーと一緒に行った。ホストマザーは「今年はプレゼント節約する」って言ってたのに「これエイミー喜ぶ!」とか言ってもう買いまくってた(笑) 私自身も3ヶ月ぶりの買い物で楽しかった。
11月30日 面白い体験をした。夕方からACのクリスティが私とアレクシスを、アイススケートに連れて行ってくれた。近所の大学の生徒も連れてきていて、にぎやかだった。そこに日本の大学生もいて、スケート場に着いて初めて話しかけられた。何歳?や靴のサイズなに?っ日本語で聞かれたとき、一瞬固まって数秒返事ができなかった。日本語を書いたり読んだりはするけど聞く、話すという動作をまるでしてなくて脳が混乱しているのがよく分かった。会話を続けていくうちに日本語がバンバン出てきたけど、時々no〜って言いそうになったり、なんか変な日本語を使っていたりしていてすごい不思議な体験だった。しかもその大学生たちは私の姉と同じ大学で、ちょっと盛り上がった。日本語も英語も中途半端な感じというか30%は英語脳になっているな、という感じ。久しぶりのスケートも楽しかったし、クリスティともいっぱい話したし、こんな面白い体験ができて11月のいい締めくくりになった。そして家の中も学校の中にも日本人が1人もいないこの環境が、すごい貴重なんだと実感した。
11月の
月間レポート
〔学校生活〕
わりと楽なクラスを取っていることもあって、授業の要領は掴めてきたし先月より学校生活は快適だった。友達も少しずつ増えてきてボウリングチームに入ったのも大きかったし、新しい出会いは世界を広げてくれる。でもやっぱり友達の会話についていけないことが多すぎて時々輪の中に入るのをためらう。英語って、言語って本当に難しい。1年って短すぎる。普通に会話できるようになるのに、一生かかるんじゃないかって思う日もある。
〔家庭生活〕
今月はホストファザーとの関わりの多い月だった。ホストマザーの方が仕事が忙しくなって、送り迎えなどはほとんどホストファザーがしてくれた。車の中での会話は前よりスムーズになった。エイミーともたくさん遊んでいっぱい話した。7歳の子からでもスピーキングを褒められたときは心から嬉しい!家事もよくやってると思う。もちろんストレスもある。でも感謝でいっぱいだしこの家族が大好きだ!
〔その他〕
今月は変化と成長を肌で感じた月になった。分厚い本を読み終えた。寝言を英語で言った。アシュリーの助けも他の留学生もいないボウリングチームに参加した。新しい友達もできた。中でも寝言が一番嬉しかった。学校生活も家庭生活も当たり前みたいになってきたアメリカの日常がいまここにある。変化と前進に、努力と緊張と勇気はつきものだと実感する。来月ももっと前に進みたい。話したい。
12月04日 アドバイザーがあって指定のクラスに行ったけどどう見てもフレッシュマンしかいなくてやっぱりここのクラスじゃないような…と思って先生に聞いたら隣の教室って言われた。そこに行くとジュニアのアドバイザーでちゃんと名簿に名前もあった。席に着いたら涙がぼろぼろ出てきた。4回も違うアドバイザーを行き来し、カウンセラーとかいろんな人に質問してそれでも違うところに行ってやっとたどりつくのに3時間もかかった。自分の空回りと学校の勝手な変更が悔しくて下向いてただただ涙が止まらなかった。アドバイザーとか学校の変更に振り回された。やっとたどり着けて嬉しかったけど脱力感でいっぱいだった。
12月06日 夕方からbanquetっていう水泳部の総表彰式みたいのがあった。早くついたけど仲いいリンは来なかったしバレンティーナもギリギリできてそれまで全く話す人がいなかった。みんなまるで私は見えていないかのように高速でしゃべり続けてたし話に入っていくスキもまるでなかったことがショックだった。3ヶ月間なんとかがんばってきた人間関係の結果を突きつけられたような気がした隣の子にはちょっと話しかけたくらいですぐ沈黙になる。何で?一番辛いポイントはドイツのアナ。アナのこの3ヶ月は誰が見ても成功といえる。ほとんどのメンバーにいつも話しかけて人間関係を築くのもうまければ英語も止まらない。これが話す人がいなくて1人いる状況なんかよりつらくなる。自分の3ヶ月がおろかに見える。努力不足に見える。泣きそう。比較ってつらい。同じ留学生でもレベルが違いすぎる。なのに「留学生」という一つの枠で見られるつらさ。あーもう悔しい。何でこんなに上手くいかないんだろう、頑張っているのに。何をすればいい?深い友達を1人でも増やして少し長めの会話をしたい。こんな簡単そうなことに4ヶ月も悩んで今も格闘中。結局私はこのチームのなかでリンとバレンティーナとしかほぼ関りを持っていなかったのかもしれない。思っていたよりずっとずっと私の影は薄かったんだなって思った。日本では人間関係のことなんかでこんなに悩んだことはなかった。平和主義な私はトラブルに巻き込まれにくかった。別にここでトラブルに巻き込まれているわけじゃないけど精神状態がトラブルだ。時間をムダにしてるのかもって思う水泳部での3ヶ月、私ができた精一杯でこの段階。それだけ留学って難しくて大変で悩まされる。
12月10日 今日はバンドのコンサートとボーリングの試合があるから忙しくなるって思ってた矢先、ホストペアレンツからのクリスマスプレゼントとして行くMaclemoreっていうアーティストのライブとかぶってしまっていた。私は水曜日と思ってて全然気にしてなかったけど昨日の夜アシュリーに火曜っていわれて本当びっくりした。バンドの先生(ジョンソン先生)に行けないって言ったら認められないって言われてしまってそれをホストファミリーに話したらホストファザーが怒って(きれやすい)ジョンソン先生と電話で口論を始めてしまった。しかもホストファザー勝手に電話を切るしもう2回ヒヤヒヤした。結局ジョンソン先生が折れてくれて私はホストファミリーとライブに行くことになった。ファミリーは一件落着みたいな雰囲気だけど私はどうも腑に落ちない。スッキリしないしこんなことになるなら普通にバンドとボーリングの試合に出たかったなんて思っている。成績にも響かないんだから元気出てって言われたけど私が気にしているのは成績なんかじゃない。クラリネットのパートでは冗談抜きで一番私が上手いし。ジョンソン先生が私を出させたかったわけも分かる。それからホストファザーの電話での態度もどうしても納得いかなかった。ライブが一気に楽しみじゃなくなった。明日ジョンソン先生に謝ろう。
シアトルまで車で行きライブ自体は3時間あった。最初のDJみたいなくだりはつまんなかったけど、ライブは知ってる曲もあってそれなりに楽しめた。アシュリーが車椅子ということもあってアリーナ席だったけど私の周りには背の高い大人だらけで全然見えなかった。脚ががちがちになってMCの時はもうしびれ切らして床に座った。会場に入るときも出る時も車椅子の人を連れてるとみんなの対応が全然違った。直道を譲ってくれるし、なんか不思議な体験だった。夜中の一時に帰ってきて爆睡したかったのに猫が夜中にゃんにゃん言いながらドアひっかいててうるさかった!
12月13日 やっと金曜日!今週は忙しかったなー。そしてボーリングまた試合!(汗)6時間目を早く抜けた。英語のエッセイ終わらせられなかった。歴史の課題もインド人のパヤルが手伝ってくれた。最近アシュリーが一日中パソコンでホラーのドラマ見ててずっと部屋にこもってる。あとMNCCの言ってた通りだ。私の周りはクリスマスムードで気分が上がるはずなのにイマイチ気分は上がらないし、ぼーっとしてしまう。心配事もあるし日々にも完全に慣れて新しいことに目がキラキラすることも少なくなった。こんなときこそ努力がが必要なんだろうな。無理してでも脳に楽しいと思わせてやろう!最近怠りガチな読書をまた始める。
12月19日 ボーリングのメンバーからのあだ名がなぜか「キウイ」で(笑)試合のときとかあたしスコアめちゃくちゃ悪いのにキウイー!って応援してくれるのがうれしい。英語で書いたエッセイが機械の判定だと恐ろしく悪くて落ち込みつつもやっぱりなって笑えた。やっぱ先生達がいい人過ぎるんだとな。本当の実力でいい成績をとるにはまだ数年かかりそうだ…。楽しいことよりつらいこと、大変なことの方が多いくせにあともう一年ここにいられたら何て思ってる。
12月20日 1学期最終日だった。明日から2週間の冬休み!どのクラスももう完全に遊びというか映画見たりゲームしたり…。一学期一番会話も多くて楽しめたクラスは1限のタイピングだった。やっぱりたわいもない会話とかで笑える友達がいるのといないのでは全然違う。バレンティーナとじジョンには本当に感謝。この二人といるとすごい楽しいしずっと笑ってる。いい席に恵まれた!日本のお菓子いっぱい配ってみんなアメリカのよりGOODって言ってた(笑)正直な今の気持ちは二週間も休みいらない!(笑)休みより学校がいいなんて日本じゃ思ったこと無いのに…(笑)そして宿題なしに腰が抜けた。
12月24日 まるでクリスマスという気分にならないクリスマスだった。プレゼントを開けたり、親戚が集まったりするのは全部明日らしく、家族もみんなクリスマスって感じしなーいっていってた。もう4日も家にこもっている。家にいたら毎日掃除当番が子供たちになる。時々ホストペアレンツの子供たちへのこき使いが限度を超えてるんじゃないかと思う。何でこんなことも動かないのってイラだちにかわることもある。私にはあんまり言ってこないけどシスター達はとことん遣われてる気がする。これなんか私へ言い方悪いけどでも私にはそういう風に映る。どの家庭もそうなんだろうか!家にいたくない。学校に行きたい。気晴らしが読書なんて酷だよ!クリスマスに学校に行きたいとか言ってる自分が悲しい。
12月25日 ハッピークリスマス!やっと本当のクリスマスがやってきたという感じ。シスターたちに起こされてリビングに行くと昨日無かった迫力のプレゼントが山積でみんな大興奮だった。こんなにもらって申し訳ない!と思うくらいでなんか誕生日とクリスマスとお正月を全部混ぜたような感覚だった。親戚も集まっておじいちゃんやおばあちゃんやおじやマイクもプレゼントを持ってきてくれた。ツリーの下にもうなんにもなくて寂しい。あっけなかったなあ。おばあちゃんにもらった本は帰るまでに読み終えたいなあ。
12月28日 ホストダディ以外で食品の買出しなどに行った。アシュリーの友達に会って二人は盛り上がってたけど私は全く中に入っていけなかった。というかそんなスキもなかった。まあ当たり前だよな。はっきり言ってアジア人と留学生を除いた生粋のアメリカ人のまあまあ仲いい友達ってまだいないわ。なんて我に返る。夕食を作るのを私と次女の役割だったのに全然手伝ってくれなくてほぼ全部一人でやったのに次女がこれ火通ってないってきつく言ってきて私も態度に出てしまった。最終的にホストマザーなんか電子レンジにいれたら、とか言ってて、あんだけ時間かけて頑張ったのに電子レンジに負けたことがまた悔しくなったし失礼だと思った。涙出てきてバレないように頑張ったけどたぶんばれた。ホストマザーと次女がしきりに大丈夫て言ってくるのが余計に腹立ってしまった。同情なんか大っ嫌い。大丈夫だったら涙なんか出ないっつーの!はっきり言ってこの冬休みはもうどん底。今まで一番心が沈んでるのが肌で分かる。もう心折れてる。今まで気付かなった所やスルーしてきたホストファミリーの嫌なところがどんどん見えてきてささいなことでイラついてしまう。ホストファミリーとの生活だけの日々は辛すぎる。かといって家を出て会う友達もいない現実にまたへこむ。シスター達には毎日イライラしている。アシュリーも最近ずっとイヤホンしてパソコンとスマホに向き合ってて一緒の部屋にいても全然話してない。私のつたない英語のつまんない話なんかアシュリーのはまっているドラマにみじんもかなわない。しかもホラー系だから話難しいし見たくもない。まだ8日も冬休みあるとか数えてる時点で本当どん底。数日前は日本の友達が夢に出てきた。みんなに会ってバカ笑いしてしゃべり続けたい。30%ぐらいしか理解できてないにも関らず苦笑い、オチも分からないのにとりあえず笑っとく。そんな生活続けてたらそりゃ病むよ。本当は読書だってそんなに好きじゃないけど家にいたらこれしかすること無いんだよ。これがどん底であって欲しい。No more!冬休み明けには気持ちが上がっていてほしい。
12月27日 本当に何にもない1日だった。家の掃除したあとはハリーポッターで暇つぶし。なんだかんだ3巻がもうすぐ終わる。MNCCの異文化適応の第4段階が気持ち悪いくらい書いている通りで、なんか涙でそうになった。あーもー本当あたし12月暗いわ。
12月の
月間レポート
〔学校生活〕
こんなに学校に行きたい、幾野が待ちきれない、とこんなに思った月はないほど恋しかったよ。よく話す、話しかけてくれる楽しいクラスもあれば、未だに話す人がいないクラスもある。今いる友達を大事にしつつ、後期で取る新しいクラス等、初心に戻って友達を増やしたい。
〔家庭生活〕
直接は衝突してないけど、精神的にはかなりすれ違った月だった。嫌なところも見えてきたし、私も無意識に嫌な思いをさせているのかもしれない。あらゆる場面で本音を言えていない自分がいる。辛いくせに、笑ってごまかす自分がいる。まだまだ全然家族の一員に慣れてないと実感した。
〔その他〕
特に冬休みに関して言えば、クリスマス等楽しい行事があったにもかかわらず、今までで一番落ち込んだり沈むことの多い月になった。大きな原因は本音でホストファミリーと接することのできないストレスと英語が上手く使えない不自由さが爆発した後のようなきがする。ポジティブな面で言えば、暇さえあれば本読んでたから、かなりスピードが速くなった。1月で折り返し地点。くよくよしてないで、会話する姿勢を身につける。
1月1日 新年は日本を思って日本語で!明けましておめでとうございます!一応夜中の12時まで起きてて、外から聞こえる花火の音が無駄に切なかった。(笑)予告されてて本当に良かった。人生で一番静かな新年。でも、夕方ホストファミリーとアイス食べに行って、Grandma迎えにいって、みんなでバイキングレストランに行った。そのへんは特別な感じがした。新年がやってきたんだし、気持ち切り替えて明るく行こう!
1月5日 シスターが運転の練習してて、ホストファザーがすごいガミガミ注意してて、将来運転したくないなとか思う。でもこのファミリーよくケンカするわりに数時間後にはI love you.とか言い合ってるから腰抜ける。(笑)明日からついに学校だ。待ちに待っていたとも言えるし、早起きはちょっと面倒くさい。日常が戻ってくる。2014年の初めだし、心も気持ちも入れ替えて元気に頑張る、よし!
1月6日 2週間ぶりの学校!仲の良い友達に会えたのは嬉しかったけど、多分見えないところでエネルギー使いまくったんだろうな。ボーリングの後、ホストファザーのお迎え待ってるときに眠りに落ちた!でもやっぱり学校に行くと楽しいことあるし、何より脳がどんどん刺激されているのが分かる。忙しいのがどれだけ幸せなことか冬休み実感したし、やっぱり外の世界に出ると色んな発見がある。家帰ってからはシスターとクーポン切り一緒にしながらいっぱい話した。最近自分から話しかけるようにしてたら、シスターもどんどん返事してくれるし、なかなか良い感じ!
1月8日 1限の時意見を言い合うディスカッションみたいなのをしたけど、アメリカ人って時々話しの内容が過激すぎてついていけなくなる時がある。特に今日のなんか本当に授業の一環なの?と思うくらい。先生が友達にはいっぱい聞いたけど、私には全く聞かなかったことから、やっぱり英語力で判断されてしまったんだなって、なんか落ち込んだ。でも、聞かれたところでパニックになって上手くいえなかったのは目に見えてるし、心の中で当てられなくてよかったと、ほっとしている自分もいた。授業のあとみんなは面白かったとか言ってたけど、私には刺激が強すぎてなんか気持ち悪くなった。アメリカ人って私が背伸びしても届かないような所にいる時がある。居心地が悪くて怖くなって、逃げたいと思った。放課後、ボーリングの後、バスケットの試合にバンドで出ることになってて本当に忙しかった。バンドで唯一話をする子のグループに一応いたけど、全然話さなかった。話すことがなかったし、英語が出てこなくて、それにもう疲れてた。バンドに行くのは自由参加で、でも行ったらなんか楽しいこと、良いことがあるだろうと思って思い切って行ったのに、結局反省だらけで帰ってきてしまった。嫌だーもう!本当にどうすればいいんだか。英語難しすぎ!人間関係築くのってこんなに大変だったっけ?クラスで意見言えないのも、2人きりになると居心地が悪そうな友達いっぱいなのも、作り笑いの日々も、残念ながら私の今の現実で、そろそろ本気で向き合わなきゃと思う。もう夢見てる場合じゃない。でも、反省ばかりだったけど、行こうって決めたことはえらいよね!そういう姿勢、大事だよね!
1月13日 シスターと同性愛者の権利について一時間以上語り合った。と言っても、8割はシスターの話で、話が止まらなくて、すごくいっぱい情報調べてるし、真剣にその人たちのこと考えてるのが全力で伝わってきて、なんか心打たれた。もちろん人口の違いもあるけど、アメリカにいると同性愛者やトランスジェンダーの問題が身近で、シスターの高校にもトランスジェンダーの友達がいるそう。一番感動したのは、シスターが将来的にyoutube等のメディアを使って自分なりの意見や彼らへの権利を訴えたい!って張り切っていたこと。15歳でここまで本気なのがすごいと思った。シスターのマシンガントークが終わった後、私が日本人目線での意見を言って、そこからシスターが日本の素晴らしさについて語り始めた。どんどん話が深くなっていって、価値のある会話をしてる感じがした。それにNamikoは日本人のイメージからすればよく話す方だよって言われて、嬉しかったな。そういう一言はいつ何度言われてもしみる。
1月24日 前期最終日で、今日で一緒のクラスが最後の友達もいて、なんか悲しくなった。そして、学校が始まってもう5ヶ月経ったんだという現実に驚きつつ、焦る。いつもこうやって日々を振り返る度に頑張ろうって気合を入れなおしてるけど、私はこの5ヶ月でどれだけ頑張れたんだろう。。。放課後はボーリングトーナメントに行って、私はサブだったけど、最後のゲームだけ参加してかなり緊張した!メンバーと輪になって話しているとき、Namikoが日本語はなしてるの聞きたい!っていわれて、ちょっと話したら、Wooow!!ってなって面白かった。
1月26日 ふと思ったことは、私アメリカに着てからのほうが全然遊んでないし、お金使う機会も減ったと思った。良いことだね!たぶんファミリーが外出るタイプじゃないのが大きいような気がする。ある意味今までで一番遊んでない年といえる。環境次第で人はどんな方向にも変わると思う。休みの日も家族に合わせて本読んだりしてるし、この努力が報われて欲しい。本当に頑張ってるんだよ。
1月30日 新しく取ったラケットスポーツの先生がかなり妙。指示と違うことしたら、私のこと”Hey, Japanese girl!” と呼んできて、私はその時ちょっとイラっとするくらいだったけど、後で友達が”That was mean”とか、racismだよ!って言って、ちょっとハッとした。その後も何人かに話したけど、みんなそれは問題発言だよ!って言ってた。。。
1月31日 時々、自分こんなに弱いんだって思う時がある。今日がそれ。ラケットスポーツの先生まじひどい。まるで私を馬鹿にしてる。英語分かってないとか論外、みたいな。リピートさせるなって態度がもう明らか。友達はいつも私の見方で、相当怒ってた。だから、放課後このクラスを何とか変更しようと思ってオフィスに行ったら、オフィスのおばさんがもうタイムリミットすぎてるから変更できないと冷たい言い方で、There is nothing you can do.とか言われて、悔しくて帰りのバスの中で号泣。もう見られてるとかどうでもよかった。ただ泣いてスッキリしたかった。家帰っても放心状態でボーっとしてた。でも、勇気出してこの話をシスターにしたら、その先生評判が悪くて有名な先生らしい。そして、私がこの話をする度に、みんな口を揃えてunacceptableって。これがアメリカだと思った。遵守に関する発言は、本当に命取り。それを先生たる立場の人が言ったということだ。ACにメールしても同じ反応。どうにかして授業を変更してくれるって。日本じゃまず起きない問題。私が人種差別の対象になった。
2月3日 朝からスクールカウンセラーと話してたら、ACが既にあのラケットスポーツの先生について報告してくれてて、めちゃくちゃ同情してくれて、絶対クラス変更してあげるから!って。ランチの時間変わったおかげでElenaと一緒!今日からやっとボーリングの練習がなくて、放課後の過ごし方についてプランを立てる。時間を上手く使いたいな。
2月4日 1限の時も、ランチの時もElenaといっぱい話して、すっごい盛り上がった。なんとなく、やっと気の合う一緒に笑える友達を見つけたような気がする。日本語教えるのも楽しい。フレッシュマンだけのクラス、本当に嫌だ。態度がガキ過ぎる。家帰ってからちょっと本読んだけど、途中で寝てしまう。。時々、今すべきことに疑問を感じる。効率の良い生き方をしたいなと思いながら、結局からまわりしてるんじゃないかって辛くなる。
2月5日 タイピングの授業で手紙について勉強してて、今日先生に日本のおじいちゃん、おばあちゃんから届いた手紙を見せたら、是非みんなとシェアして!って言われて、クラスの前で、その手紙見せて、住所の書き方の違いとかも説明して、うおぉ!ってなったのが嬉しかった。正直、発表も嫌じゃなかった。なんかチャレンジできたことが嬉しかった。
2月10日 なんていい日!ボーリングチームの食事会があって、最高だった!表彰状とかメダルとか思い出の品いっぱいもらって、あたしスピーチで号泣。涙もろくて困る。みんな駆け寄ってきて、輪になって慰めてくれて、写真もいっぱい撮って、サインとかももらって、ボーリングチームのいい締めくくりになった。小さいチームだったおかげで、水泳部の時にはなかった存在感を発揮できた。みんなには感謝でいっぱい。
2月15日 夕方までかなりボーっとしたり、ダラダラして読書しては寝る、を繰り返してたら夕方友達からドラマクラブの劇観に行こうって誘われて、シスターの友達が出演してるので一緒に行った。とても良い劇で、リフレッシュになった。
2月16日 Elenaと映画を観に行って、そのあとElenaの家にSleep overに行った。自分でもびっくりするくらい話が止まらなくて、映画館から家までバスに乗ったり、大雨の中歩いたりして、とにかくめちゃくちゃ楽しかった。Elenaのお母さんとおばあちゃんもすごい良い人で、静かで居心地のいい場所だった。日本語教えて!ってやる気満々。私の読書のために読みやすいファッション雑誌をいっぱいくれたり、夜中まで動が見て大笑いした!クラスのイケメンの話とか、むかつくフレッシュマンのこととか、友達らしい会話をいっぱいした。ホストシスターの友達じゃない人のところに一人でSleep overしたの初めてだったし、想像を超える楽しさだった。ちょっと大きな一歩を踏み出せてる気がする。何回もbest friendと言われたよ!Elenaは漢字の成り立ちとか、歴史的建物とかにも詳しくて、日本について語り合う度に、日本の良さとかすごさを逆に教わってる気持ちになる。最近学校の成績は下がり気味だけど、仲の良い友達が出来ただけで学校生活は随分楽しくなってきた。そっちの方が断然いい。
2月21日 やっぱりアメリカ史は難しいな。殆どの単語を調べないと分からなくって、調べても文章になると意味不明。英語のクラスのクイズは相当心配だったけど、思いのほかすらすら書けた!時間も余ったし、調子良かった。
2月23日 午前中はちょっとシスター達にイライラして、ノートに食べたい日本食を永遠と書き続け、50個くらい真顔で書きまくった。今思うと面白いな。(笑)でも、あの時はそれが一番の気の紛らわし方だった。ハリーポッターの4巻を読み終わった!!辞書並みの厚さなのに、2ヶ月以内に読み終わった!相当嬉しい!でも、話が複雑になりすぎてるから、次の本は、ハンガーゲームに切り替えてみようと思う。
2月28日 タイピングのクラスで、webサイトを作る企画をやってて、Elenaと良い感じのぽすたー作った。集会は恐ろしく暇だった。アメリカ史のエッセイは昨日家で3時間掛けて準備を頑張った分、下書きがスラスラと終わった。日本は3月1日で、私の友達は卒業式!同級生との思い出とか、卒業式とか全部逃してここにいる。価値のあるものにしないとやりきれない。ここに来なければ感じなかった嫌なこと、辛いこともある。でも、得たものもいっぱいある。明日から3月。自分自身が満足できて、誇れる日々を送りたい。
3月12日 今日もディナーの後ファミリー大喧嘩し始めし、居心地の悪さが半端じゃない。はっきり言わせてもらうと、今の状況完全に留学生を受け入れてる余裕があるように見えない。私のこと後回しなのはいいけど、頼んだことや質問はことごとく忘れられる。だから、心配事とか、相談するのさえバカらしく思えてしまう。これ、全然良い関係じゃないよね。出来る限り自分で解決できることは自分で解決しようとしてしまう。今この気持ちを誰会に言いたいけど、言えるのがACだけなんて。。。でも、1つ言えることは、学校が楽しくて本当に良かった。Elenaや日本大好きと言ってくれる人がいてよかった。
3月14日 放課後Elenaのスクールバスに一緒に乗って待ちにまったSleep over! 最高に楽しくていい週末になった。いっぱい映画観たり、ひらがなの練習したり楽しかった。夜は夜中までうわさ話とか、日頃のストレスを全部語り合ってちょっとスッキリした。バス乗って図書館に行った。読書家のElenaには本当に刺激をもらう。周りの支えや、親切さのおかげで今ここに自分はいるんだと思う。高校留学に友達は不可欠だと自信を持って言える。友達って、一番自分でいられて、元気をもらったりあげたり、たあいのないことで盛り上がれる存在。ホストファミリーとの日々は、今ちょっと「現実」という感じがしてします。けど、家に帰った時はなんか「Home」って感じがした。あと、Elenaと彼女のお母さんと話している時に、震災の時の日本人に感動したって。あんなに落ち着いて、効率よく行動できる日本人はすごい。こんな人種は日本人だけだよ。ってベタ褒めされて、日本はやっぱりすごい国なんだなって嬉しくなった。
3月17日 バンドのコンサートがあった!何と最初の曲が私のソロからの始まりで、緊張でおかしくなりそうだったけど、周りのみんなに頑張れって何回も言われた。私どれだけ青ざめてたんだろう!あがり症はやっぱり治らないわ!何でいつも私はこんなに自分に自信がないんだろうかね。でも、うまくいったし、先生もゴージャスだって言ってくれた!あがり症治らないなら、せめてもっと自分に自信を!自分が思っている以上にあたしはすごいよ!(笑)
3月18日 ACに頼まれて、短期のホームステイの生徒を受け入れるホストファミリーへの講習会にゲストとして行った。10組くらいの夫婦や親子がいて、その人達の前で、私は何故ここにいてとか、留学のきっかけ等自己紹介してたら話が止まらなくなった。いつものあがり症で相当緊張してたけど、みんな暖かい視線で聞いてくれて嬉しかった。やっぱり私は自分に自信をもっと持つべきだと思う。今日私がやったことは、誰でも出来ることじゃない。すごいこと!日米の文化の違いとか、受け狙いみたいなのも思いの外うまくいって、参加してよかった。ACはいつも私の救世主!ちょっと元気になった。今の自分を誇りに思って、自信満々でいたい!
3月19日 帰国日の連絡が来た。正直何の感情も湧いてこなかった。あー時が来たんだなーって感じ。多分まだ実感が湧いてないだけなんだろうけど。。。もうすぐ帰国でほっとする気持ちもあるし、残りの時間で自分に何が出来るかについて考えてみたりもした。良いことは勝手に来るんじゃなくて、自分で作っていくものだよね!自信もって、笑顔で!
3月28日 Happy Birthday to Myself!! なんと今日で18歳になるなんて。特に何も期待していなかったけど、学校ではElenaがプレゼントくれて、何人かにもおめでとう言われた。ファミリーは、ACが電話くれるまで気付かれなかった。(笑)まぁ、いいんだけどね。ACと学校のオーケストラのコンサートに一緒に行った。終わってからACの家に行くと、10日間の短期のホームステイに来ている子に会った。なんか2年前の私が思い出されたというか、あどけなくて可愛かった。私もたった2年前は、訳も分からずアメリカに行き、英語もままならず、でも自分が言ったことが伝わっただけで嬉しくて。そんな私も今となってはそれなりの日常会話くらいなら出来るようになってる。本当は、そんなことさえ難しいんだよね。いやー成長した!すごいよ!ドイツからの留学生もいて、ちょっと驚いたのは、彼女のアメリカ生活は思ったほど順調ではないらいこと。人は見かけじゃ良く分からないものだって思った。彼女がACに何でも相談しているのを見て、私もファミリーのことを相談した。いつもACと過ごした日は良い日になる。こんな大人になりたい。
3月30日 夕方から大規模な水泳の試合のボランティアにファミリー全員で行った。私はタイムを計る係りをやって、ちょっと緊張したけど、水泳チームにいた分なんか良い経験になった。アメリカってことある場所にいく度に、大量の食べ物やら置かれてて、やっぱり規模が違うなと思う。ボランティアした私達が残った食料品をもらえて、ファミリーみんな嬉しそうだった。

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